香川照之、こわすぎ

「あの人私のお父さんじゃありません。」これ本当でした。

充分堪能できます。退屈せず最後まで、みてきました。
香川さんの演技が、ぶきみで最後まで、引っ張ります。
まさに、「ぞっとするさま。ぞくぞくするさま」=クリーピーでした。


「日野市一家三人行方不明事件」・・を調べることになった西島さん
刑事をやめ、犯罪学者として大学で講義をしています。
刑事じゃないのに、なぜ調べるか・・・・ちょっと、ここが複雑。

竹内さんは、西島さんの奥さん役。何んの変哲もない引っ越しの挨拶
にお隣へ

ここで隣りの香川さんの、ぶきみさが初登場。
歩き方もヘンで怖いんだ!! うまいよ。サイコパスって、あんな感じ
かもね。ここから、徐々に引きこまれていきます。

みんなだんだん洗脳されて、香川さんから離れられなくなって
いくの。
薬づけにされたり、サイコパスからの洗脳。なんで逆らえないのと
私はイライラしましたが、身体は薬に弱かった。

彼は専門家だもの逃げられるはずがないんです。

精神力ってイザと言う時に大事だね。


あと、自分たちが殺した人間をふとん袋のようなビニール袋に
入れて
圧縮するのも、怖い映像でした。
布団が圧縮されるでしょ。あの中に人間が入ってるの。いや~~。


最後は、西島さんにも・・・・薬が注入されてしまう。

もう誰も味方がいなくて、洗脳された西島・竹内夫婦はいったいどう
なっちゃうん
だろうと思ったら、ちょっと予想した結末でしたが、やっと
ひと息つけました。


日野市の失踪事件の犯人も、香川さんなのですが、この結末がはっきり
しないで、映画が終わってしまうところが、「おや~」とは思いましたが、
最後がとにかく
一気に解決しちゃうから、仕方ないってこともあり。


推理小説が好きな人は、観にいてもいいかもしれません。



公開後、数日なのに、観客が10人いなかったというところに問題あるかも。


原作本(前川 祐)のストーリーは、もっと入り組んでいます。
東出昌大(刑事)のもと妻が、日野市一家行方不明事件の
生き残りだったとか、更に複雑怪奇になるみたいです。