拝啓 岡田有希子様 あなたが消えてしまってからもう何年経ったでしょう。 わたしのどこかではあの時のまま、何かが止まってしまったまま。 同年代のアイドルだった人たちがTVに出てましたよ。まるで同窓会のように。 もしもあの時、宿命が違っていたら、きっとあなたも何らかの形であの中にいたはず。 わたしの師が言いました。志を受け継ぐなら、きっとその人は自分の中に行き続ける、と。 ならば、あなたはわたしを含めたたくさんの人々の中に行き続けているのでしょう。そう信じます。