給湯器に雪マークが付いたほど今朝は冷え込み、読書日和となった。
9月初旬からリクエストしていてようやく順番が来た、知念実希人の「硝子の塔の殺人」
500ページ近い表紙を開くと、のっけから硝子塔の見取り図があり、登場人物10人のリストとその説明があった。
目次も1日目から2日目、3日目までと最終日のみ。
ちょっと変わったスタイルの推理小説だなあと思いながら読み始めた。
なんと50ページ辺りで殺人を犯した犯人が分かってしまう。
一般に推理小説は最後の最後まで犯人捜しをするストーリー性が高い。
なのになんでやねん!この小説は。
知念実希人の推理小説で、今まで十字架のカルテ、仮面病棟、祈りのカルテなど読んで来た。
硝子の塔の殺人はいわゆるクローズド・ミステリーサークルもの。
ちょっと「そして誰もいなくなった」に似ているような似ていないような……。
二重構造の惨劇で目次の最後の章・最終日で、真犯人が語られる。
中盤の目次・3日目あたりで複雑怪奇でめげそうになったが……。
それにしても知念実希人は何冊もの、古今東西のミステリーを読み込んでいると驚きだった。
いろんな箇所で登場人物に語らせるのだが、医者でもあり作家でもあり、面白かった。