バラナシを7/28夜に出発してカジュラホには7/29の昼に到着した。
バラナシを出て、カジュラホでの最初の夜を迎えるまで、あったこと思ったこと。



まず、バラナシを出発して電車で中継の町・SATNAに向かう。
列車の時間が夜11:30。
もうとっくに来ていいはずの列車はダイヤがめちゃくちゃに狂っていた。


ある列車が来て「SATNA行きか?」と人に聞くと、「そうだ」というので乗り込もうとするが、
そこを通りかかった駅員?警察?の人に聞くと「違う」という。
慌てて降りて、周囲に聞きまくるとSATNA行きではないという。


インドの列車は来たものがどこ行きなのか、非常にわかりづらい。
つらーっと到着して、つらーっと出発していく。
掲示板の列車番号もめちゃくちゃ。

アナウンスなし。


とにかく短い停車時間で乗ってる人間&周囲にいる人間に聞きまくる。
列車には自分の載るシートの張り紙がしてあるんだが、
その張り紙のある場所を探すのに、勘でスーパー走る。
周りに旅行者がいればみんなに聞きまくる。


なんとか乗ったら乗ったで、次には俺が座るはずのシートに必ず人がいる。
すると、そこにいる奴は「ここはおれのシートなんだよ」とか涼しい顔で言ってくる。
おれが持ってるチケットを見せて「ここは俺の場所だ」ともちろん主張する。
するとそいつは、「おれのチケットもここの席だから、お前隣のとこで寝ろ」という。


重い荷物と人間に囲まれイライラメーターが上がってくる。


「お前のチケットを見せろ」というと、薄暗い中見せてきたチケットには、自分の手書きで
おれのシート番号を書き込む始末。ここでやっと無理やり退かせ自分の場所に収まる。
やっと寝台の横になれたと思っても、白い目で俺をずっと見つめる奴発見。


そうかい。そんなにおれの荷物がほしいのかい‥‥。


わかり易い熱視線を浴びながら、なかなか眠れぬ夜。。。


アナウンスなしでいきなり到着する電車。
到着予想時間から周囲の人に聞いたり外を眺めて目的地か判断をする。




朝方、乗り換えの町・SATNA到着。


外で待つリキシャは相変わらず旅行者が行きたい所をすでに把握しており、
「カジュラホ行きのバスタンドか?」と、聞いてくる。


リキシャグループは多種多様だが、中には英語の話せるおっさんが交渉役で、そこで話しをつけて
リキシャを派遣というシステムを導入しているグループもある。


ガイドブックの持ってない&情報ゼロのおれは、はっきり言って駅から乗り換えのバススタンドまでの
距離がわからなかった。そんなときはとりあえず聞いてみる。


「ここからカジュラホ行きバススタンドまでHow much?」


すると、「How much you pay?」と高い確率で聞き返してくる。


そんな時は"おまえはいいから、他にお願いする"という第一回目の揺さぶりをかける。
すると、「ちょっと待て」という空気になって、今回の場合は「40ルピー」と言ってきた。


ある場所では4~5Kmの距離を20ルピーそこそこでいけてしまうだけにリキシャで40ルピーは
明らかに足元を見てる感じ。

だけど正直距離もわからないし、他のリキシャと比べてセリ落とす

時間もなかったのでとりあえず「20ルピー」と言ってみる。


すると、リキシャーマンは"それは無いぜ"みたいなリアクションを決まってとってくる。
ここから徐々に差を詰めて結局、面倒になって30ルピーで落札した。


乗った後に思ったのは、距離的には20ルピーの距離。
たかが10ルピー、20円と思うかも知れないがこれが10回続くと100ルピー。
一般のホテルの従業員の給料で月2500ルピーだから、インド人的な感覚で一般の給料の25分の1は
日本のサラリーマンの立場に置き換えると、約10000円レベル。


ある程度その国の通貨価値で物事を考える。
でなければ、もうとっくに旅は終了して日本に帰っているだろう。




さてさて、バススタンドに到着するとまたしてもイレギュラー事態。


事前に得ていた情報だと、ここから直接カジュラホに行けるはずだが直通便は彼ら曰くアクシデントらしい。
ホントかウソかわからないからバススタンドカウンターに行っても、めんどくさそうに、
「途中で降りてカジュラホまで行け」という。その途中からカジュラホまでの距離も人によっては

5km、10km、15kmとえらい違い。そしてみんな自信満々。


大概チケットはバスの前に突っ立ってるおっさんが発券しており、時刻表などなし。

情報はその辺の人に聞くしかない。

しかしここでも言う人によって情報が微妙に変わったり、なんか信用しずらい状況になっている。


なぜなら、もしその後に直通のバスがあろうとみんな自分のバスに乗せようとするのは当たり前で、
その周辺の人も恐らく仲間意識で同じく答える可能性が高いからだ。
案の定、おれより先に到着していろいろ話しを聞いていたフレンチはどうしていいかわからず迷っていた。


この確かな情報と思えるものが何も無いのが、本当に大変。
言ってる人の雰囲気が信じれそうか否か。それがすべて。


そこに一人の日本人が、ガイドブックを持って登場。
食いつくようにそれを見るが、直通のバスが何時何分にあると書いているだけ。
地元民はそれはもうないという。


もうラチが明かないし、何キロ離れてるかも知れない町で降ろされる覚悟でバスに乗り込もうとする。


ここでバスの上に乗せる荷物のチャージ料を聞くと、発券のおっさんは5ルピーだという。
だが実際に荷物を乗せる奴は涼しく10ルピーだという。
金額の問題ではなく、こんなとこでボろうとする奴と一緒のバスに乗ることに多少不安な気持ちになる。

そんなこんなで、相変わらず何年もインド人の汗が沁み込んだイスに揺られ、中継の町へ。


そこではまたリキシャが待ち構えて、またオートマティックに事が進む。

観光地のリキシャに乗り込むと、彼らは必ずといっていいほどホテルに連れて行こうとする。
ホテルに連れて行くことでもらえるマージンがいい収入になるらしい。


もし行きたいホテルを告げても平気で紹介したいホテルの方角に行こうとする。
部屋を見に行くだけでも彼らにマージンは入る為、もちろん相手の雰囲気次第ではあるけども、
あんまりしつこい場合&宿が決まってない時は、そのままついていくこともしばしば。


そして、歩き回って、値段と南京虫が出なそうなベットを見つけてようやくチェックイン。
バックパックを降ろしてようやく一息。


日記書いてて、移動だけでこんなに長くなると思わんかった。。。
インドの移動では、確かな情報が少なすぎてほんと大変。



日本のその辺の若者捕まえて、『初めてのおつかい・大人バージョン(インド編)』で
是非企画放送してもらいたい。




カジュラホに到着すると、質の悪い絡みをするガキどもが目立つ目立つ。


舐めきってるとしか思えない絡みで、さすがに「うるせー!」と怒鳴ると、そいつは"うるせー"の意味が
わかってるらしく、何やら逆上し、ピカピカのバイクに乗りこみ追いかけてきた。

そして、こう言う。

「おまえ俺に"ウルセー"と言ったな、今すぐ俺が警察に行って、
『ある日本人がマリファナとハシシを持っている』と言いに行くからな!」


おれが「勝手に行けクソガキ」というと電話をかけ出して、警察に通報してる素振りを見せてる。


こういう輩はよくいるらしいが、後で知った話だと、そいつの親はバリバリの警察官で息子のデマを利用しては、
とんでもない罰金を取ったり、殴り散らしたりしている地元インド人も話しかけない問題児だそうな。


もし間違っておれの場所を見つけて部屋に来られたらアウト。
ありもしないことを並べられてとんでもない罰金持ってかれること必須。


幸い、その後そいつと顔を合わせてないが、そんな困った奴しかり、あまりに嫌らしい絡みしかり、
カジュラホで接したインド人は過去最悪の質だった。




だが、悪いことばかりでもない。


ある日レストランに行ったとき、そこにはある韓国人のおじさんが一人でビールを飲んでいた。
おもむろに話しかけ、会話をしていくとその人は四国に行って"おへんろ"をしてきたと言う。


そのときに受けた日本人のやさしさと礼儀正しさに感銘を受け、「Japanese people is best」を
連呼する。世界を旅してきたそのおじさんは、うれしそうにその時の状況を事細かに説明してくれる。


そして、周辺にいる人間にも同じく日本人の素晴らしさを語りだした。

なんとも言えないうれしさがあった。


若者ならまだしも、40歳を過ぎた韓国人の人があんなにも日本を受け入れ、手放しで日本の事、
日本人の事を褒めるなど想像もつかない出来事だった。


その直前には、日本の女は軽くてすぐに付き合える的な事を言っているインド人が話しかけてきた事もあって、
なおさら、心が洗われるようだった。


お互い流暢とは言えない英語ではあったものの、インドの大変さと旅のこと、日本と韓国のことを話した。


国と国は中が悪くても、人と人だと話が別。
そんな視線で相手を見ていきたいもの。


それにしても移動から1日が終わるまで、できるだけ細かく書こうと思ってもこれが限界。
まだまだ、つきまとわれたり、モメたりいろんな話しが一日に詰まっているけども書ききれません。。



インドは修行だ