朝日新聞社は、慰安婦報道、福島第一原発事故に関わる「吉田調書」報道、池上彰氏連載の掲載見合わせなど一連の問題を受け、「信頼回復と再生のための委員会」を発足させました。18日に初会合を開きます。朝日新聞がもう一度信頼される新聞へと生まれ変わることを目指し、取り組むべき課題とその方向性を年内にまとめる予定です。

以上 朝日新聞DIGITAL 2014年10月14日17時12分
 『信頼回復と再生のための委員会発足』より抜粋



 朝日新聞は、記事のように内部3名に加え、外部から4人の有識者を参加させる、いわゆる第三者委員会というものを発足させ、社の再生策をさぐることになさったようだ。


 だが、この第三者委員会というのが曲者で、一応の提言が纏まるまで、全ての議論は棚上げとなる。


 つまりその間、体よく外部からの厳しい批判をスルーさせることができる訳で、「正式の提言が出されるまで、回答を控えさせていただきます」という言い訳が許される。


 まあ、「まだ判決に目を通しておりませんので、この場では意見を控えさせていただきます」というのと同じことだ。


 判決の方は既に出ているし、公開されるものだから、まだ良いが、朝日の第三者委員会からの提言は果たして公開されるのか、公開されたとしてもどれだけ公開されるかわからないという不確かさが残る。


 それに言いたくはないが、人選の基準は何なのだ? 朝日的人士をいくら集めても、従来同様OBの若宮啓文氏のように、ピントのズレた議論に終始するだけで、何の再生策も生まれはしない。


 もっと言えば、この朝日バッシングもブームとして行っている人士が多数いるはずで、委員会がごそごそやっている間に、飽きてしまう連中も多く出るだろう。だから、勘ぐればそこが狙いとも言えるのだ。


 おじさんは昨日今日のアンチ朝日ではないので、ブームに乗っているのではなく、千載一遇の批判のタイミングだから、厳しく、あるときは強烈な皮肉で朝日を叩くのである。


 朝日新聞を筆頭とする進歩的マスコミがどれほど日本を傷つけ、貶めたか計り知れない。今月号から『WILL』で佐瀬昌盛氏の連載がスタートした。佐瀬氏はおじさんなどよりずっと前から朝日を批判し続けて来られた人だ。興味のある方は一読されるといいだろう。