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どこ歩いていてもすぐに見つかるもの、それはカフェ。

カフェはデートスポットであり、バックギャモンやカードゲームをする遊び場だったり、

シーシャをふかしながら、ちょっとした時間つぶしだったりで、日常的に利用されている。


その店舗数は角を曲がればあるほど。

基本的に男達が集まり、とりあえずカフェでなにやら話し込んでいる。

エジプシャンにとって貴重な社交場のような感覚もあるのかもしれない。


そして驚いたのが、ごくたま~に女の人もシーシャをふかしていた事。

大都市カイロだからこそなのか、近代化がムスリムを変えたのか……。

というか、実はみんな家で吸ってたりして。


不良です。




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      <味のある壁>                 <歴史も乗っかって、他では真似できない作り>


宿のすぐ近くのこのカフェには、いつも通っていたのに、毎回最後の精算では決まってボろうとしてくる。

もう顔も覚えてて値段も知ってるのに、絶対最後の精算でやってくる。

結構ありえない事だけど、それでもシーシャの吸い応えが最高の

この雰囲気のいいカフェに行くのが楽しみだった。


「シャイは2ポンドでも3ポンドでもなく、1.5ポンドだっつーの!」 (25円の戦い)


精算時に必ずモメ続けた店…どこまで通えばなくなるのか知りたい。



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基本的にエジプトの夜は長く、深夜近くになっても道に人が歩いてて、治安も決して悪くない。

そんな夜中、宿を出るとすぐ目の前には果物屋が並んでいる。

どこにでもある風景と思いきや、この果物屋の数件は、深夜になっても閉まっているところを見たことが無い。

コンビニの原点は、もしかしたらカイロの果物屋からはじまっているのかもしれない。



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ある日、同じ宿だった道産子コンビで"OLD CAIRO"という地区に行った。

名前の通り歴史あるエリアに属しているオールドカイロ。


ここで最初に目に付いたのが、なんとクリスチャンの教会。

バリバリのイスラム教国で、これは意外な展開。

恐る恐る、中に入ってみると…キリストがいる!!


しかし、女性は頭巾をかぶり、

内装も純粋なキリスト教のものとは少し違っているように見える。

どうやらコプト教と呼ばれるものらしい。


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入り口の洗練された扉と壁の模様。

これはイスラム形式。


絶対にMIXされそうにない宗教同士のチャンプルー具合が新鮮だった。



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少しスラムのような雰囲気が漂うオールドカイロだが、歩いていると気さくにいろんな人から声をかけてもらえる。

奥に進めば進むほど、ちょっとクタビれた古い町並み。


上の階から紐で繋いだカゴを垂らして、子供にお使いを頼んでいたり、

ボロボロのゲームセンターに少年がたむろしていたり、

得意の昼間っからなんにもしていない人オンパレードだったりでなかなか刺激的だった。


居住区も見れたし、帰ろうかな~と、思っていたら、

さっきまで「金くれ、金くれ」言ってきたガキどもが遠目から石を投げてきた。


何発か足にヒットしたので、威嚇するも、ケラケラ笑って動揺しない。

まったく腹立つぜ。かわいい悪ガキどもよ。


さらにその帰り道、ちょっと立ち寄った場所でエジプト人とサッカーが始まる。

おっさんだろうが自分のミスを絶対に認めない、何が何でも負けを認めないエジプシャン。

彼らと勝負をするなら、その日一日潰れる覚悟が必要だぜ。



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帰りの地下鉄を降りると壁に子供達の絵が描かれていた。


色使い激しいし、全員まったく趣向が違う。

なんかよく分からんけど、エジプトの子供は"弾けてる"ってことだけは伝わった。



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カイロの道を歩いていると、こんなスーパーカーもお出まし。


好きな人にはたまらんでしょう。



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ピラミッドなどの観光地に必ずいるMrボールペンマン。


噂に聞いてた通り、観光地にいる係員はこの顔で日本のペンをおねだりしてくる。

なぜペンなのかはわからないけど、日本製品は相当なブランドらしい。



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果物屋にカメラを向けると、人差し指を左右に振って、「ダメダメ~!!」

最近、何にカメラを向けていいものか戸惑ってしまう。


特に人は大変。

撮らしてもらうもんだからね。





<<お待ちかね食部門>>




エジプトといえば……YES、コシャリ!



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コシャリとは、


エジプトに代表される庶民の味。

ヨーロッパのパスタ、アジアのライス、アフリカの豆を混ぜたものの上に揚げた玉ねぎチップ。

そこにトマトソースをぶっ掛け、お好みで酢をかけて食す炭水化物の祭典。

エネルギー補充重視型の一品。


エジプトの土地柄的に各地から集合した炭水化物をぶち込んでメニューにしたという、まかない料理的発想。


結構おなか一杯になるSmallサイズで約3ポンド(50円くらい)。

質より量を求める体育会系旅人には強い味方。




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ある日の昼飯。

エジプトの庶民の飯は、こんな感じ。


全然うまい。


エジプトの食生活はものすごく楽。

ケバブなどの屋台は多いし、コシャリ、ファラフェル、ピザ、揚げ物サンド、ラザニア、モツのサンドイッチ等など。

特に感動したのが、サンドイッチを頼むと付いてくる漬物。

酢でつけたカブの漬物は完全に日本の味だし、人参なども漬物になってるから野菜不足解消にもなる。


屋台風の店の多さと、種類の豊富さ、安さ……。

食に関してはこれほど楽に過ごせる国も珍しい。


少し太れてよかったエジプト食紀行。



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八百屋で発見、珍しい白ナスビ

八百屋でビックリしたのが、種類に限らず重さで量り売りしていること。


例えば、トマトだけを3kg買うのと、トマト・キュウリ・ナスビ・たまねぎを混ぜて3kgで買うのでは値段一緒。

もちろん全種類ではないだろうけどほとんどがそんな感じ。

これは、ライバル他ならない八百屋革命。



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いつもお世話になってたコクテ~ル

2ポンドで食べられる、ささやかな幸せ。


エジプトの人のみならず、イスラム圏の人は甘いもの大好き。

酒が禁止されていたり、公で飲めなかったりする分の欲求が

甘いものにぶつけられているのではないかと思う程。


どこのスイーツ屋さんも、いつも満員御礼。

映画以外に娯楽らしい娯楽が見当たらない場所では、甘いものを食べることは立派な娯楽に思える。



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そして最後に挑戦した食い物……そいつはハトポッポ!


欧米では割とポピュラーな食い物らしいが、そんな文化わが国にはない。

「ピジョン」とえば通じるハト料理。

出てきたのは、まさかの丸焼き状態&中に米を詰めたパンチ力抜群の一品。


顔を近づけると、独特の燻製っぽいニオイがする。

肉薄の表面をかじると、結構パサパサして淡白。


完食させていただきましたが、もういいかな(苦笑)





ナイス経験 in EGYPT










ルクソールからカイロ行きの電車に乗車。

座席シートが取れず、乗り込んだ後に購入した乗車券のみでカイロに向かう。
序盤は適当に空いてるシートに乗れていたものの、徐々に追いやられ、最終的には通路に座り込む事に。


約12~13時間の道中、電車に乗っているエジプシャンに好奇心のまま接してもらい楽しいひと時を過ごせた。
ある人と少し挨拶を交わしただけでパンをもらい、それを見た別の人がシャイを持ってきてくた。

食べ終わると、すかさず挨拶代わりにたばこを差し出す別の青年。

通路で話込んでいると人が集まって来て、なんとかコミュニケーション。


その内の小さな少年が突然ポケットから小銭を出してマメのお菓子を買おうとしてくれていた。
慌てて、「ありがとう、ありがとう、気持ちだけでいいよ!?」というふうに伝えても、

少年はお金を支払い、満足そうに差し出してくれた。


天井から水が漏れた時には、知らない人が慌てて荷物を移動してくれ、
荷物や服が濡れたと見るや、ポケットティッシュがどこからともなく出てくる。


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                           <世界の車内から>

      

         <子供を含め、ここにいる全員からパン・シャイ・お菓子・たばこをひっきりなしにもらった>



ルクソールでの出会い。

そして、ここでも素朴で盛り上がりやすく、フレンドリーなエジプシャンとの出会いがあった。

アラビア圏の凄いのは全員他人同士だけど、昔からの友達のような雰囲気に一瞬でなれる事。

最終的にはうるさすぎて、係員に怒られて移動させられる始末。

そのうち少年はまた、会いに来て嬉しそうに笑ってくれた。


移動中を見ても、知らない人同士が話し込み友達になるのも容易な人たち。
盛り上がりどころがあると、黙って見ていられない飾らない気質。
打ち解けるまでが早く、一度打ち解けると黙ってられない人たち。


観光客とばかり接している人たちだったり、お金が絡むと難しいこともたくさんあるけど、
それはモロッコ、ベトナムでも過剰にあったこと。


むしろ、ごく普通に暮らしている人たちは、素朴でわかりやすく親切な人たち。

"今はそっとしてあげよう"なんて姿勢がまったくないアグレッシブな
コミュニケーションに四苦八苦しながらも、笑顔で接してくれる人たちのおかげで
エジプシャンの良い部分を垣間見れたのが嬉しかった。



いろんな人からたばこをもらい続け、いい加減吐きそうになった頃、電車は再びカイロに到着した。


少しカイロ堪能の幸せな時間を過ごして、

いよいよカイロでやらなくてはいけない事…それはイエメン行きの準備。

まず、滞在1ヶ月を過ぎてしまったので、エジプトビザの延長後……


23日、日本大使館へレター申請。
24日、レター受け取り&イエメンビザ申請。
25日、イエメン1ヶ月ビザGET。

28日、エジプト → イエメン → エチオピア行き航空チケットをGET(約350ドル)。 

    出発は3月2日。




こっから旅のペースも一気にスピードアップの予感。





久々にバックパックを背負い、

ダハブからバスに揺られること確か16時間ぐらい、古代遺跡の町ルクソールに到着。



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エジプト観光目玉になる町なだけに、ここある古代遺跡の数はケタ違い。


ガイドブックには丁寧にランキング付けされているほどで、
よほど興味があり勉強した人でなければ、観光しながらその歴史背景を把握するのは厳しい。



観光地を訪れるとき、
感動したかったり、何かを感じたい場合は事前に二通りの準備があると思う。


一つは、何も情報や知識を入れず、いきなり見に行って感覚で捉える。
一つは、そこにあるものの歴史や意味を知ってる上で見に行き、イメージを膨らます。


ルクソールにある古代遺跡の場合、知識があるとないとでは大きな違い。
ここでは間違いなく後者の方が楽しめると思う。



町の中心周辺でも、学者などが石を削り発掘・研究をリアルタイムでしている。


さすがエジプト。



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ルクソール内にある神殿。
ショートカットをしようとして間違って壊れかけの柵を越えたら、突然現れた古代遺跡。


入場料払ってるみなさん、すいません。

なんもわからんけど、これぞTHE EGYPTって感じ。


ガイドといろんな国籍の団体さんの絵もまたTHE EGYPT。


確かに凄い迫力で「うぉー!」ってなるけども、
砂漠に似合う石造りの遺跡の楽しみ方が今だ掴めない。


もしかしたらこういったのは、じいちゃんになってからの方が合うかも。




というわけで、ここルクソールで最も印象に残ったのは、エジプト式の結婚パーティー。
その国の人にとっての楽しみ方を一番分かりやすく知れる場所こそ結婚式。


夜の町を歩いていると、偶然馬車の群れに出くわした。


大量の人だけでなく、一種異様な盛り上がりも乗っけた馬車が次々と目の前を通り過ぎていく。
慌ててビールを買い込み、地元の子供達や女の人を乗せた馬車に飛び乗る。


観光客の姿が見えなくなり、地元の商店街を馬車で抜けていく。
すると背の高い建物に囲まれた狭い一本道の路地から歌と打楽器の音が聞こえてきた。


煙が混じりの空気が立ち込める怪しい空間に…いました、出ました、結婚式会場。


この独特の雰囲気、もしこれが旅をはじめたばかりだったら、チラッと見て速攻で逃げていたかも。



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今まで運良く何回か参加できた結婚式。


バングラデッシュは、甘いケーキと徹夜爆音とともにダンス。(途中棄権)
マリでは、打楽器とママによる動物的アフリカンダンス。


そして、ここエジプトは……嗜好品オンパレード。



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路地の中心に設置された小さなステージには音楽隊。

そこが仕切りになって男性サイドと女性サイドに分かれている。


女性サイドでは、ダンスをして、健全な楽しみ方をしているらしいが、
男性サイドでは、一部ダンスしている人を除き、この国にある嗜好品が楽しまれていた。


エジプト流正装なのか、ターバンを巻いた渋いおっさん達が並んでシーシャ。
挨拶代わりにタバコのやり取り。
小さな円の中心にはラスタ草。
そして、イスラム教徒なのにガンガンビール。


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一瞬、最上級の暇つぶしとも思えたが、これがルクソールで見た結婚パーティー。


この場においては、宗教的な意味よりも己の欲望が圧勝しているようだった。


男性人からあまり祝ってる雰囲気が感じられない自由すぎる姿に驚かされて、

また新たに結婚式の概念が覆された。



建造物の観光より、やっぱり大きいインパクト。カルチャーショック。
古代遺跡・世界遺産の町ルクソールは、着いた初日の夜に見たエジプシャンの結婚式で満足。



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        <意味は「工事中」?>                 <さて何屋でしょう>


遺跡巡り熱もだいぶ冷めたものの、せっかくのルクソール。


その他にやったことと言えば、
ナイル川の対岸でロバ車に乗り、普通に住んでる人の村を通り、静かな荒野で夕日。


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ロバ車で畑の合間を疾走していると、走って荷台に乗ってくるツーリストポリス。

歩いている仲間を大声で冷やかすポリスのオッサン。

そして適当なところでタダ乗りして、笑顔で帰っていく。


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辺りを見渡すと、サトウキビ畑、小麦畑、商店、そして遠目から見える遺跡。


外国人でごった返すルクソールではなく、

普通に住む人たちにとってのルクソールを少しでも感じれたことが嬉しかった。


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旅人の会話の中で、「ルクソール、人はクソだ」とか「いきなりケンカになった」とかトラブルはよく聞く。


今回、"世界的にも人の質は最低レベル"とまで言わせるスークを何度か歩いたが、

少し構えてただけにちょっと拍子抜けした。


もちろん、嫌味な捨て台詞や、過剰な請求、どこで覚えたかわからん汚い日本語、過剰な絡みなどはあったが、
特別なストレスになるほどではなかった。


ちょっとしたお金のトラブルは、お互いが話し合うという姿勢になってさえいれば、
事前にでも、その場その場のやりとりでもなんとかなる。

話にならないなら、財布はポケットから出さなければいい。

すると、また交渉になる。



今回、運良くルクソールでは居心地のいい人ばかりと出会えた。
それだけで、この町が好きという理由になる。


どんな観光地にも地元の人の生活はある。


世界遺産は、また興味が湧いたときに。



自分に合う旅ができたルクソールでの日々。