悲劇は起きた


夜中の三時


強烈な吐き気と水下痢に襲われた


そう、晩に飲んだビールにあたってしまったのだ。



はじめは、久々に勢いよく飲んだせいかな? 
なんて思ってたけど、今まで3缶で吐いた事などない。


あまりの吐き気と滝のような下痢は、種類が違う。


何がショックかと言われれば、大好物のビールで中ってしまったこと。
500mlの缶と750mlのビンでは値段が一緒なだけに、

恐らく人気のない缶は長年保管され続けていたと考えられる。

ビールって腐るのか? なんて思いながらも、もう後の祭り。


この灼熱のブッタガヤでこの症状でいたんじゃ死んでまう。



少し眠って朝方、少し気分も良くなった気がしたので、そのまま7時のバスに乗車。

相変わらず下痢は完全なる水。水。水。

バスに乗ると、やはり気分は最悪。


途中対向車から追い越しをしてきたトラックと正面衝突一歩手前の事故にも合ってしまった。
対向車線から突っ込んできたトラックは、乗っていたバスを横切るようにわき道の茂みに突っ込んだ。
急停車したおれのバスとの距離30cm未満。


こんなん命いくつあっても足りん。。。



なんとか5時間後、12時に乗り換えの町に到着。

その前に仕入れた情報によると、昼にいくつかある乗り換えバスに乗って
ネパール国境の町まで行けるとの事だったが、なんと乗り換えバスの発車時刻は夜9時。


それにしても、尋常じゃない暑さと汚さ。


無理だ


動けん


メシ食えん


カリン様‥‥おらにセンズをくれ‥‥



思いバックパックを背負っての移動にも限界があるから、
バスターミナル近くの宿で休もうとしても、外国人と見るやどこも門前払い。


メシ屋の日陰でうなだれてても、追い払われる。


せめてクーラーの効いた店で休みたいと思っても、そんな店どこにもない。


路上は汚水とウンコだらけ。


追い討ちをかけるかのようにしつこいインド人。


だんだんと悪くなる体調。


尋常じゃないうだるような暑さ。


意識が朦朧としてきて、気力・体力の限界がきて、
ついに屋外切符売り場の裏手にある、こ汚い板の上で撃沈。



暑さで出る汗とは違う種類の汗、そして呼吸も楽じゃない。


散々動き回って、時刻は午後2時。

出発まで残り7時間。


無数のハエに集られながら気分は廃人。


ここで7時間か‥‥持つかな‥



うなだれてるとネパール人のおっさんが話しかけてくる。

頼むからそっとしておいてくれ。


お構いなしのおっさんは、俺のバックを褒めだす。


興味ありそうで何よりです。


しかし、このおっさんのおかげでちょいちょい気分も紛らわせ、何とか夜に。


なんとかこの日食ったのは、米一握りとモンキーバナナ二本。


やっぱこの状態でカレーは無理っす。



バスに乗りこみ、後は成り行きに任すだけ。