12日早朝、雨がしとしと降るコロンビア国境の町・イピアレス。
当初予定していたバスではなく、タクシーを捕まえ一気に国境へ。
<エクアドル国境>
手際のいいコロンビア側出国をあっさり済ませ、歩いて目の前のエクアドル側イミグレーション。
コロンビアの出国側はサクサク進むのに、なぜか異常に込み合い、長蛇の列になっているエクアドル入国手続き。 エクアドルとコロンビアの差を感じる。
事前に込み合うと聞いていて、かなり早めに国境に到着したつもりだったけど、なんやかんやの手続き合計で3時間。入国スタンプを押されるとき、一杯になった他国のスタンプに興味深々の検査官。
無駄にドキドキさせられてしまうわ。
入国後まず目指すはエクアドルの首都であるキト。
国境で待機しているコレクティーボに乗り込み、キト行きのバスが出ているTulcanへ向かう。
乗り合いバスの中では、隣に座ったおばちゃんからの質問攻めでいつもの展開。
「どこからきたの?」
「どこへ行くの?」
「どこでスペイン語を習ったの?」
「地震はどう?」
「ジャッキーチェンは?」
車内でみんなの注目を浴びながら、中継の町Tulcanへ。
<コロンビアと比べて突然くたびれた雰囲気>
TULCANに着いて、間髪入れずキト行きのバスのチケットを買って、しばしレストランで朝食。
朝食を食べていたとき、あるフランス人と話す機会があり、
10年前にもエクアドルを旅していた彼に、現在と過去の比較を聞いてみた。
「物価がものすごく高くなってきている。しかもこんなに安全じゃなかった。バスに乗るたびに誰かがものを取ろうとしてきたけど、今はそんな頻繁じゃない。」
う~む…ありがたい時期に旅行できてるわ。
一向に来ない朝ごはんを待っていると、
今度は2人組のエクアドル人B-BOYが、ラジカセ片手に店内で即興ラップを始めた。
なかなかうまい。
確かに慣れているが、ウザイ!
頼んでもいないのにテーブルを次々と周り、そこに座る人の身体的特徴やら、
皿に盛られた朝食を指差し、スペイン語でリリックを刻む。
「HUEBO!」 (たまご)
「NUEVO!」 (新しい)
みんな「メシ食ってるときにやかましいわ~」って顔して、もちろんチップはなし。
エクアドル……楽しめそうだわ。
猛烈に動画を撮りたかったけど、100%せびられるチップが嫌でだまってみていただけ。
そんなしょうもない時間を過ごしながら、
コロンビアより明らかにくたびれた&ほんのり体臭香るバスに乗り込みキトまでの5時間の道のり。
キトまでの道のりではっきりしたのは、コロンビアに比べると家、道路、看板など明らかにくたびれていること。
そのまま経済力の差になっている。
途中バスが急停車。
思いっきり乾いたとうもろこしとパンを片手に乗り込んで売り込みにくる黒人のおばちゃんの姿も。
キトに近づくにつれて、信号で止まるたびにモノ売りが乗り込んできて、乗客に売り込んでくる。
その売り込み方も独特で、まず全員に歯ブラシなどの売りたいものを乗客のみんなに配りだし、
配ってから、大きな声でその商品が如何に優れているかを大きな声でプレゼンする。
買いたくなったらそのまま返品せずにお金を渡して購入。
いらないなら商品を売り子に戻す。
この、まず一回みんなに配るってのがよくわからなくて、「くれんの?」って思って困惑してしまいがちだけど、
このやり方案外売れていたのが意外だった。
そのまま持っていかれる心配がないからこそできるこの商売方法。
失礼ですが案外常識ある人達が多いんでしょう。
約5時間後に首都のキトに到着。

