14番の面白い点は、第一楽章から始まって、帰結へと向かって楽章を展開していくのではなく、各楽章が有機的に結びつき 、時間的には横の流れを持ちつつも、 一楽章から七楽章までが空間的に縦方向に連なって、互いに折り重なっているところです。
それはまるで、瞬間瞬間で変化し続ける魂の移ろいを、ベートーヴェンは7つの精神世界にたて分けたかのようで、ラサール四重奏団が、演奏で実現しようとしたことを、ベートーヴェンは2次元空間の上に既に構築していたということではないでしょうか。
それはまるで、瞬間瞬間で変化し続ける魂の移ろいを、ベートーヴェンは7つの精神世界にたて分けたかのようで、ラサール四重奏団が、演奏で実現しようとしたことを、ベートーヴェンは2次元空間の上に既に構築していたということではないでしょうか。