22日早朝、
ビルに囲まれ、ロクに看板も出ていない台湾の宿で、
いつも通りパンパンに膨れ上がった荷物をバックパックに詰め込んだ。



旅行者との絡みがまったくなかった最後の訪問国・台湾。
たった一人で旅を始めて、一人で旅を終える。
まさに一人旅にふさわしい最後の時間。


日本が少し溶け込んだような台湾。
帰国後受けるであろう環境のギャップをフライング気味で味わいながら、100%自分だけの時間に身をゆだねながら来るべき時を迎えた。

ブーツの紐を締め、壊れかかったバックパックとともに灼熱の台湾中心部を歩く。
いつも通りたどたどしく空港までのチケット買い、見ず知らずの人と同じバスに揺られる。


旅の終焉に対して、気持ちの焦りも、突発的に高まる感情もなく、
ただ淡々といつも通りで向かう空港までの道。


空港のチェックインを済ませ、飛行機に乗る直前の待ち時間。
静かに押し寄せてくる達成感と満足感。
静かに実感する旅の終わり。



飛行機に乗り込み着陸が近づいた頃、
図ったように用意されていた窓側の席から、突然目の前に飛び込んで来た日本の大地。

そのときは不思議と、
日本に帰ってきた感覚よりも35ヶ国目に降り立つような感覚のほうが強かった気がする。
過剰に感傷的にならず、いつも通り、静かにゆっくりと。





そして、


約3時間のフライトの末、7月22日16時未明。


ついに日本上陸。






ただいま!






五体満足




完全燃焼












我、帰国セリ