フィギュアスケートの女子ソロの部フリーで、浅田真央選手が自己最高得点を出したものの、前日のショートの低得点が響き、メダルに手が届かなかった。
ジャンプ・ラージヒルの葛西紀明選手にしても、完全な逆転だと思われたが、僅かな差で2位になった。
疑惑を招くのは特典が発表されるまでの時間が異様に長かった点である。審判は飛形点を入れるだけである。距離は別の審判がジャッジする筈だ。
飛形は最高点と最低点をカットして合計する。また距離はK点を60点として、前後へプラスマイナスするようだ。
他の選手は5秒ほどで得点がTV画面に出る。なのに何故、最後だけそんなに時間を要したのか。
一つ推定されるのは、風による加減とスタート地点による加減であるが、これもプログラミングされている筈である。それが公平かどうかは別として、このたびの競技はこれで行くとなったら機械的にはじき出せばいいだけである。もしそれが実情と大きく異なるのであれば、終わってから見直せばいいだけである。それに全選手同一条件の筈である。
見直しはお得意の筈だが……。
ジャンプで日本の成績が良くなると、身長を基準にして一定の割合にお決めになった。その甲斐あって、日本のジャンプ人は極端に不振に陥り、多くの選手が選手生命を断たれた。
おじさんは、その遠因はノルディック複合で萩原健司選手がワールドカップで優勝を重ねた事にあると見ている。
ノルディック複合のチャンピオンというのは、日本人が想像できないぐらい欧米では尊敬されるようで、小柄の荻原が勝つのはジャンプが上手く、それで得た差で逃げ切るからだ。という理由で、距離の付け足しの感覚であったジャンプが見直されるきっかけになった。
視点を変えれば、荻原を如何に勝たせないかに知恵を絞り、編み出した名案が身長との関係である。当然それはジャンプの方にも適用しなければならない。ジャンプも強くなってきたし、一石二鳥と言ったところか。
その後、萩原は健闘はするものの、パタリと優勝は途絶え、ジャンプも今年葛西 紀明が優勝するまでW杯の優勝があったのかどうか、調べていないから分からないが、低迷を続けていたことは確かだ。
言いたくはないが、人種差別がないと思っている人は、よほど感受性が鈍いか、お人好しかである。葛西が待たされたとき、ああ、これで葛西の勝ちはないとおじさんは思った。
差別の事を頭に置きながら、冬期オリンピックを観るのもいいよ。結局、ヨーロッパスキー大会が北米を加えて競技をしていたものがオリンピックになったと思えばいいんだ。
勝つまでは喜んで参加させてくれるが、優勝が続くと違う違うと規則を見直す。F1もそうだった。プジョーやフェラーリが何連勝してもレギュレーションの見直し論議はおきなかったのに、ホンダエンジンが1年間勝ち続けると、観客が面白くないからなどという理由で、すぐさま変更をしてきたものだ。
まあ、どんな競技でも審判の主観は入り込む。やはり、諦めるしかないのか。
しかし、ジャンプのテレマーク姿勢という不自然な形は怪我を生むと思う。今大会はテレマークに重点が置かれていた印象があるが、これはきっと、飛びすぎてテレマークをとる事が出来ない高梨沙羅選手の影響だと思う。
もうその理由は改めては言わない。
※ 公開したつもりだったのに、今見ると書きかけで残っている。
完全に時期がずれてしまったけれど、可哀想なので日付を
新しくして公開させていただく。
新しくして公開させていただく。