ウチは入れない。実機の印象はあまり良くなかったようで。しかも全社の風潮で400分の1スペック機の導入が控えめになっているからだ。
400分の1スペック機とはバトルタイプのハイスペック機。「ウルトラマン」(京楽)くらいからこのスペックが登場。その後爆発的な人気を博した「花の慶次」(ニューギン)が代表格。最近の人気機種では「北斗の拳」(サミー)とか「牙狼(GARO)」(サンセイ)。
ハマリになったら青天井。10万円位投資して戻りゼロはザラ。但し、ツキだしたら止まらない。20万円リターンもザラ。そんな荒スペック機なんて一部のユーザーしか求めない。金持ちしか打てない。
今後、「レインボーマン」(三共)、「ブルース・リー」(高尾)、「ウイングマン」(サンセイ)など続々デビュー予定。この状況を作ったのは「花の慶次」。そのヒットに気をよくした各メーカーが調子こいて似たようなハイスペック・バトル継続タイプ兼モード変換タイプを続々市場に投入した結果が今である。しかもメーカーが競争するように早急に開発を進めた結果、出来の悪い機種が溢れる嘆かわしい状況。
だが、メーカーに良い事ばかりは続かない。トップの把握している情報では400分の1ハイスペック機の登場はもう無くなるそうだ。背景には当局の締め付けがあるらしい。射幸心を著しく煽る機種の導入はまかりならんという訳だ。いつの時代もメーカーもホールも当局には平身低頭。仕方ないか。
人気のある質の良いアニメーションがパチンコ・スロットになるのは良いが、何でもかんでもタイアップしていったら逆に出来の悪い機種が原作のイメージを悪化させかねない今の状況。どうなることやら