7月に解散してしまった東京カルテットですが、結成当時以来、質の高い演奏をしてきたと思います。
数か月も前に放送されたものですが、演目はシューベルトの「弦楽四重奏曲第15番」
演奏そのものは、精緻というよりは、よく練られた、息のぴったりあったもので、四人が紡ぎ出した音が、あたかも風船のように、空気をたっぷり内包した響きとなって会場の隅々まで広がっているようでした。
番組冒頭のインタビューでメンバーが語っておられたように、「作曲者へのリスペクト」「作品にどこまでも真摯に向き合う姿勢」「以前よりもより良い演奏を」という不断の努力がこういう演奏を生みだすのだ、と言わんばかりの素晴らしいものでした。
数か月も前に放送されたものですが、演目はシューベルトの「弦楽四重奏曲第15番」
演奏そのものは、精緻というよりは、よく練られた、息のぴったりあったもので、四人が紡ぎ出した音が、あたかも風船のように、空気をたっぷり内包した響きとなって会場の隅々まで広がっているようでした。
番組冒頭のインタビューでメンバーが語っておられたように、「作曲者へのリスペクト」「作品にどこまでも真摯に向き合う姿勢」「以前よりもより良い演奏を」という不断の努力がこういう演奏を生みだすのだ、と言わんばかりの素晴らしいものでした。