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◆課税強化で相続税の課税割合、8.0%へと大幅上昇?

◆課税強化で相続税の課税割合、8.0%へと大幅上昇?

 

 

●国税庁がこのほど公表した2015年分相続税の申告状況によると、2015年中に亡くなった人(被相続人)は、過去最高だった前年2014年(127万3004人)を1.4%上回る129万444人だった。

 

このうち相続税の課税対象被相続人数は、2015年1月以後の相続等から基礎控除額の引下げ等が行われた課税強化により、同83.2%増の10万3043人、課税割合は8.0%(2014年4.4%)とともに大幅増加した。

 

●2015年から課税強化され課税割合が注目されていたが、8.0%は前年より3.6ポイント増加して、4%強で推移していた過去10年間では最高の割合となり、相続で税金がかかるのは100人に8人となった。

 

また、相続財産価額から被相続人の債務や葬儀費用などを差し引き、相続開始前3年以内の生前贈与等を加算した相続税の課税価格は、14兆5554億円で前年比26.8%増加し、税額も1兆8116億円で同30.3%増とともに増加した。

 

 

●ただし、被相続人1人当たりでみると、課税価格が前年比30.8%減の1億4126万円、税額も同28.9%減の1758万円とともに減少した。これは、課税強化によって新たに課税対象となった多くの納税者がいることを物語る。

 

また、相続財産額の構成比は、「土地」が38.0%と約4割を占め、「現金・預貯金等」が30.7%、「有価証券」が14.9%、退職金や生命保険などが含まれている「その他」が11.0%、「家屋」が5.3%の順となっている。

 

●前年と比べ「土地」は3.5ポイント減少したが、「現金・預貯金等」は4.1ポイント増加し、平成に入ってから最高の構成比となった。相続財産に占める割合が高い土地の評価はいまだ低迷し、課税強化によっても相続財産の課税価格が基礎控除額(「3000万円+600万円×法定相続人の数」)内でおさまるケースが多いことになる。

 

2011年分から平均路線価額は算出していないが、前年の2010年分は1994年を100とすると、49に低迷している。

 

●もっとも、1994年でも課税割合は5.2%だから、もともと相続税の課税割合は低いともいえる。2013年度税制改正では、相続税について、課税ベースの拡大と税率構造の見直しが行われた。

 

具体的には、2015年より、相続税の基礎控除について、改正前の「5000万円+1000万円×法定相続人数」を約6割に引き下げるとともに、最高税率も55%に引き上げられており、課税割合の大幅な上昇につながったとみられる。

 

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◆ブームよりトレンドを追え

ブームよりトレンドを追え

「太陽が照れば塵(ちり)も輝く」――とゲーテが言うように、太陽の光は分け隔てなく全てを輝かせる。だが、あまりに日照期間が短すぎたのだろうか。太陽光を生業(なりわい)とする事業者が利益の収穫に苦しんでいるという。

東京商工リサーチが十二日に発表した調査結果によると、二〇一六年に発生した太陽光関連事業者(ソーラーシステム製造・販売、設置工事、太陽光発電による売電などを展開する事業者)の倒産件数が前年比二〇・四%増の六五件となり、調査を開始した二〇〇〇年以降で最多を記録した。

負債総額も同一三・五%増の二四二・四億円と過去最高を更新した。

上半期(一~六月)の倒産件数(三〇件)が二〇一四年の年間件数を上回ったほか、下半期には上半期をさらに上回る三五件が発生。十二月は単月最多の一〇件に上り、「時間の経過とともに増加をたどっている」(東京商工リサーチ)状況だ。

倒産件数を原因別に見ると、「販売不振」が半数を超え最も多い。次いで「事業上の失敗」「運転資金の欠乏」が続く。太陽光関連市場を成長分野と見て多くの企業が参入したものの、実現性の低い安易な事業計画による見込み違いで倒産するケース、思い描いた受注を獲得できずに行き詰まるケース、また売上高の急激な拡大の後で一気に受注が減り資金繰りに窮するケース、つなぎ資金の欠乏と在庫負担で収支バランスが崩れ、資金繰りが破綻した事例が目立ったという。

同社が十三日にまとめた一六年の全国企業倒産件数は八四四六件と八年連続で減り、バブル期の一九九〇年(六四六八件)以来の水準だ。全産業では企業の〝少死化〟が進むだけに、太陽光関連業界の倒産急増は際立つ。

太陽光システム市場は、二〇〇九年に太陽光発電の余剰電力買取制度が開始され注目が集まり、二〇一一年の東日本大震災を機に固定価格の全量買取制度(FIT)へ変更されて以降、短期間で急成長。一気に有望市場としてもてはやされた。

しかし現在は買取価格の度重なる引き下げや相次ぐ新規参入によって業界環境は激変している。「山高ければ谷深し」との相場格言があるように、上げ幅が大きいときほど下げ幅もきつい。そして「一朝にして得たものは必ず失うのも早い」(日経ビジネス編『会社の寿命』新潮文庫)ものだ。ブームの波に乗っただけの膨張は、短期で収縮を招きやすい。

「企業繁栄の寿命は三十年」。事業の採算期間は短いだけに、企業は常に成長市場を探索し、そこへ参入していくことが欠かせない。

が、その成長市場の見極めが非常に厄介だ。経済学に「ブームバストサイクル」という理論がある。自由主義経済のマーケットでは、バブル(ブーム)が必ず起き、最後に崩壊(バスト)するサイクルを繰り返すというものだ。

熱狂する成長市場ほど膨張し、破裂する危険をはらんでいる。特に、メディアが「成長市場だ」と騒ぎ立てる分野は危うい。すでに多くの参入企業がひしめく「競争市場」となっている可能性が高い。

流行には、期間の長い「トレンド(傾向)」、短い「ブーム(流行)」、一時的な「ファッド(気まぐれな熱狂)」という三つがある。ブームやファッドを追ってはならない。見極めるべきはトレンド、すなわちニーズの大きな流れを捉えることである。

□ 京都で生け花がとても綺麗なので、写真を載せてみました。

 

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◆米国流「ハレ」のおもてなしと日本流「ケ」のおもてなしの違いは?






◆米国流「ハレ」のおもてなしと日本流「ケ」のおもてなしの違いは?





●「おもてなし」という言葉が話題になって久しい。2020年オリンピックの招致プレゼンで使われて以来、さまざまな場面でおもてなしという言葉が意識的に使用されている。





その日本流おもてなしの本質を、米国流おもてなしと比較して考察してみたい。米国のおもてなしの本質は、サプライズにあると筆者は考える。





プロポーズや誕生日、結婚記念日などに周りの人たちも巻き込み、サプライズ演出で派手に祝う習慣がある。



いわゆる非日常である「ハレ」の場面でのサプライズが、米国のおもてなしの特徴であるといえる。



一方で日本のおもてなしは、「ハレ」の場面でのサプライズにあるのではなく、日常、つまり「ケ」の中にあると筆者は考える。



●外国人が日本に到着してまず驚くといわれる、ごみひとつ落ちていないきれいな街並みや、清掃が行き届いたピカピカの公共トイレは、サプライズではなく日常の習慣からもたらされるおもてなしである。



また、礼儀正しい接客や品質が安定した製品・サービスも、当たり前のことを当たり前に続けることによって実現したおもてなしであるといえる。




つまり、日本流おもてなしの本質は、こういった当たり前のことを当たり前に続けるといった習慣にあるのではないだろうか。



人口減少社会を迎えたといわれている日本において、現在注目されているのが訪日外国人観光客を対象としたインバウンドビジネスである。




増加する一方の訪日外国人観光客に対して、今後は自社のブランドをいかに認知させ、高めていくことができるかが重要なテーマとなってくる。



●「モノ」を提供する時代はすでに過ぎ、今後は「コト」――つまり、価値を提供することがポイントとなってくるのは間違いない。






自社の製品・サービスがどんな「コト」を提供しているのか、あらためて考えてみてはどうだろうか。



当たり前のことを当たり前に続ける習慣を通じた価値を提供できていれば、自社の製品・サービスはおもてなしを提供できているといえよう

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