読むだけで嫌な気分になる本・・・でも出来は素晴らしい【神無き月十番目の夜】飯嶋和一著(河出書房刊)をまだ読んでます。 水戸藩草創期に起こった大量虐殺事件。これに脚色を加えて仕上げてます。読むだけで人生が嫌になり、落ち込みます。人は罪深いものです。 水戸藩史上、闇に葬られた事件。今でこそ旧藩の切れ者みたいに人の口にのぼる伊奈備前守が、実は残酷無比みたいに描かれる。 江戸時代ってのは何の人権も自由も無い暗黒時代。働かないごくつぶしみたいな侍を養う為に農民が搾取される時代。 これ書いてて嫌になった・・・