話が横道に逸れそうになったが、今度は属性を戻さなければならない。



 どうしたらいいんだ。何だか面倒になってきた。



 フォルダオプションに隠しファイルを表示するという項目があったと思うが、おじさんのPCは元々そういう設定をしている。



 そこも変えられているんだろうか。



 こいつがどこまで悪さをしているのか、正体を知るところから始めるべきだ、という天の声が聞こえた。


 で、検索しようといざ単語を入力する段になって、あのプログラムの名前を知らないことに気づいた。 (゚_゚i)



 たしか System なんとかだと思ったが、サーチいや違う、system a から入れていき、google さんに探して貰うことにした。



 幸運なことに、c を入れたとたん、ぞろぞろと候補が出てきた。system check だ。



 幾つか読んでみるに、こいつはマルウエアというものに分類されるタイプで、怪しげなサイトばかりではなく、真面目なサイトからも感染するそうだ。


 
 その日、おじさんがやったことと言えば、フリーメールのチェックと、無料レポートからのプレゼントをダウンロードするためにそのサイトへ行ったことと、詐欺商材確認のため、リンク先のレターを開いたことぐらいだが、そのいずれかのサイトが感染していたのか。



 このPCは、おじさんが通常使っている物ではなく、日頃は本業の作業に割り当てているので、前から潜んでいたという事はなさそうである。



 セキュリティーは全てのPCに備えているし、何かウイルスが入りそうになると、瞬時に隔離か削除してしまう。



 通常は、五月蠅いほどメッセージが出るのだが、今回はさっぱり気がつかなかった。


 結局、マルウエアの駆逐の顛末は、Trojan Killer という15日間無料のソフトのお世話になり、フォルダごとの非表示を表示させる作業は免れたということになる。


続く
2012/2/12 改行回数及び字句一部訂正