事件は解決しましたが、重い終わり方でしたね。
観おわって元気になるって言う映画ではないっすね。


この電話ボックスが、全て物語っています。

なぜ雨宮だけが、犯人の声を聴くことになったか前編を
観た方は、わかりますね。そうです、録音するスタッフ
幸田がミスを犯して録音ができずにいたため、証拠は残らず、
犯人と話をした雨宮だけが、脳裏に残った犯人の声を追って
いく事になります。
警察の隠蔽交錯には、本当にガッカリしました。

その後、警察のミスは「幸田メモ」という呼び名で、隠蔽されて
いたのです。

しかも警察が不祥事を犯したことによって、長官の退職後の再就

職先(天下り)に影響が出るということでの隠蔽。

警察って、こんな汚い組織なのが、ほんとに腹がたちました。


罪を犯した犯人も、被害者も、事件の事は忘れてるわけがない
んですね。
罪を忘れされるわけがないと言う事です。

事件から14年がたったけれど、関わる人の時間は止まっていた。
人しかも、小さな子供を殺した人は、何十年たったとしても、その
罪を背負って生きている。


雨宮は14年かけて、電話帳から、犯人の声に出会ったのです。
1件1件電話をかけ続けた。 見つけたときには、喜びと疲れで、
ただただ泣きました。


指名手配犯は、そんな想いで逃げているのでしょう。
時効が15年というのは、その気持を引きずって悩み、生きてきて
償いはできないとしても、苦しんだという証しで時効にしてもらえる
のかもしれません。


小田和正の主題歌もいいですが、サントラもいいですね。