こんにちは、乙花です。

(初めての方は、こちら をお読みください)

 

[少し早い夏休み。軽井沢へ]

 

 

先日、職場のマネジメント研修で、「7つの習慣」の話が登場しました。
あまりに有名な本なので、改めて内容の紹介はしませんが。

「自分のミッション(使命)を見つける」という、この本に登場する大きなテーマは、良く知られているだろうと思います。

で。
「ミッション(使命)を見つけたと思ったら、違った」
とか、
「ミッション(使命)を見つけたと思ったのに、うまくいかないんです。これは違うんでしょうか?」
とか、
「ミッション(使命)が見つからないのです」
みたいなお悩みも、良く聞くわけです。

で、ね。

今回の研修ではそれに関する明確なアイデアをもらったので、悩める皆さんにお伝えしようと思います。

それは、
「自分のミッション(使命)を見つける」には、まず「自分がいつ死ぬか」を決める
と、いうこと。


……意味、わかりますか?

「死ぬまでにしたい10のこと」
とか、
「最高の人生の作り方」
とか、
「余命3ヵ月の花嫁」
とか、
そのあたりの映画を思い浮かべてもらうといいと思うのですが。

これらには、「余命宣告を受けた人が、その期間で精いっぱいやりたいことをやり遂げてから死ぬ話」という、ザックリした共通点があります。
言い換えるなら、「限られた命の中で自分のミッション(使命)を見つけて、やり遂げてから死ぬ話」です。

逆に言うなら。
いつまで生きるかどうかわかんない状態で、「精いっぱいやりたいことをやり遂げてから死ぬ」なんて、無理 なんですよ。

だから、「いつ死ぬか」を自分で決められないうちは、「自分のミッション(使命)を見つける」のとか、そもそも無理!……とも言えます。

皆さんの中には、「やりたいことを300個書く」ワークとかをやったことがある人もいることでしょうし。
満月のアフォメーションとかも、やった経験がある人もいることでしょう。

でも。
うまくいったこともあれば、いかなかったこともあるし。
できたこともあれば、できなかったこともあるでしょう。
それが、普通なのではないかと思います。

何故って。
「いつまでに叶えたいか」って、決めてないですよね?たぶん。

私は体験セッション時のワークで、「3年後どうなっていたいのか」を3つ書いてもらうというのをやりますが。
「3年後の望み」ですら、「そのために今日何をするのか」に落とせない人がいっぱいいますし。

落とせても、いきなり初日からできない人はいっぱいいます。

なぜって。

人は、3年たっても10年たっても、自分は元気で生きている!……と、思っているから。

そして、「望み」というのが大抵、叶わなくてもマイナスにはならないこと……だから。

でも。
「この望みが3年後までに叶わなかったら、そのまま死ぬんだ」ということがわかったら、本当に今日何もせずにいることができるでしょうか?

たとえば、好きな男性と結婚して子供を産みたい!……という望みとか、肉体的に健康で出産可能な女性であれば、3年もあれば可能ですよね?
それなのに、「結婚して子供が欲しいのに、できない」とか、4年も5年もそれ以上もグズグズ言ってる女性は、いっぱいいます。

結局、自分で、それをミッション(使命)にしてないんだと思います。

でも、「いつ死ぬか」を自分で決められるほど胆力や根性がある人は、そうそういないので。
結果、世の中ミッションを探して命をさまよう迷子だらけ……という事態に。

だから、そんなに「自分のミッション(使命)を見つける」ことにこだわらなくても、いいと思います。
そんなことに悩むんだったら、今日ひとつ自分が幸せな気分になったり、他者を幸せな気分にできることをやったほうがいい。



ちなみに、ここから先はどうでもいい話なんですけどね。
この話を講師の先生がした時に、私が感じたのは、

「ああ、私はもう死んでいるんだな」

という思いでした。



[イヤマテ。「北斗の拳」じゃなく💦]


おそらく、凄く意外に思われるかも知れませんが。
私、そんなにエネルギッシュでパワフルで、元気で生命力に満ち溢れた人というわけでは、ないと思っています。

アグレッシブ(牡羊座:太陽・月・水星)で、タフ(牡牛座:火星・金星・土星)ではありますが。
それでいてどこかで、「自分はもうこの世の人ではない」感じがあるんですよね。

 


[「ポーの一族・春の夢」のエドガーのセリフですが。まさに、こんな感じ]


たぶん、子宮筋腫の手術をした後あたりからかな?と思うのですが。
全身麻酔で意識が完全になくなった経験とか、自分の肉体の一部を完全に失ったという感覚とか、そのあたりがきっかけなんでしょうね。

だから、「3年たっても10年たっても、自分は元気で生きている!」という感覚というよりも。
「3年たっても10年たっても、自分には実体はない」という感覚のほうが、強い。



[イヤマテ。「妖怪人間ベム」じゃなく💦]


だからこそ、10年以上先のことも考えますし。

自分には子供はいないにもかかわらず、1代先、3代先、7代先……彼らの世代が幸福に生きることに、今日の自分の命がつながっているかどうか?……ということを、時々考えるのです。

 

3年経っても10年経っても自分は元気で生きている!……というよりは、自分が存在しなくなった世界(そもそも今の時点で存在していないような気分なのですが)に対して、自分がどう関われるのか?と、時に思うのですよね。

 

いずれにしても、ミッション迷子でも良いんじゃないの?……と、いうことです。

だって、「自分がいつ死ぬか」なんて、自分では決められないことなんですから。

 

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プロフィール写真の撮影をしています。

生まれ変わりたいあなたのための占星術メイクフォト

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◆乙花わかこ 自己紹介◆
 

IT関係の会社の正社員歴、20年超。

ここ数年は、5~10名のメンバーさんと2~3個のプロジェクトを抱えるリーダー職。

 

しかしリーダー職になったのは、30代で脳梗塞→2度の鬱→リストラ→海外(ベトナム)逃亡→帰国後再就職、してからの大復活劇。
元々は自分に無理をして、本当に自分を殺して生きていた人。

 

2015年に30代から患っていた子宮筋腫が悪化して全摘手術に至り、そのことでむしろ「女」に居直ったかも知れない。

 

リストラ以降独立開業に興味を持つようになり、現在は占星術や写真などを組み合わせた、オリジナルの「乙花的<美神>メソッド」を提唱中。
自分の人生を変えたツールは、外見を変えたこととカメラで日々を映すようになったこと。eos80dユーザー。

自分に素直に正直に、「幸せ」と感じることに忠実に生きようと意識しているうちに、「起業して退職」のつもりだったはずが、会社仕事の環境が劇的に良くなってしまい、現時点では全く退職する予定はなく、パラレルキャリア街道を疾走してます(笑)。

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