レオン・フライシャーとセル指揮クリーブランド交響楽団の演奏記録には本当にハズレというものがないように思われます。

お互いの特質がうまくブレンドされ、それぞれの持ち味を高めあうという、本当の意味でのコラボレーションをここに見ることが出来ます。

ここで聴く事のできる「皇帝」は必ずしも勇猛果敢なだけでなく、思慮深くスマートな一面をも合わせ持っているかのようです。

肝心のフライシャーの演奏はというと、第四番もそうですが、私にはシュペルヴィエルの詩のように、薄いシルクのカーテンを透かして見た幻想的でありながらドライな、ラテンアメリカ的開放感を内包した世界のように聴こえます。

お薦めです。





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