あだ吉のきものがたり

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大井海岸芸者 あだ吉の着物まわりと日常のあれこれ

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中目黒の花見客も落ちついて、八重はこれからが見頃とはいえ、桜と言えばソメイヨシノがほとんどのこのあたりでは、もう藤や菖蒲を待つ心持ち。
 

お座つけは桜の唄はそろそろ終わりでお座敷に出るようになってから間もない芸者は『潮来出島』のお稽古に余念がない。


♪潮来出島の真菰のなかで 菖蒲咲くとはしおらしや
 

というわけで、今晩は真菰をいただきました←食すより稽古しなさいって^^;

ところで、ずっと以前の話になりmさうが、友人を誘って当時住んでいた近所の中華屋さんに行き、真菰の炒め物を勧めたところ
「え!?真菰って食べられるの?お風呂に入れるものじゃないの?」と言われてびっくり。
 


私は食べるものだとばかり思っていたのですが、調べたところによると出雲の神事としてあると知り、大層驚いた。

出雲の森より御手洗井までの間には白砂が盛られ、
神職によって青々とした真菰が1本1本敷かる。
その上を御幣を奉持した國造が歩むや否や、参列者たちは一斉にこの真菰を競ってもらい受ける。
このことから凉殿祭は「真菰の神事」とも呼ばれ、
もらい受けた真菰をお風呂に入れると無病息災のお蔭があり、
また田畑に埋めると五穀豊穣のお蔭があるというのが古くからの言い伝えなのだそう。
 

が、先ほど知ったのだけれども、民間には結構こわい真菰風呂が存在するらしい。
真菰風呂、一年お湯を変えないのだそうだ。
衛生という考えが浸透した今の時の世の中でこのようなことが行われているとは恐ろしい。

 

今日のお昼はこちらに行ってきました。
京都【永楽屋400年】14世・細辻伊兵衛てぬぐいアート展
 

祇園祭で先頭を行く「長刀鉾」の原寸大(14.5メートル)は圧巻。
この発想が素晴らしい。

もっぱらお江戸風のすっきりとした手拭を愛用する私ではありますが、永楽屋さんの優雅で洗練された手拭も捨てがたく、京都を訪れる度、何枚かを購入します。
実のところ、何枚かに留めるのが難しい程、心惹かれる物が多く、
幾つかは「また今度」と思い後ろ髪を惹かれる思いでお店を後にするのです。

今日も一枚、買ってしまった。
竹林に雀の手拭も欲しかったけれど「また今度」

私がデザイナーだった頃、
お仕事で何度かご一緒させて頂いた所幸則氏による
永楽屋当主14世・細辻伊兵衛氏の手拭コスプレ写真も
拝見いたしました。
最近ではすっかり作風の変わった所氏ですが、
こちらの作品は以前のスタイルを思い起こさせます。