近くの神社で晴れ着を着たお子さんを連れてるご家族をよく見ます。

 

そうか、もう七五三なんですね。

 

以前は11月に入ってからお祝いされる方が多かったと思いますが、

 

最近は何事も早め早めにするのかな??

 

まあ遅れるよりは早くしてあげる方がいいかな。

 

それにしてもこういう子供絡みのイベントを見るにつけ複雑な気持ちになってしまう私…。

 

なぜなら、3人の子供たちの行事のほぼ全てにトメが大きく関与してきたから。

 

はっきり言う。子供のイベント、本当に楽しくなかった。

 

タダの義務感でやってた感じです。

 

七五三で思い出すのは、晴れ着のこと。

 

私は次女の晴れ着以外は選んでいません。

 

普通はさ、お母さんが色々見て娘と「コレはどう?コッチもいいよね?」みたいのするでしょ。

 

私一切そんなのやったことありません。

 

…だってウチのトメ、勝手に買ってきちゃうから。

 

長女の時はその当時仲良かったババ友①(今はケンカして絶縁)に

 

「呉服の展示会の招待券貰ったから行かない?」とトメにお誘いがありまして

 

なんだかよくわからない○○の会みたいなやつに行き、

 

そこでトメ、黒地にウサギ柄の七五三の晴れ着を一目で気に入り即決。

 

私に全く相談なしでした。

 

展示会の新作とやらでめちゃくちゃ高かったらしい。

 

このころトメはウトが早期退職し、退職金が入ってたのでお金に余裕がありましたから

 

「アンタ達にお金出させたわけじゃないでしょ!買ってやるんだからいいじゃないの!」

 

とトメなりの考えのもとに行動したんでしょうね。

 

でも、私としては初めての子供、しかも娘の晴れ着を相談もされず勝手に買ってこられて

 

嬉しいとは思えなかった。しかも黒。芸者かよ・・・

 

んで、数年後今度は次女の七五三の時。

 

この時トメは結構退職金を使いこんでおりほぼほぼ貯金はなかったと思います。

 

けど、ウトの保険を解約したりして何とかしのいでいた模様。

 

なので長女の時のような思い切った買い物はとてもできなかったんでしょう。

 

トメも私も長女の着物を着せてあげればいいと考えてましたが…

 

いざ、試しに着せてみると黒地の着物は肌が浅黒い次女にはまったく似合わずガーン

 

(これが赤とか黄色とかピンクならまだなんとか可愛い雰囲気にはなったと思うんですが、

 

なんせ黒。本当にどうしようもないくらい似合いませんでした)

 

コレはレンタルするしかないかな~…と思ってたら、

 

その当時のババ友②(今は鬼籍)が経営するリサイクルショップに「掘り出し物があるから

 

見に来ない?」との連絡が入り、次女を連れてトメと私でお店に行きました。

 

見せていただいた晴れ着は確かに良いものでした。

 

鮮やかな黄緑色で次女の肌の色も気にならないし、なにしろ帯から付属品から

 

髪飾りに至るまで全て揃っていたのでコレは本当に掘り出し物でしたね。

 

どういう経緯でその店に来たのか、もとは誰のものだったのか。それは全くわかりませんが

 

ウチにお迎えしたいと思える品物でしたので、「これがいい」と言いました。

 

初めて自分で決められたのが次女の晴れ着でした。

 

トメ「揃いでいくら?」ババ友②「トメさんだから安くしとくよ。7000円でいいよ。」

 

えっポーンポーンポーンちょ、ちょっと安すぎません?

 

いくらリサイクルだからと言っても7000円かぁ~~トメはホクホクでしたが

 

私は長女との余りの差にちょっと複雑な気持ちでした…。

 

さてその数年後、末っ子長男の七五三…これが最悪でした。

 

その頃、毎週のように我が家に遊びに来るようになっていたウト姉&妹。

 

ウトは兄弟姉妹が多くて付き合いがとてつもなくめんどくさかったんですけど

 

この頃は1人欠け2人欠けしてまして、隣の町に住むウト姉(超金持ちだけど超ワガママ)

 

&…コバンザメの妹とは結構頻繁に行き来するようになってました。

 

んで、そのウト姉お気に入りの呉服屋がいまして。

 

ウト姉は月1くらいで着物や宝石をそこで買っていたらしいんだけど、

 

たまたまウチの末っ子が七五三だって気がついちゃって

 

ウト姉「なら私のとこの出入りの呉服屋紹介してあげるわ!トメチャン、ウトチャン!!

 

そこなら品物いいから安心よ!!ねっ!そうしなさい!はいっ決まり!!」

 

イヤ、品物良くても買う金がねーよ滝汗滝汗滝汗トメの目泳ぎまくってましたねww

 

んで翌週私も末っ子も抜きのジジババ連中で呉服屋にGO走る人走る人走る人走る人

 

もはや私完全に諦めモード…何買ってこようがOK以外の選択肢はないんです。

 

…帰宅後トメは「あ~あ、結局ウト姉さんが『コレがいい!』って言ったヤツに決まっちゃった。

 

私はもっとほかのがヨカッタのに~~ウトが何にも言わないからいけないんだむかっ

 

どうやら高い着物をウト姉が推してそれに決まってしまったのが不服だったようですが、

 

私、今までず~~~~~っとアナタからそれされてますけど~~~??

 

てか誰も「ママの意見も聞いてみよう」的な発言無いんですね。ホントそういうとこイヤ。

 

1カ月後出来上がった晴れ着はクリーム色っぽい下地に鷹の柄の羽織に黒地の縦じまの

 

袴でした。もはや何の感激もない…。金額もどうでもいい…。

 

とりあえず「わ~素敵~~良かったね~末っ子クン~~」って言っときましたww

 

孫フィーバーされているジジババの皆さんに言いたい。

 

確かに孫はかわいいでしょう。気持ちは分かる。

 

息子や娘の経済的負担を少しでも減らしてあげたい。これも分かる。

 

でもさ、親を差し置いて何の相談もなく決めるのはおかしい。

 

決めるのはアナタ達ではない。親なの。無視するなよ。

 

アナタ達はもう人生の終盤なんですよ。ちょっとはサブに回ろうとは思えませんか。

 

息子も娘もお金がなくても無いなりに我が子の成長を祝うつもりです。

 

「そんなんじゃ安っぽい」「もっと盛大にやりたい」それこそ勝手な意見です。

 

そんなに孫にお金をかけてあげたいなら親である息子や娘にお金を渡せばいい。

 

「お金を出してやる代わりに自分たちの思い通りにしたい」ってのは全く持ってお門違いです。

 

随分と昔の話でしたが、今でも忘れられません。

 

子供たちの成長を喜ぶべきお祝いなのに、私には素敵な思い出はありません。

 

きっとずっとこのままでしょう。