こんにちは、乙花です。

(初めての方は、こちら をお読みください)

 

先日、モデルさんの撮影会に参加してきました。


[乙花撮影、渾身の1枚。『ヴォーグ』の表紙っぽい]

 

 

参加する人達は、わざわざお金と時間をかけて撮影会に参加するのですから、みんなカメラのことは「好き」ですし。
中には、凄くいいポートレートを撮影する人もいます。

でも、彼らのほとんどは、素人さんを撮影してお金をいただこうとは思っちゃいないのです。
自分の写真でお金がもらえる自信がないから……ってのも、あるとは思いますが。
それ以上に。

彼らは、「いい写真を撮りたい」と思っていますからね。
人物を撮るなら、プロのモデルさんを撮りたい んですよ。

当たり前でしょう??

「私なんて……」という自信のなさが透けて見える人とか。
できた写真を見て、「やっぱり私、写真映り悪いんですね……」とか言いそうな人とか。

そんなもん、撮りたか~ないんです。


ついでに言うと。
カメラにドハマりしてる特にオジサマのカメラマンとか、普通に他のことで稼いだお金を結構持ってますから。
自分の写真でお金をもらう必要なんかないんですよ、彼ら。

ということで、「彼ら」と「撮ってもらいたい素人さん」は、マッチングしないのですよね。

ちなみに私は、透けるネガティブが映る写真も撮ってみたい変わり者なんですが(笑)
でも、撮られる側はそんなもの撮って欲しか~ないし、少なくとも世に出したか~ないわけで。
やっぱりいまいち、マッチングしなくてお蔵入りしている1枚も多いです(爆)。

一方。
じゃあ、プロのカメラマンは、どうかというと。

今回の撮影会を企画したのは、私の師匠の1人であるプロカメラマンなのですが。
なんというか、相当の機材マニア!
(ちなみに今回使ったスタジオのレンタル撮影補助機材は、買ったら総額約120万円超だそうで💦)

それを、楽しそうに嬉しそうに、操作したりセットアップしたりしている彼を見ていて、
「ああ、この人やっぱりプロなんだなぁ~(本当に、骨の髄まで写真好きなんだなぁ~)」
と、つくづく思った乙花。

スタジオとかモデルさんとか手配して、受講生集めて。
機材準備して、セットアップして。
テキスト作って、生徒さんにカメラの扱い方をアドバイスして、人や物のトラブルに対応して。
モデルさんや受講生達のことも、丁寧に扱って。

……まぁ、もの凄い労力だと思います。

そして、スタジオやモデルさんへの支払いと受講料の差益を考えたら、そんなに得するもんでもないだろうと思いますし。
(正直、自分自身もそのシチュエーションで写真が撮れるという楽しみがあるから、できるんじゃないかと思う。。。)

でも。
そういうモロモロの”エクストラパーツ”も含めてできないと、「プロの仕事」にはならないんですよね。



[ちょっと冨永愛っぽく、不機嫌な感じに]

 

 

そして。
今回の受講生さん達は、”エクストラパーツ”に手を出そうなんて思っちゃ~いないのです。

それが悪い……ということではなくて。
「好きなこと」を「趣味」として楽しんでやる……というのは、そういうことなので全然いいんですが。

ただ。
「好きなこと」を「仕事」にするとなったら、”エクストラパーツ”まで含めてトコトンやる!!……という必要があるんですよね。

もちろん、そんなことはしなくてもいい人もいますが。
それは例えば写真の世界で言うのなら、「カメラマン」ではなく「アーティスト」の域に達した人とか。
「カメラマン」でも、物凄い稼ぎがあってアシスタントを使える域に達した人とか。
そんな領域です。

なのに。
「好きなこと」を「仕事」にしたいと言いつつ、でも”エクストラパーツ”はやりたくない……という人、山ほどいますし。
世の中の「仕事(or会社)がつまらない・辞めたい」と言う人のほとんどが、”エクストラパーツ”をやりたくないだけなんじゃないかと感じるんですよね。

でも。
”エクストラパーツ”のない「仕事」なんて、世の中には存在しない!!
特に、どんな仕事にも存在する見習い期とか、OJT期とか、モニター募集期とか、立ち上げ期とかは、特に!!
そして、やるかやらないかは別として、”エクストラパーツ”ができないorやったことのない自称プロが一番、ロクな仕事しない!!(←これは会社仕事の経験上、思うことですけどね💦)

なので、”エクストラパーツ”も含めてせめて嫌じゃなく辛くなくはじめられる仕事をするのって、大事です。
むしろ、”エクストラパーツ”の一角を極めれば、それがあなたの「売り」にもなるしね。

「ネイルが好きだからネイリストになりたい」
 ↓
「写真が好きだからカメラマンになりたい」
 ↓
「サッカーが好きだからプロサッカー選手になりたい」

全部、「好きなこと」を「仕事」にしたいという意味の言葉ですが。
後になればなるほど、「お前マジか!?」度が上がると感じませんか?
それはやっぱり、主軸である「仕事」で、よりシビアな結果が求められるから。

でも、「ネイルが好きだからネイリストになりたい」も、”エクストラパーツ”に関してはサッカー選手と同程度の覚悟が必要なのだと思います。
「試合には出たい」、「でも練習はしたくない」・「ファンサービスとか面倒くさい」・「監督やコーチの言うことは聞きたくない」……そんなプロサッカー選手、いないでしょう?

 

あなたの「仕事(or会社)がつまらない・辞めたい」は、それ↑と同程度の「”エクストラパーツ”をやりたくない」だけではないんですかね?

そして、あなたが本当に”エクストラパーツ”まで含めて楽しくできることは、何ですか??

 

[たぶんパーカー売ってる。アニエスベーあたり]

 

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◆乙花わかこ 自己紹介◆
 

IT関係の会社の正社員歴、20年超。

ここ数年は、5~10名のメンバーさんと2~3個のプロジェクトを抱えるリーダー職。

 

しかしリーダー職になったのは、30代で脳梗塞→2度の鬱→リストラ→海外(ベトナム)逃亡→帰国後再就職、してからの大復活劇。
元々は自分に無理をして、本当に自分を殺して生きていた人。

 

2015年に30代から患っていた子宮筋腫が悪化して全摘手術に至り、そのことでむしろ「女」に居直ったかも知れない。

 

リストラ以降独立開業に興味を持つようになり、現在は占星術や写真などを組み合わせた、オリジナルの「乙花的<美神>メソッド」を提唱中。
自分の人生を変えたツールは、外見を変えたこととカメラで日々を映すようになったこと。eos80dユーザー。

 

自分に素直に正直に、「幸せ」と感じることに忠実に生きようと意識しているうちに、「起業して退職」のつもりだったはずが、会社仕事の環境が劇的に良くなってしまい、現時点では全く退職する予定はなく、パラレルキャリア街道を疾走してます(笑)。

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