富士山登頂 | ガラス紙

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1人暮らし日記。


初・富士山に登ってきました富士山


去年行きそびれたのでリベンジでした。



ま~~~大変だった!






一緒に行ったのは計8人。


富士山経験値はさまざま。






7合目辺りで気分が悪くなった人の回復を待ったり、登山道が


渋滞で(大人気のため混み混み) 滞ったりしながら


えっさほいさ。





8合目くらいで同行者の携帯に『マンモス逮捕』の一報が。


富士山てメールも電話も通じるんだそうです。




9合目、標高も高くなりどんどん低酸素低気圧の悪条件に。


ですが、止まってれば空気が薄いとは特に感じず。


しかし不思議なことに10mでも進めば息が苦しくて進めず・・・


とてもハードです。




岩だらけなので這って進むこと多し。


直立が不可能な場所が意外に多いです。


着用してた軍手のボロボロ具合にびっくり。





やっとのことで頂上到達!!





結局登りで9時間を要しました。


夕方5時から登り始め、次の日の午前2時くらいまで。

その頃にはかなりの疲労と睡魔が・・・


+極限の寒さ。


真冬程の気温の上、遮るところのない強風にさらされて限界!




そしてつい居眠りをしてしまう。


これが命取りでしたドクロ





睡眠中は無意識に呼吸が浅くなり、恐れていた高山病に・・・・・


頂上までならなくてラッキー音譜とか思ってたのもつかの間、


すごい吐き気に襲われ、あまりの寒さに体調も崩れ、無言。


終始無言。


時々トイレ。


気持ち悪すぎてご来光そっちのけ。


ひたすらトイレとおともだちトイレ




“高山病になるので眠くても寝るのはあきらめましょう”


というガイドブックの言葉の意味を痛感。


山の厳しさをひしひしと感じる。





早く下山したい。


頂上でじっと待つこと約3時間。


ご来光とかもうどうでもよくなる。


午前5時、やっと下山。。。




の前に、人!人!人!の山を掻き分ける!!


頂上はご来光目当てのツアー客でごった返してもう


満員電車のよう!



モッシュモッシュの嵐を潜り抜けやっと下山道へ・・・







結局7.5合目くらいまで気持ち悪さが取れずに苦しみました。



ものすごく景色は良かった気がするんだけど、もう必死すぎて


あんまり目が向かなかった。




下山道は砂利に足を取られてすごく足元が不安定で。


足の力が残ってないので踏ん張れずすぐ転びそうに。


そして道が単調。単調。単調。つまらんー。



しかもトイレ少な!



でもなんだかんだで3時間程で降りて来ました。


(行きと違って早いなぁ)








もろもろ大変すぎて記憶があいまいです。





でも幸い、気候にはかなり恵まれました。


雨一滴も降らなかったし、いい具合に太陽が隠れて日焼けも


全然しなかった。




登りの途中では、青空がのぞいて雲海 入道雲も星空 星空


ばっちり見れた。


遠くの稲妻 カミナリも、河口湖の花火 花火も、満月 雲月も、


眼下に広がる夜景も きらきら  しっかり拝んで来ました。








綺麗だったなー光







いろいろ悔いは残るけど、頂上に行けただけでいい。


ほんと、一生に一度は!と思っていたので大満足です。






登れば人生観が変わるだとか、価値観が変わるだとか


いろいろ言いますが、そんなもんそう簡単に変わらない・・・


と思います。





でも、日本で一番高いところから見る光景がどんなものかを


知ることが出来て良かった。


苦労して見るだけの価値があると思いました。





体力と気力に自信のある方。


かなりおすすめです。


帰宅後2~3日は筋肉痛で歩く速度が3倍になりますが。





ガラス紙


唯一、まともな写真。


写真撮る元気は登りの7合目で途絶えました・・・





帰ってきてから2日後、往復で利用した高速が地震で崩れる


という事態に。


世の中何が起こるかわかりませんね。


行くのが一歩早くてよかったです。






こんな大変なとこもう2度と行くか!!



とその時は思うものの、




次の日には、もう1回くらいなら・・・


いや、7合目くらいまでなら・・・





となぜか思ってしまう。


魔性の山/Mt.fuji・・・・・