人知れず ひっそりとある湖の水面



いつも静かに



時折 風が その水面を ゆらゆらと動かす







季節が変わると その時々の 悪戯が



穏やかでいることを拒み



時には



少しの動きも許さないように 硬く 閉じ込める





季節の悪戯は また 次の季節が 癒してくれる





雨は いつか止み



風は 必ず通り過ぎる



氷は やがて来る暖かな日差しが ゆっくりと溶かしていく





そしてまた 何もなかったように



風に合わせて ゆらゆらと 穏やかな時間が訪れる










突然に投じられた大きな石は



穏やかだった水面を 不規則に荒らし



湖底の景色も変えてしまう








何度 季節が変われば 元の姿に 戻るのだろうか