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MSN 産経ニュース 2013.9.24 10:07

 JR北海道が異常を放置していた問題は、鉄道事業者としての安全意識と責任感が希薄化していることを浮き彫りにした。識者らは「もはや鉄道事業者としての資質にもかかわる」と問題視する。JR北で今、何が起きているのか。

 保守技術伝承できず

 JR北の鉄道路線計約2500キロのうち、半分の約1170キロがローカル線の「地方交通線」だ。幹線も人口密度の低い地域を走っており、大半が不採算の赤字路線とされる。


 全文は下記で

 ⇒ http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130924/crm13092410080002-n1.htm

 ⇒ http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130924/crm13092410080002-n2.htm

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魚拓

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 震災時からこちら、東電のお馬鹿ぶりにも腹が立ったが、このたびのJR北海道も開いた口がふさがらない。


 記事にも書かれているように、赤字路線や気候の厳しさなど同情すべき点は多々あるけれど、だから安全は二の次でいいという理屈にはならない。


 それほど詳しい事は知らないが、かつて国鉄時代、労働組合は左翼系の組合と、労働者のための組合に二分されていた。当時は馬鹿げたストなどをやってスト権ストなどという言葉を使って、労働者の権利というより、社会主義革命を標榜していたと記憶している。


 その後、働きもしないそいつらの作った膨大な借金の大部分、たしか25兆円余りを政府=国民が負担し、分割民営化され後は、残りの借金を応分に負担することで各社、新規にスタートした。


 当然、地域によって経営の見通しが楽なところと、苦しいところはあった。


 おじさんに言わせれば、そんな事は初めから分かっていることで、JR北の一番の原因は、労働者の質が一向に改まっていない事だと推測する。つまり、国労の残党がまだ旧態依然として巣くっているのではないか。


 乗客の安全のための装置ATSを壊した職員がいるそうだが、一体、それで誰が得をするの?


 左翼系の人々の可変しなところは、昔から自分の職場がどれほどダメージを受けようとも、信条を貫くところだ。何かいいことのように聞こえるかも知れないが、おじさんは逆に、肝心の会社が倒産すれば労働の場がなくなり、給料が入らなくなるにも拘わらず、労働争議に明け暮れるような誤った本末転倒の信条を貫く連中の事を言っている。


 JR北の場合のATS破壊行為は、顧客の安全という大命題を二の次にし、自己の思想信条だけを貫く姿勢がかつての国労を彷彿とさせ、もしやと考えたのである。


 博愛とか友愛の精神というのも、元首相の鳩山の薄ら馬鹿が使いだしてから、滑稽味ばかりが先に立って大いに迷惑しているのだが、左翼系の思想家が自らの生命を抛(なげう)って他人の命を救ったという話を聞いたことがない。


 キリスト教徒や昔の日本人なら、その類の美談は掃いて捨てるほど転がっている。しかし、逆に将来、利用者が死ぬか大怪我をするところを助けられるかも知れない安全装置を、おそらく労働者の権利等の獲得・保全の為という理由で、平気で壊せるのである。


 これは、あくまでもおじさんの妄想で、国労の息がかかった残党がいると想像しているだけである。しかし、あながち外れているとも思わない。そんな理由でもない限り壊す輩がいるとは思えないからだ。


 かつて労使の紛争をしている企業そのものが倒産しても労働者の権利を最優先するといった事件を幾つも読んだので、安全装置を壊したという事件を耳にしたとき、反射的にそう思ったのである。


 そこには国民の為という左翼系の人々の大好きなフレーズとは裏腹に、労働者の権利の為には国民の安全が脅かされても構わないという論理矛盾の姿勢が見え隠れする。まるでデジャブである。


 階級闘争、労使の対立という苔むしたイデオロギーからしか世の中の事象を見ることが出来ない人々の典型的、象徴的行為である。


 国交省は単に通り一遍の表面的指導をするのではなく、今後、経営者が、原因となる職員の資質を糺せるよう強力な後ろ盾となれ。