バスで6時間かけ、シェムリアップから首都プノンペンに移動。
まず、到着と同時にかなりの数のバイタク&トゥクトゥクドライバーが、激しいポジション争い
をしながら乗客を待ち構えている。
降り立った瞬間から強烈なプッシュが始まり、この瞬間だけ、時の人レベルの人気。
それを振り払うも、どこまでも追いかけてくる執念たるや、とりあえずタイ以上なのは確か。
シェムリアップで知り合ったファンキーな生物の先生・ユージと無事合流して
1泊だけルームシェア&チェックイン。(プノンペンNo.1中華料理ご馳走さまでした)
ここでも宿相場は5$。
刺激の強かったプノンペン滞在。
ブログに書き切れないインパクトを受けたけど、その一部をランキング形式にしてみた。
<プノンペン驚いたランキング>
第5位‥‥停電の多さ
とりあえず停電は毎日当たり前。
最多はカフェに5時間いて、3回の停電。。
とりあえず電力足りてない。。
第4位‥‥空気の悪さ・交通量の多さ
モーターバイクをはじめ、とにかく交通量が激しい。
軽トラ・ミニバスに乗ってる人はとりあえず確実に定員オーバー。
大型トラックの上にアグラかいて乗ってるツワモノも。
第3位‥‥英語力の高さ
老若男女問わず、とにかくみんな喋れる。
ある現地人の話によれば農業従事者以外で、プノンペンにいる90%の人は話せて、
80%は読み書きできるとの事。
『話せる』ってのが、どこまでを意味してるかはわからないけど、とにかく簡単な意思の疎通に
苦労することはない。
「日本人はたぶんその逆で10%以下しか話せる人いないと思うよー」って言ったら、
「経済があんなに強い日本が?信じられん!」って。
第2位‥‥観光地が戦争関連ばかり
ちょっとした、建物&仏教寺院以外は戦争関連の施設ばかりが観光地となっている。
プノンペンでは観光客に売り込めるネタがあまりない。
カンボジア料理が豊富なわけでもなく、お土産で目を引くものがあるわけでもない。
目につく娯楽は特になく、ツアー会社に行ってもガラガラ。
とにかく新たに何かを生み出すだけの余裕を感じさせない。
そこでカンボジアとしてインパクトの強いものといえば、悲惨な戦争の歴史。
戦争の悲惨さを伝えるという意味合いはもちろんだと思うけれども、少しでも観光収入
を得るためという意味合いの方が圧倒的に強いように思える。
実際訪れた『キリングフィールド』と『トゥール・スレン虐殺博物館』では、
さすがに精神的にキツかった。
東南アジアのヒトラーとも言われたポルポト政権により大量虐殺が行われた
刑罰所『キリングフィールド』では、塔内部に17段にもわたって積み込まれた大量の頭蓋骨。
中途半端にガラス張りになっていて、手を伸ばせば簡単に届く位置に見たこともない数の頭蓋骨。
斧で叩き割れているものや、銃の跡があるもの、想像もできない形に変形してるもの‥‥。
さらに100人単位で詰め込まれただろう、くぼ地になっているだけの被害者の墓。
もともと霊感なんてこれっぽちもないけども、被害者が眠ってるくぼ地になってる墓を眺めてたら、
かなり至近距離なのに、そこだけ走馬灯が走ってて全然目のピントが合わない。
とりあえず、目の焦点が合わなくなった。
そして、柵の外には物乞いの少年・少女。
「ピクチャー ワンダラー」と言っている。はじめ言ってる意味がわからなかったけど、
どうやら、『私達の姿の写真1$』という意味らしい。
観光客の心理を逆手にとって、自分達の立場を理解し、なんとか利用しようとしてる子供達。
毎日、神経張り詰めて動いてるせいか、受ける衝撃が強すぎてギブアップ。
しかし、次にバイタクの兄ちゃんに連れてかれたのが、『トゥール・スレン虐殺博物館』。
元は、ごく普通の高校の校舎が尋問・拷問所と化した場所。
かつての拷問器具は錆びつきながらも、写真とともに手の届くとこに置いてあり、
当時の状況を容易にイメージできるようになっていた。
死に絶えた人の写真とボロボロのベットも同じようにて
さらに、拷問・処刑前に恐怖に満ちた表情をしてる被害者の写真が一面に掛けられている。
小学生の頃にポーランドで見たアウシュビッツ収容所をフラッシュバックさせる場所。
射撃場行かないか?と、しつこく言われたけど、疲れてしまいギブアップ。
大量虐殺から約30年。
内戦の傷跡に頼るしかないプノンペンの観光業に、この国の今の状況が映し出されている。
第一位‥‥出会った人のやわらかさ。人懐っこさ。そして商売下手な気質。
とりあえず良く笑う。
くだらないことしても、良く笑う。
「バイク乗らないか?」とか「コレ買わないか?」と仕事モードになって勧めてくるも、
「いらない!」と言って、話しを反らすとすぐに乗ってくる。
一人と話してると、知らない間に5人・10人と増えてきてメンズトークが始まる。
名前も良く覚えてくれるし、一回ちょっと話しただけで、二回目以降見かけると、
オーバーリアクションで近づいてくる。もちろんお客さんとして口説き落とそうとするけど、
話しを反らすと仕事を忘れておしゃべり。
どこの国でも外国人に対しては、平気で高い外国人料金を吹っかけてくる。
ここでも一緒だけど、値段を言う段階になって、声がちっちゃくなったり、ちょっと申し訳なさそうに
控えめに言う人がいる。
もちろん全員じゃないし、ごく一部の人しか知らないけど、こういう人に何人か出くわした事
自体驚きだった。
仲良くなったフルーツ売りのおばちゃんたちは、売れ残ったフルーツ分けてくれるわ、
ふざけて、ちょっかい出すと親か!?って勢いでケツ叩いてくるわで、
とにかく壁がなく距離が近い。
飯屋での接客の丁寧さと、お客さんに対するサービス精神が高く、居心地もいい。
急がず・気取らず・自然体で人懐っこいクメールの人たち。
今後カンボジアのイメージを聞かれた時、答え方が変わったのは確か。