落ち着いたので更新再開します。


現場はゆるい坂道の頂上でゆるい左カーブ。

右車線を時速50kmだったと思う。大してスピードは出てなかった。

左斜め前を走っていたオデッセイが何を思ったか急激に右へ。まるで想像していなかった動きにとっさにブレーキをかけた。

だが軽くバンクしていたためか一瞬でフロントタイヤはロック。

転倒したと思った直後には車の右バンパーへスライディングをかましていた。




こんな感じ。


身体の損傷は・・・大したことないと思った。だけど警察と救急はすぐに呼ばせた。

何しろ相手が頭の出来の悪そうな学生グループだったからだ。

だけど両手両足は動くし、出血もほとんどない様子。

とりあえずバイクを起こしてもらって…

それからヘルメットを取り、中央分離帯に腰掛けてたら意識が朦朧としてきた。

「あー頭打ったなこりゃ。ん?それに左目見えてないじゃん。」

なーんて冷静に考えてた。親に怒られるな…ってのが一番心配だったかもしれない。

そうこうしていると救急車到着。担架に乗せられ搬送。すごく嫌な感じだったな。

救急隊員が親へ連絡してるときなんて最悪。なんて親不孝だろうって感じね。


近くの大学病院へ搬送されて、CTとX線撮影をした。けれど特に異常は見当たらなかったようだ。

見えなくなっていた左目はいつの間にか復活した。全身あちこち打撲だが軽傷とのこと。

良かった安心した。打撲のせいだろうか、右足が思うように動かず、松葉杖を借りて帰宅。

それからとりあえずってことで自宅にバイクを運んでもらった。

買ってから半年たってなかったが今まで散々乗り回したから愛着あったのにな。

フロント周りが大破してて、よく見ることが出来なかった。バイクは死んだ。


病院出るときに相手の両親登場。話を聞くとどうやらUターンしようとしたようだった。

だけど方向指示器の点滅は確認できなかったし、まさか左車線からUターンするとは…

それに走行中突然。全く理解できないと思ったら、免許取ったばかりの18歳だとか。

そんな超初心者ならもっともっと慎重に運転すると思うのだが違うのだろうか。

呆れて怒りも出なかったってのが正直な感想だった。


後日の検査で靭帯断裂が判明するんだけどそれはまた次の記事で。

蛇足になるが、去年の10月に似たような状況でオートバイのレーサーが亡くなっている。


 世界を舞台に活躍したライダーが非業の死を遂げた。川崎署によると、阿部さんは同市川崎区大島1丁目の片側2車線の市道の右車線をスクーター型の500CCバイクで北上中、前方の左車線からUターンしようとした4トントラックを避けようとしたが、衝突して対向車線に放り出された。当初は意識があったものの、午後8時52分、搬送された市内の病院で死亡が確認された。阿部さんは胸を強打し、ろっ骨骨折や臓器の損傷などもみられたもようだ。

http://www.nikkansports.com/sports/motor/p-sp-tp2-20071008-267086.html より引用。

全く他人事と思えない。もしあのとき…なんて考えると寒気がする。

自分はノリックに守られたのだろうか・・・