ギンジローグ

ギンジローグ

枯れ木も山の賑わい。

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著/長野まゆみ

 

改造人間になったアリスの運命やいかに!?(ではない)

 

デビュー作『少年アリス』の改訂版みたいな感じです。

 

童話のような不思議な、少年たちのファンタジー。描写がきれいな作品でございました。:*+゜゜+*:.。.*:+

 

著/平山夢明

 

なんだよ! 賞獲ったダイナーより面白いじゃないかよう!

 

そうだよ、これだよこの感じ! 主人公はちょっとイカレてるくらいがちょうどよいんだね!

 

つかみバッチリだよ! なんというインパクトがある登場シーンなんだ! すばらしい!

 

理論立った設定もよし、若干のオカルトもよし、感動もある。

 

最高だよ最高!

 

まあ、他人にはすすめられないけど←

箸/平山夢明

 

 表題作『デブを捨てに』を含む、中短編四本を収録。

 

 なんといっても注目は『デブを捨てに』ですね。イイハナシだなー。デブを捨てにいった男のドタバタ珍道中ですねー。

 

 ほかの収録作で荒んだ心が癒されるわー。『マミーボコボコ』なんて気分が悪くなってしょうがないわー、一部大笑いしたけど←

 

『デブを捨てに』は平山先生の作品の中でもかなり好きな部類に入りますねえ、こんな話ばかりならいいのに←

箸/平山夢明


短編集。
このなかの一作で史上最悪なまでに胸くそが悪くなった。【或るろくでなしの死】のなかの一作もひどかったけど、輪をかけてひどい。おすすめしません←

 

まあ、気に入ったものだけあげておこう。

 

【日本人じゃねえなら】
主人公の語り口に惹かれる。内容はまあ、うーん、どうかと思うが面白い←

 

【兄弟船】
なんていったらいいのか……イイハナシではないんだ……現実のこの微妙なバランスをこの……うーん、うん、ラストシーンの描写はものすごく好きです。

 

【ドブロク焼場】
ダイアナさんが好きです←

 

【反吐が出るよなお前だけれど……】
収録作のなかでいちばん好きwwww勢いと華麗な二郎ディスが心地よい←
結局ね、のるかそるかなんすよ、結局ね……←
オチもいい。イイハナシダナー。

 

【チョ松と散歩】
キレイ! とてもキレイな青春物語だ……! キレイな話をキレイな筆致で描きよるわ! 平山先生の作品じゃないみたい!←
こういうのや、【テロルの創生】みたいな少年誌的な話が好きです!
じゃあ、そういう作家を読めという話だけど、この文体にハマっているからね、もはや逃れられんよ……。

 

【暗くて静かでロックな娘(チャンネー)】
表題作。最初の一文で一気に引き込まれる。
耳が聞こえない人間の話しかたを『飴玉を口に入れて話しているような感じ』と表現するセンスに脱帽だわ……。略して『飴玉声』とすると、たんにもごもごした感じだけでなく、女性の声が本来もつ響きの甘さまで想起させるから、卑怯だわ←
話のオチにはノーコメントだよ。くっ(涙をこらえる)

箸/平山夢明


狂人大集合、抱腹絶倒コラム集!
あいかわらず比喩がキレまくっていらっしゃるwwww
『ガンダムの尻の穴みたいにカッチンカッチン』だとか『犬の尻の穴の燻製のような』だとか。

はい、お下品ですよ。

本当にどうかと思うが、面白いわーww

たまに深いことを言っていたりするあたり素敵でしたよ。なんて言っていたかは忘れたけど。

箸/平山夢明

 

表題作『或るろくでなしの死』をとくに気に入りました。少女の造形が素敵。まとう奇妙な空気感の描写が見事ですねえ。
 

殺し屋と少女ときて、作中のとあるセリフに映画『レオン』を連想せざるを得ませんでした。
物悲しい話だ……諸行無常だ。おもしろかったです。

 

あとがきに『よくいうわ!』と突っ込んでしまった←

 

才能のある人間は無自覚なものなのかね? たんに謙遜するのが美徳だから言っているだけかな?
 

『俺の底なしの才能にひれ伏せ』みたいなことを言っても叩かれるだけだろうし、うん、才能のあるなしになんて触れないのが一番だと思うんだ。

著/春日武彦・平山夢明


放談集。

結論『掃除しろ掃除。それでうまくいく』

らしいよ。

なるほどな、狂人の部屋はだいたい汚いんだって。やべえわー、俺の部屋散らかっているわー、狂うなー、狂っちゃうなー、まいったなー。

放談集ということで語ったのを録音して文章に起こしているわけですが、さすが平山先生、比喩が光っておられる。

放火犯の心境をポケモントレーナーにたとえたりとか、汚れまくった枕をおせちの昆布巻きにたとえたりだとか、いちいち面白いwwww松田聖子の生え際に食いついていたりwwww

凄惨な事件ばかり取り上げているのになんか妙になごやかなのはお二方の人柄がなせるわざなんでしょうねえ(なんだこのまとめ)
著/平山夢明


極上のエンターテインメント長編小説(べた褒め)

このハンバーガーはそんじょそこらのハンバーガーじゃないな!

本格的なハンバーガーを食べたくなるわ。

闇サイトで楽に金を儲けようとした主人公の女は、仕事仲間がしくじって殺されかける。

オークションにかけられ土壇場で買われた主人公は連れていかれた先でウエイトレスとして働くことになる。

そこは殺し屋専用の定食屋(ダイナー)だった。

外道だらけの晩餐会ですね。緊張と緩和の連続である。

殺し屋らしい殺し屋もいる。殺し屋らしくない殺し屋もいる。でも殺し屋は殺し屋だからね、最後はね……うん。章タイトルで察せられるけど←

主人公がどうしようもない屑という点が気になるがしかし、屑じゃなければこんなとこには落ちてこないわけで、必然性のある屑さなので納得しておこう。

おもしろかったです。
著/平山夢明

変幻自在の文体だ! にもかかわらず、いずれも読みやすくて面白い。いやはや、底が知れません。

とくに気に入ったものを上げておきます。

【テロルの創生】
ジャンルをいうのもネタバレになりそうなくらいに、舞台設定が明らかになっていくまでの経過が芸術的だった。少年マンガチックですばらしい! 初出は徳間デュアル文庫なのね、納得納得。

【けだもの】
亜人サスぺンス。青年マンガのイメージで面白い。

【ミサイルマン】
大笑いしたwwやっていることは他の短編でもなんどか見たけど、これは大笑いしたwwww最後ちょっと泣きそうになった。名作である。
著/平山夢明


短編集。一編あたりが短く、十四編収録されています。

気に入ったのは、

『定年忌』――老体にムチ打つ(物理)みたいな←
発想がおもしろい。いや、発想はどの作品もおもしろいんですけど。

『れざれはおそろしい』――おそろしい子!(白目)

『クレイジーハニー』――痛快アンドロイドSFです(大嘘)

『人間失格』――【独白するユニバーサル横メルカトル】収録の『無垢の祈り』の逆みたいな展開だ……落とし穴だわー、見事にはまったわー。

やはり比喩がキレキレで読んでいて楽しいし、人間心理の怖さもあってじつに興味深いです、はい。