アーサーの周りの人々が、もっと大きな愛を注いであげていたら、ジョーカーには
ならなかったように思った。
全米興行収入226億円とかニュースしてたけど、けっこう心重いし、後味悪かったな。
でも、あのゴッサム・シティのバットマンの敵ジョーカー(ジャック・ニコルソン)
とは違うイメージだった。
年とってて、暗くて、ちょっとヘンでキモかった。ピエロのメイクもちょと・・・・。
母と二人暮らしのアーサーは、ピエロのバイトで生計をたてていた。母を
愛する精神病患者。アーサーには、市からの援助で薬も支給され、心療内科的な
カウンセリングも受けられていたし、こんな愛ある家族で親子関係は良かった
はずだったのに。。。
銃を手にした頃から、アーサーの人生が負の方向に向いてくの。ひどいものだった。
ちょっと精神を病んでいて、夢はコメディアンなんだけど、バイトでピエロをやってるの。
(ちんどん屋さんみたいな仕事かな=ちんどん屋さんそのものが死語だったかしら。)
ちゃんと仕事してるのに、子供たち(悪ガキ)から商売道具の看板を奪われ、壊されて、
仕事の邪魔され、殴られて、けっこうゴッサム・シティのこわっぱは、悪いガキ。
そんなクソガキにいじめられて、世の中を恨んだ。金持ちを恨んだ。
ちょっとしたきっかけで、バイト先の友達から銃を預かるんだけど、これが
間違いのはじまり。ちょっと病んでる人に、危ないものをもたせちゃはダメだね。
・地下鉄の中で絡まれていた女性を救おうとして、自分の病気(笑いが止まらなく
なる病気)、電車の中で大声で笑い出して、3人で地下鉄に乗ってた女性を
からかっていた証券マンにからまれ、アーサーをからかい、殴る・蹴るの連発。
とっさに3人を銃で殺害。まず、ここからが負へのはじまり。
・自分は市長候補の偉い議員さんの隠し子と母から知らされ、実の父に会ってみると
それは母の嘘で、自分は虐待を受けていた私生児で、養子縁組をその議員さんが
仲介してくれて、母の子になって助かったものの義理の父の暴力がひどく、母は精神
病院、アーサーはどこにいたんだろう。(嘘つきの母を恨み、入院中の母を殺害。)
・小児病棟のアルバイトで、隠し持っていた銃はポケットから落ち、子供たちが
騒ぎ出し、そんな仕事にクレームが出され、会社を首になる。(銃を渡した友達を恨み殺害。)
ひょんな事で出演したTV番組ので、インタビューされた憧れのスターを殺害。
(TVで、ほんとの殺人が全国ネットで流れてしまって好視聴率になったんじゃないかな。)
ジョーカーはただの殺人者。ちょっとハイアンドローにすれば良かったなと思っちゃいました。
マイ評判に騙されましたわい。心クラ重くなるんだもん!!