なぜか、晩秋になるとブラームスを聴きたくなります。
必然性は・・・全くないわけですが、ブラームス独特のナルシズム的な曲調が、日本人の郷愁好みにピタッとくるからではないでしょうか?
特に交響曲4番に、郷愁感を求める方が多いと見受けられます。

私自身は、つい1カ月ほど前に、年一回の恒例となっている真空管アンプのバランス調整を済ませ、ブラームスを聴こうとしていたのですが、その後、あまりの多忙さに灯をともすことなく本日に至っており、通勤時の車の中がリスニングルームと化しているのが実情です。

ブラームスの4番とくれば、私も大好きな曲で、音楽雑誌で紹介されている演奏はほとんど聴いているのですが、個人的に大切にしている演奏は、意外と思われるかも知れませんが、サヴァリッシュとロンドン交響楽団による演奏なのです。
指揮者の灰汁が出易い曲だけに、さらさらっと、筆を滑らせるような演奏でもって、この曲自体がもつ本来の魅力を浮かび上がらせる・・・秀逸な一品です。