今日、店にかつて出禁にした不良客が来た。
丁度一年半前、台を押して傾斜を変える連中が来ていた。確証が無いので様子見でいたのだが、或る日、現場を従業員がバッチリ見たのだ。台の傾斜を変える事はゴト行為の一つである。
当時同僚だった者とストアが対応。警察を呼んで大騒ぎになった。○暴まで来て大騒ぎ。
そして今日、ひょっこり現れやがった!従業員のインカム報告により現場に急行。知ってる知ってる!あの人相の悪いオヤジだ!単身、早速対応に入った。
「お客様、以前当店でのご遊技を御遠慮頂くようお話ししたと思うのですが」
「なんだ、おめえ!ちょっと外出ろ」
(正面入り口外で話し合い)
「出禁なんて法律ねえんだよ。ぐだぐだ抜かすのかコラ!」
「法律ではなく遊技約款に基づいてお話ししてます。ですから当店でのご遊技は御遠慮下さい」
「ああ!?なんだてめえふざけんだねえよ!トラック突っ込ませるぞ!」
「それは困りますね。とにかくご遊技は御遠慮頂きたいのですが」
「おめえんとこが営業してっから悪いんだっぺえ!遊ばせねえっちゃあっかよ!」
「これまでの経緯がありますよね?」
(ここで興奮して俺のネクタイを掴み、引っ張る)
「何をするんですか?どうしてこんな事するんですか?傷害ですよ?良いんですか?」
「上等だコノ野郎!オマワリでも何でも呼んでくればよがっぺ!」
「良いんですか?」
「何だコノ野郎!おめえの帰り待ち伏せして外人に襲わせっと!良いのが、こら!おらは堅気じゃねえん
だど、コラ!」
「ああそうですか。お怒りの気持ちも分かりますが、とにかくご遊技は御遠慮下さい」
(ドカン!と、ここでドアを蹴る)
「俺ぁあだま(注:頭)悪いがら法律も何もわがんねえよ!グダグダうっせえなぁおめえ!ぷっ殺すど
コラ!おめえ店長が?」
「いいえ。アシスタントです。ストアは不在です」
「だったらエライのでもなんでも呼んで来ぉよ、ああ?!直接話しさせろよ、んで」
「では話しを聞いてきますので、ここは寒いでしょうから中のベンチへどうぞ」
「うっせえよ。聞いて来るだあんめえよ。呼んで来ぉよ、ああ?!」
「そうですか。では話して来ます。お待ち下さいますか?」
「ああ。どごにもいがねえよ。とっとと行って来ぉ!」
(低脳な茨城弁丸出し!)
俺は正面に見張りを付け、一旦事務所に戻って2階級上の上司に相談。そのまた上の上司に相談。結局、警察呼んで対応してもらう以外無いと結論が出た。
さて電話しようと思ってたらそのバカヤクザオヤジは勝手に帰ってしまったのだった。
ホッとしたものか、楽しみが無くなって残念なのか、複雑な心境で業務に戻った。
さて、そのオヤジは本物の暴力団(もしくは右翼団体)の三下だそうだ。全く怖くないと言えば嘘になる。しかし、ここで曲げては今後、禍根を残すと思い、何とか踏ん張った。
ああいう連中はいつも言う事同じだ。そう。最後は殺すと言ってくる。脅しにピイーっとなってビビッて方針を曲げれば簡単に付け入ってくるのだ。
善良客を守り、従業員を守る。因果な商売であるな。
しっかし胸糞悪い一日だった!コンノヤローーーーーーーーッ!!!!!