アグラ行きの電車で知り合った長期インド滞在中の相方のプランに乗っからせてもらい、
アグラから約130Km離れたマトゥラーという町へ行く事に。


このマトゥラーという町、
実はヒンドゥー教の7大聖地の一つでビィシュヌ神の化身であり

神様NO.1モテ男&美男子と言われる"愛の神クリシュナ"生誕の聖地。


ここは是非ご利益いただきたいもの。



とりあえず、ローカルバスで聖地マトゥラーに向かう。
その車内でインド歴の長い相方がインド人の謎めいた面白い動きに気がついた。



       『読んでないページの新聞は、勝手に取って黙って戻す』



前の席で一人新聞を読む人。
すると横から何も言わず手が伸び、他人が他人の新聞を勝手に取り出す。
取られたほうもリアクション特になし。
読み終われば適当にヒザの上に投げて置く‥‥



今度は後方にいる人が、隣にいる見知らぬ人を使って、前で読んでる人の新聞を取らせる。
そして自然に手元に他人の新聞が流れてくる。


"他人のもの(新聞)を、他人を使って手元に持ってくる"


どうっすかこの流れ。
持ってかれたほうも、使われたほうも動揺一つなし。


インドって、ほんと懐深いわ。



感心もあれば難アリ。


そんなこんなでバスに揺られていると、突然後ろからゲロ!
後ろからゲロ普通飛んでくるか!?、
しっかし派手に飛んできたわ。白いのが‥‥

バカ殿の企画かと思ったわ。


後ろ見たら、子供の切なくも涼しい顔が目に入って、言葉失う。
左半身モロに食らって、ヨーグルト色のゲロまみれ。


一人じゃなくてよかった‥‥


黒Tシャツにゲロ模様をつけたジャパニー、いざクリシュナ生誕の聖地へ。



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               <門の前には若者からお年寄りまで、ズラリと列をなす>



門で行われている聖地のセキュリティーチェックは、国境を越える時のチェックを上まわる厳しさ。


もちカメラもNG。

そして外国人が見当たらない。


何度も体をまさぐられ、荷物検査の末、越えたゲートの先には意表をつかれテーマパーク的なノリの銅像。
アニメキャラクターみたいなクリシュナが笛を吹き、その周りでうっとりする女性陣。
ディズニーランドみたい。。


気を取り直して、高台にある寺に行くとそこにでっかくそびえたつクリシュナ神像が。


周囲の人が両手を上げ、みんなでなにかを唱えて約10秒くらいで神様像の前で勢いよくカーテンが閉められ、
門が閉められ、最後には頑丈そうなカギがつけられた。


個人的なイメージでは神様の銅像というと、どこか地味で黙ってしまうような奥深さと霊的な何かを
感じさせるようなものだと思っていた。


しかし、ここで見た神様は、やはり派手!


そして丸みを帯びた体系からかどこかアニメっぽいような印象。

なにより驚いたのは、その神様を取り囲む人の熱気。


神様の門が閉まる数秒前には両手をあげ、耳が痛くなるほどの叫び。

ここはほんとある意味宇宙でした。

人々には笑顔もあり、雄たけびあり、静かに手を合わせたりもあり、

自由に、派手に、静かに、疑いもなく信仰。


さらに生誕したと言われる岩にはとんでもない人の行列が。

額に飾られたクリシュナ神の子供時代の写真?絵?

神様が有名人扱いのこれにも物凄い違和感を感じたけど、周りでひざまづいてお祈りしてる人や、

後ろから必死に割り込んでくる人もいたりして、やっぱり疑いようのない絶対的な存在なのだ。


ほんとヒンドゥー教徒にとって神様はポジティブなものなんだと感じさせる。

よくわからんけど、行楽地かと思わせるようなくらい、人々の表情は穏やかで晴れやか。


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                       寺の近場にあったPhoto屋さん

               よく見るとモデルの写真が神様だったりするのが、また面白い



外国人&観光客が見当たらないヒンドゥーの聖地に初めてきたけど、その熱気たるや凄まじい。

自分としてははっきり言って異次元の世界。


あの受けたインパクトと感情を言葉に起こすがほんと難しいところ。

なんか神様がアイドルのようにも感じた。


神様のストーリーを見てると、ミスも犯すし、ドジもするし、なんか人間味のあるというか身近に思える

ストーリーをそれぞれ持っているっていうのも不思議な感じ。


ヒンドゥーの聖地に揺られ、またヒンドゥーの事がさらに不思議に思うようになった。

結局日本人が彼らの気持ちを100%理解することはできないんだなと感じた。


ならば、無理にわかろうとせず、自分なりの見方でヒンドゥー教を捉えるでヨシ!

っていうのが結論かな。



にしても、ほんと懐深いわ。