子どもの頃、母は宗教を信仰しており、そこでの教義・ドグマ・儀式を重要視していました。幸福を招くどころか、こうしなければ死後苦しみくるなどと、恐怖を仰ぐことが多く、魂は拘束されていました。そこでの教えは理性が納得するようなものでなく、反発を覚えるものの、幼い時に教え込まれたことが頭からはなれない部分があり、心に恐怖心を残していました。
霊的真理との出会いによって、霊的知識を得て、恐怖心は解消されましたが、間違った宗教は無用な不安や恐怖を作り出します。本来自由である魂を霊的牢獄に閉じ込め、霊的成長を妨げるのです。
地上の宗教の間違い(『シルバーバーチの教え』8章)より
シルバーバーチの宗教観・正しい宗教とは
地上には様々な宗教があり、世界の多くの人たちが宗教と深い関わりを持っています。
説かれる霊的真理は同じであるべきはずなのに、それぞれに異なり、自分たちの正当性と優秀性を主張しています。
宗教に“救い”と“幸福”を求めているにもかかわらず、共通の神認識を持つことができずに宗教間の争いや殺し合い、さまざまな悲劇を招いてきました。
スピリチュアリズムのさまざまな霊界通信は、キリスト教に代表される地上の宗教の間違いを指摘し批判しており、
「地上の宗教は、人類の霊的成長を促し真の救いをもたらすどころか正反対のことをしてきた」
と糾弾しています。
『シルバーバーチの霊訓』も同じように地上の宗教の間違いを指摘し、それらを厳しく非難しています。
そして「真の宗教とは何か?」「宗教とはどうあるべきか?」「宗教の本来の使命とは何か?」
といった内容について積極的に解き明かしています。
・シルバーバーチによる宗教の定義――“宗教とはサービス”
“大霊の子に奉仕することによって大霊に奉仕すること”
※サービス=利他愛の実践・無償の奉仕
・宗教の本質――神の摂理に一致した「生き方」→「霊的成長」→「真の救い」
・摂理に一致した正しい生き方・日常生活を送ること=宗教
特定の宗教を受け入れ従うことが宗教でも信仰でもない
シルバーバーチは繰り返し「宗教とはサービスです」説いています。
サービスとは無私無欲の利他愛の実践であり、純粋な利他的生き方・無償の奉仕のことです。
本当の宗教とは、地上人の考えるような教義や組織を必要とするものではない。立派な建造物も儀礼も組織的布教も要らないと断言します。
宗教の本来の使命は「人々の霊的成長を促すこと」であり、それが宗教の存在意義に他ならないとします。
日常の中で一人一人が摂理に一致させていく努力をすることが宗教です。宗教組織とは無関係なもの。スピリチュアリズムでは組織を作らず、教祖も指導者もおらず、一人一人が大霊の摂理に一致させる努力をしていく中で真の宗教的生き方ができるのです。
霊的真理を手にした私たちは、地上生活で遭遇する嵐に耐えぬくための基盤を手にしたということですが、他の宗教とスピリチュアリズムの比較を通じて霊的真理を理性による確信と、霊的真理の正しい理解・正しい実践を通して成り立つものだと思います。
人生の嵐のさなかにいる人に、単なる気休めでない真実の心の支えを築いてほしいと願います。
スピリチュアル普及会『シルバーバーチの霊訓』画期的な「宗教観」
スピリチュアル普及会『シルバーバーチの霊訓』画期的な「信仰観」
※なお、引用にあたっては、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。