中韓の嫌がらせに、我々はどう立ち向かえばいいのか
2014年2月8日
http://diamond.jp/articles/-/47992
魂が消える、と書いて“たまげる”と読むが、これには本当に魂消た。
バージニア州上院本会議で、州内の公立学校で使う教科書に“日本海”を記載する際、東海(East sea)を併記する法案が可決されたのである。東海とは、朝鮮半島から見て東の海域のことで、韓国での呼称だ。
日本海では、あたかもその領域が日本の所有のように思えて面白くないのか、お隣の韓国では日本海を“東海”と呼び、九〇年代初頭から名称の変更を国際社会に訴え始めていた。
自分たちにとっては東海だから、国際社会でもそれを認めよという、実にセルフィッシュなことを言い始めたのである。竹島を自国の領土と言い張るような国だから、このくらいのことは平気で言えるのかもしれない。
二〇〇四年、国連事務局は『日本海』が国際的な標準であり、正式な名称であるとの声明を発表したが、テハンミングはめげなかった。バージニア州からの切り崩しを図ったのである。
バージニア州には韓国系住民が多く住んでいるのだが、韓国系団体のロビー活動が功を奏したようだ。賛成多数で、日本海と東海を併記する法案が可決されたのだから。賛成票を投じた上院議員は三二人、反対はわずかに四人だけだったらしい。何ともアンビーバブル。
上院で可決された法案は下院にも提出されており、下院でもほぼ可決の見通しなのだそうだ(二月五日現在)。両院で可決された法案は州知事の署名を経て、歴とした法律として成立する。
日本海が東海だとぉ、なのである。
ばかを言ってんじゃないよと言いたいところだが、韓国の活動は、約二〇年を経てアメリカさんを動かすまでに至った。思わず、愚公、山を移すという故事を思い出したのは私だけだろうか。本当は良い意味で使う諺なのだけど。
しかし、この、一点突破・全面展開とも言える一連の流れが私には怖ろしく感じられてならないのだ。いまはバージニア州上院のみの法案可決でも、これを既成事実に、東海併記運動は他州にも広がる可能性を秘めている。さらに、この流れが世界に広がれば……、と考えるとぞっとしてしまう。
韓国は、既成事実の使い方が実にうまい。
これは、従軍慰安婦を“性奴隷”に置き換えた流れにとてもよく似ていて、気づいたときには手遅れという事態が怖ろしいのだ。
従軍慰安婦が性奴隷だったとする韓国の主張を大雑把に説明すれば、韓国が拠り所としているのは、ひとつは、従軍慰安施設があったこと、二つめがその慰安施設で働いていた韓国人女性の“証言”があることだ。
そして、慰安施設には軍の関与があったと認めた河野談話、さらには、過去の日本は国策を誤り、植民地支配と侵略行為によりアジア諸国に多大な損害と苦痛を与えたとして謝罪した村山談話。歴代の総理はこの談話をフシュウ……、もとい、踏襲したが、結果的に村山談話、河野談話が韓国に言質を与えた。
ときの政府は再調査を行ない、軍による強制連行の事実は認められなかったと発表したが、河野談話、村山談話にある“お詫びと反省”を韓国は次のように曲解した。軍の関与があればそこには当然のように強制連行があり、強制的に働かされた女性はすなわち性奴隷である、という解釈だ。
これは、曲解でしかない。というより、嘘。
強制連行の問題がクローズアップされたのは、一九七三年に発表された千田夏光氏の著書『従軍慰安婦』と、吉田清治氏が自署にしたためた告白(一九七七年)が発端だった。済州島では軍令による強制連行が行なわれた、と吉田氏は証言したのである。
この書籍が翻訳され、韓国でも発売されたことで、こんにちまで続く厄介な問題が頭をもたげることになった。
その後の調査で、済州島で強制連行などなかったことがわかり、また、一九九六年には吉田氏が著作に書いた強制連行の話は“作り話”だったと打ち明けているにもかかわらず、韓国は吉田氏の著書が強制連行の事実を証明するに足る、とその強硬な姿勢を崩そうとはしなかった。強制連行→性奴隷の図式は、韓国ではすっかり定着していたのである。
同じ時期(一九九六年)、国連人権委員会に提出された報告書『女性への暴力特別報告』(クワラスワミ報告)も、吉田証言を事実とみなし、慰安婦とは性奴隷であると明記したことも韓国には追い風になった。残念なことに、吉田氏本人が創作だったと打ち明けても、報告書の訂正や修正は行なわれていない。
日本政府は、一九九五年に『女性のためのアジア平和国民基金(アジア女性基金)』を設立し、元慰安婦だった女性に一人当たり二〇〇万円の“償い金”を支払い、総理からの謝罪の手紙も渡してきた(二〇〇九年、事業の終了をもって基金は解散。支出総額は約四八億円)。
が、韓国政府は、この償い金の受け取りを拒否した。
その一方で、韓国は元慰安婦女性に生活支援金と称し、償い金と同額の支援金を支給しているのだが、償い金を受け取っていないことを“既成事実”に、日本政府に謝罪と補償を求める姿勢を強硬に貫き始める。
一九六五年に締結された日韓基本条約に伴い、日本政府は三億ドル(当時のレートで約一〇八〇億円)を支払い、これにより日本の賠償と補償は終わっている。これが日本政府のスタンスだが、二〇〇五年、韓国政府は、あの三億ドルには、従軍慰安婦等への補償は含まれないと発表した。
だから、日本政府は改めて謝罪し、補償せよと言っているのである。
韓国の、このゴリ押しとも言えるやり方が脅威なのだ。聞く耳を持とうとしない頑なさには閉口するばかりだが、ソウルの日本大使館の真ん前に、そして、カリフォルニア州グレンデール市には、すでに慰安婦像が設置された。こうして、韓国は既成事実を次々とつくり出す。
韓国政府は、この慰安婦像を全米各地に設置しようと目論んでいる。彼らならやりかねない。でも、日本の政府や外務省にはなす術がなく、指をくわえて見ているだけ。テキサス親父(慰安婦像撤去を求め、署名運動を起こしたテキサス州在住の男性)より行動が鈍い。後手後手にまわっているうちに、従軍慰安婦は性奴隷、の認識が一気に広まってしまった。
英語表記の際、高句麗を語源とするコリアは、黄金の国ジパングが本当にお嫌いらしい。
安倍ちゃん……、もとい、安倍晋三総理が靖国神社に参拝すればわめき立てる。
国務大臣やヒラ議員の参拝にも目くじらを立てる。それは中国も同じなのだけど、議員の参拝には朝日新聞も毎日新聞も過敏に反応し、頑張って紙面を割く。そんなとき、この大新聞が韓国政府の日本支局から発行されているように感じてしまうのは私だけなのだろうか。
中国では、今年一月一九日、ハルピン駅の貴賓室を改装し、安重根義士記念館を開館した。安重根は、伊藤博文を暗殺したテロリストである。ハルピン駅はその暗殺現場となった駅だった。この記念館は、昨年六月、中国を訪問した朴槿恵大統領の要請に応え、設置したものだ。
当初、中国当局には、抗日戦争の英雄を差し置いて韓国人の記念館を設置することへの懸念があり、さらには安重根の独立運動を称えることがチベットや新疆ウイグル自治区の治安に悪影響を及ぼす可能性を案じていた。
それでも記念館建設に踏み切ったのは、言うなれば、抗日プロパガンダを目的に中韓が手を組んだことに他ならない。
日本人から見た安重根はテロリストだが、中韓では英雄なのである。歴史認識の違いはここにも顕著に表れているが、私には、サウジアラビアやイランにオサマ・ビン・ラディンの記念館をつくることのようにしか思えないのだけど。
さらに一月二九日、ニューヨークで開かれた国連安全保障理事会でも中韓はタッグを組み、安倍総理の靖国神社参拝を取り上げ、歴史認識を痛烈に批判した。韓国の呉俊国連大使は、竹島を日本の固有の領土と明記したことも批判した。
国連の討論会で、一国を名指しで批判するあたり、何でもアリなのだ、中韓は。
新潮45の二月号が、『韓国の反日は永久に終わらない』とのタイトルで特集を組んでいる。寄稿者のひとり、産経新聞ソウル駐在客員論説委員の黒田勝弘さんは、韓国の反日は、歴史がらみのを含め、コンプレックスの裏返しだと書いている。
『韓国人の見果てぬ夢は、「日本と一度戦争して勝ちたい」あるいは「日本を一度力で支配してみたい」である。韓国の識者が酒の勢いなどでよく言うことだ(中略)。
日本人が言うにはしのびないことだが、韓国が日本支配から脱出するに際し、自ら日本と戦って勝ち、自らの手で日本を追い出しておれば、その後の、いまに続く反日はなかった。
たとえば、ベトナムもインドネシアもインドも、フランスやオランダ、英国と戦い、その支配から自力で解放、独立を勝ち取ったため、貧しくてもいまさら相手に「謝罪や反省、補償」など要求しないし、旧支配国に対し、露骨にナショナリズムをぶつけるようなことはしない』
日本に勝つことはおろか独立戦争を蜂起することもしなかった歴史的なジレンマが、こんにちまで続く反日の背景にある――、と黒田さんは書く。面白い分析だ。
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「日本人を悪く言う韓国人は韓国人の喝采を浴びるだろうが、韓国人を悪く言う日本人を賞賛する日本人はいない。何故なら、私たちは節度を知り、礼節を重んじる誇りある大和民族だからだ」とは格好つけすぎだ。
嫌中・憎韓の世論を知らないのか。
嘘捏造を後押しする偽りの河野談話と村山談話を見直すとする安倍総理は、米国の圧力により消えかかっている。
何が誇り高き大和民族だ。
武士は食わねど高楊枝的な発想ではらちが明かない。