のぶカンタービレ♪ | それはとりあえずおいといて。

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こんにちは、Lunaです。広範性発達障害を持つ昭和人です。「ポジティブカレンダー」よりも、ヒロシの「ネガティブカレンダー」を手に取ってしまいますが「元気があれば何でも出来る」はずなので、その「元気」を探す旅に出ています。

生まれた時からの盲目ながら、

すばらしい演奏で

「ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール」

優勝し、先週のワイドショーをにぎわせた

辻井 伸行さん(20)のニュースは、

梅雨に入って少し心身の状態をおかしくしている

私を、ちょっと元気づけてくれました。


でも、ワイドショーでは演奏画面にナレーションが

かぶってしまうため、

演奏だけ、という場面にはなかなかお目にかかれません。


そこで、動画サイトを見てみると

私がワイドショーでほんのちょっと耳にし、


「おいおい、もうちょっと聴かせろYO!!!むかっ


と思った

リストの「ラ・カンパネラ」を弾く辻井さんの

一曲全部の動画を見つける事が出来、

聴く事が出来ました!


コメント欄は賛否両論(それはそうだよね)で、


「ミスタッチが多い」


などと言うご意見もありましたし、


「目が見えないのにこれだけの演奏をするとはすばらしい」


と言うご意見に


「彼が障害を持っているからすばらしい、と言う見方は

どうかと思う。

彼を力のある、一演奏者として見てあげて欲しい」


と言うコメントもありました。


私は、難しい事は抜きにして

純粋に彼の「ラ・カンパネラ」に感動しました。

もちろん、音楽をやっている方には

ミスや解釈の違いが気になる方もいらしたことでしょう。


でも、私は素人として、感動しました。

そして、この「クライバーンコンクール」が

ミスタッチや楽譜にいかに正確に弾くか、と

言う事を重視せず、

私や、辻井さんがスタッフに手を引かれて袖に引っ込むまで

大声援やスタンディングオーベーションを送り続けていた

観客の皆さんと同じに彼を評価するコンクールであった事が、

ちょっと嬉しくなってしまいました。


もちろん


「あれが1位だなんて・・・!」


と言うご意見もあるでしょう。

それも私は否定しません。

ピカソが好き?嫌い?と言う意見があっても、

ピカソはすばらしい芸術か?そうではないか?

なんて論争は、私には出来ませんからね。


そして、辻井さんに親近感を持った事がひとつ。


彼がまだ赤ちゃんの頃、

お母さんがピアノのCDを毎日のように聴かせていた。

とうとう聴き過ぎてそのCDは擦り切れてしまい、

お母さんが同じような曲の入ったCDを買って来て、

またノブくん(辻井さん)に聴かせていた。


そうすると、ノブくんのご機嫌がすこぶる悪い。


お母さんは考えた。



「何が気に入らないのかしら?(・_・;)

同じピアノのCDなのに・・・・・

もしかして、演奏者がブーニンじゃないのが

イヤなのかしら?」



そこでお母さん、

擦り切れて処分してしまったブーニンのCDと

全く同じCDをもう一度買いなおし、

ノブくんに聴かせたところ、

ご機嫌が直ってしまった。



「この子は、もう演奏者を聞き分ける

能力を持っているんだわ・・・!」



同じにするな、と言われそうですが

実は私も、小学生から大人になるまで

こだわっているピアノ曲が1曲ありまして。


ショパンの「英雄ポロネーズ


しかも「アル中で亡くなった」と言うウワサのあった

フランスのピアニスト、

「サンソン・フランソワの弾く「英雄」が

私は大好きなのです。


小学生の頃、父親が買って

なぜか私の部屋に置いておいた

(置き場所がなかったからだと思うけど)

「クラシック全集・ショパン編」の、フランソワ演奏による

「英雄ポロネーズ」ばかりを私は聴いていたのでした。


それから、数々の「英雄」を私は聴きましたが、

どれもフランソワのとは違う!

フランソワの演奏の方がカッコイイ!!と、

思いつつ、

CD全盛でウチのレコードプレイヤーも壊れてしまい、

聴けなくなってしまった

フランソワのシングルレコードは、

昨年、ウチが引っ越すまで、ほこりをかぶっていたのです。


でも、そこはそこ、

「CD全盛」になってくれたおかげで

しっかり「サンソン・フランソワ ショパン名曲集」の

CDを私は数年前にしっかり手に入れていたのですがにひひ


まあ、ノブくんとの共通点は

「この演奏者が弾くのでなきゃイヤダ」という

好き嫌いを言う事だけであって

(しかもそれって、万人にある事だよね)、

ノブくんは一流のピアノ演奏者に、

一方私は「売れ残ったヒキコモリ」になったわけです。


「ラ・カンパネラ」の演奏を終えて、ピアノに片手をかけ、

ものすごい嵐のようなスタンディングオーベーションに

ペコリペコリと何度も深々とお辞儀をしていたノブくん。

あまりに拍手がやまないので、

一人で袖まで歩いて行く事が出来ないノブくんが、

不安そうに

「(スタッフさんに)早く誰か迎えに来てよ~」と言う表情に一瞬なるのが、

ちょっと微笑ましかったりもしました(←意地悪?)。


昨日は、LFがよく演奏場所としても選ぶ

岩手・北上市のさくらホールで

オーケストラとの演奏会がありましたね。


ノブくんはまた、

去るのに困ってしまうほどの

スタンディングオーベーションを

受けたに違いありません。