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7月22日の山口真一さんのコラムより

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2016-2017シーズンに『フィギュアスケート・マガジン』は5冊を発行したが、読者の皆さんからいただいたご意見・感想でもっとも反響が大きかったのが、9月下旬発売の「プレシーズン号」に掲載した吉田年伸さんの記事だった。吉田さんは羽生結弦のスケート靴のエッジ部分(金属の刃)を研磨している技術者で、ジャンプ、スピンなど羽生の高度な技術を、表に見えないところで支えている人だ。

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吉田さんとは主にアイスホッケーの現場で顔を合わせるが、こうしてじっくりと話をするのは1年ぶり。

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ただ不思議なことに、アイスホッケーの話をしていても、なぜか話題は羽生結弦のことになっていた。2時間半の酒席のうち、おそらく1時間42分くらいは羽生の話をしていた気がする。吉田さんは単にエッジ研磨を担当しているだけでなく、羽生の相談相手でもある。しかも奥さんは仙台時代の羽生を指導していた阿部奈々美先生。話がとてもリアルで、かつ興味深いものばかりだった。

「羽生が僕に研磨のリクエストをしてくるメールが可愛いんですよね」と吉田さん。文面からは、彼が本当に信頼を寄せていることが伝わってくる。もちろん、話は奈々美先生のことにも及んだ。羽生が奈々美先生に会うと「僕、今、こんなことやってるんですよ」と子供のように話しかけてくること。それを聞いて、国別対抗のエキシビション前に4回転ルッツを跳んでいたのは、奈々美先生に見せるためだったのかな――という気もした。吉田さんはスケートの技術者になる前はバンドマンだっただけに音楽への造詣も深いが、奈々美先生とともに『ヴァーティゴ』の振り付けを考えた時の話も面白かった。「あの腰の振りは僕がアイデアを出したんですが、最初はものすごく評判悪くてですね!」。思わず大根サラダを口から吹き出しそうになった。

それ以外にも、笑える話、「羽生にもそんな一面があるのか」という話、ちょっと重い話と、あっという間に時間が過ぎた。取材抜きという席だったので、そこでの話を紹介するのははばかられるが、羽生結弦は、男である私たちの目から見ても、知れば知るほどより興味をかき立てられるスケーターだということをあらためて感じた。さらにいえば、奈々美先生にも同様のことがいえる。「そうだ、次は奈々美と3人で飲みましょう」と吉田さん。吉田年伸という技術者、阿部奈々美という指導者、そして羽生結弦というアスリート。3人に対する尊敬が深まった、忘れられない夜になった。

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このコラムを読んだ時に、あの腰を振る振付について奈々美先生が当時
「ここはお客様にキャーキャー言ってもらう部分ですよ」
うろ覚えなので正確ではありませんが、このように仰ったとお聞きしました

当時の結弦少年は恥ずかしいと思うのは当然で、この2010年のNHK杯のエキシビションでは明るく爽やかな腰振りでした(=´∀`)

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左右が黒くて申し訳ないです💦
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これは2011年のネーベルホルン大会だと思います

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ドイツということで、腰振りの部分では会場から「ピーピー」と口笛でそのカッコよさを褒めてくださっています♪(´ε` ) 

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そして2015年のファンタジーオンアイス幕張
 
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どうにでもしてください!
と言いたいぐらいセクシーですが、ご本人が演技後のインタビューで仰ったのは…

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ちょっとした男の色気というか、大人の色気というか、そういうものを出せれば…

まだ恥ずかしいですけど
でも、恥ずかしさみたいなものは克服できたかなと思う

--あの振付について、まだ恥ずかしいか聞かれると

そこはあまり触れてもらいたくないところなんですけれども…


やっぱり現代にも日本人の心の根底にある奥ゆかしさを考えると恥ずかしい気持ちが理解できます

話は逸れますが、「アイスダンスは男女が密着して演技をするため、どうしても日本人の特質上抵抗があり、選手達のご両親がアイスダンスへの道に進む事を拒むケースもある」ということです

日本人には日本人の良さが、外国人には外国人の良さがあるのですから、日本人らしく慎ましい中にもそこはかとなく漂う色気とスケート技術があれば、十分に世界と戦えると思います!
アイスダンスはセクシーさを競う競技ではありませんものね


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こちらはアイスダンスの強化選手Bの、深瀬理香子さんと立野在さんです
理香子さんはとっても綺麗なお嬢さんですね✨
今年の3月に行われた世界ジュニアでは13位、これは日本人選手として過去最高の成績だそうです!

話を元に戻して、こうして三つのヴァーティゴを見比べると、結弦さんはスケート技術が向上されたとつくづく感じます
高校生の頃は教わった振付通りに滑っている印象を受けますが、2015年のヴァーティゴは完全に音を捉えていて観客と一体になり完成させたプログラムだったと思います

山口真一さんのコラムでは、結弦さんが奈々美先生に見せる素顔も垣間見る事ができ、また重い話とはあの事かしら?と色々と考えながら読ませて頂きました

吉田さんと奈々美先生は、これからも良き理解者として結弦さんを見守ってくださるでしょうね

結弦さん、恥ずかしいのに記事にしてごめんなさいね
お写真だけにしたのでどうかお許しください

ここまでお読みくださりありがとうございました♡

お写真は全てネットから感謝してお借りしました