さて。
ベトナム映画 を見に行ってきました。
ベトナムで映画を見た~って方はけっこういらっしゃるようですが、あえて ベトナム映画 を見たって方はあんまりいらっしゃらないようなので、行ってみました
見たのは、こちら↓
場所は、MIPEC Tower(229 Tay Son、Dong Da Dist)のMagastarです。お値段、10万5千VND(約420円)。
日本にもある、いわゆる「シネコン」ですね~。ここは確か、韓国系だったはずです。
映画の感想を一言で感想を言うと、「予想よりも面白かった」という感じです。
以前、エジプトのカイロでローカル映画館に入ったことがありますが、まるで朝ドラの総集編のようなドタバタ恋愛ホームドラマだった記憶があります(ちなみにアラビア語。言葉はわかりませんが、ドタバタ恋愛漫才劇だってことはわかりました^^;)。
それよりは、ずっとまともな「映画」でしたよ
セリフはベトナム語だけど、英語の字幕がついてますし。
医学部の授業のシーン以外は、まぁ英語字幕でも問題ない程度の内容でした。
ただ、まぁ、やっぱり つっこみどころは満載 だったなぁ、と・・・^^;
以下に、箇条書きで挙げてみます。
1.MIPECの正面玄関のエレベーターで上がると、なぜか映画館の奥に出る
朝一の上映に行ったせいでまだ下の階のショッピングゾーンが開店していなくて、とりあえず正面玄関を入ったエレベーターで最上階へ。
ついたところは、なぜか映画館エリアの裏手。
そこからシアターの通路を突っ切って、シネコンの正面に出てチケットを買いました。
う~ん、朝っぱらからバックヤードツアー。
なんでこんな設計にした のか、はげしく謎。
2.上映時間変わりすぎ
HPの上映時間は「9:00」、受付で渡されたチラシでは「9:45」、で、受付のお嬢さんが案内してくれた実際の上映時間は「9:25」。
もう、どうしてそうなったのか聞く元気もない・・・
3.上映開始してもシネマ入口が封鎖状態
開場される気配がないまま9:30になったので、受付で聞いてみたら、
「開始してます。ついてきて」
と、お姉さん。
入口にはってあるロープを一時外して、私を中へ案内してくれました。
うん、確かに予告編は始まっていた・・・。
てかこれ、受付に直接頼んで入れてもらうしかない の
4.客が私を含めて3組しかいない
朝一の上映だったけど・・・それにしたって、公開されて2日目の映画の入りが3組(5人)って・・・
大丈夫なのかMegastar、そしてベトナム映画。
・・・以下、ようやく 映画の内容に入ります・・・
5.ハノイのUnimartが出てくる
映画の序盤で、主人公がどこかからサイゴン(ホーチミンシティ)に出てくるのですが、どうやらハノイから出てくるらしいです。
なぜなら、ハノイ在住の日本人の皆様にはおなじみの、Unimartが出てきます。
Unimartで乱闘するシーンがありまして・・・いや、 現実のユニマートには、こんなコワオモテなおにーさんたちはいないよね とか思ったり。
・・・・・・いたら怖いわ(笑)。
5.主人公が鼻血出しすぎ
上記のUnimart乱闘シーンでもそうなんですが、乱闘のあげくに主人公が鼻血を出すシーンがなんと3回。
1時間40分の映画で、それはやりすぎ だと思うんですが・・・。
他にも、貨物列車にこっそり乗って 白い薬品の粉まみれになる主人公、とか。
サイゴンの川かなんか(汚い・・・)に飛び込んで 汚れてずぶ濡れになる主人公 、とか。
「これでもか」ってぐらい、主人公を汚してました^^;
いいのか、それで・・・
6.主人公が徒歩
バイク全盛のベトナムで、なぜか徒歩。
無職で貧乏っていう設定だからなんですが、ぶっちゃけ バイクに乗られると撮影しにくい からだろうな、と・・・。
7.デコルテ空きすぎ
美人の妖艶な人妻が露出してるのは、まだ許せます。
しかし、なぜ彼女とは逆の清純派路線(のはず)の女子大生の胸元が、めちゃくちゃ露出しているのか。
そして、なぜ主人公(♂)の胸元も露出度が高いのか。
8.電線のカット多し
やはり、撤去されないまま絡んでもつれた電線は、ベトナムの象徴のようです。
映画の中で何度か、電線をアップにしたカットを見ました。
9.ヒロインの片方が女子医大生な理由がない
予告編を見た時には、殺人事件の死体を見る検死官か何かかと思ったんですが。
そういう絡みは、一切なし。どうやら、ただの大学生らしいです。
グロい脳のホルマリン漬けとか解剖シーンとかを撮りたかっただけですかもしかして。
10.映画内で起こった殺人事件の犯人って、この人で正解なの
結局誰が真犯人なのか、いまいち自信がありません・・・^^;(おいおい)
11.最後のオチが良くわかりません
「えどういうこと」と、深読みして悩み中。
深読みする意味がないとしたら、事件としては至極単純だったってことなんですが^^;
12.女性2人が、いかにも裏がありそうで・・・。
美人の妖艶な人妻は、もちろん何だか信用できない感じ。
清純派路線(のはず)の女子大生も、なんか裏がありそう・・・。
男どもは、主人公を含めてみ~んな単純なんですけどねぇ・・・。
13.って言うか、そもそも主人公は母親を探しにサイゴンに来たはずじゃなかったっけ・・・?
結局、その話が全く本筋とは絡んでこないまま、映画終了。
いいのか、それで・・・
・・・・・・。
とにかく、思うことはいっぱい、つっこみどころも満載な映画でございました。
日常生活以外でもベトナムにツッコミを入れたいという奇特な方には、おすすめします。
あ、ちょっとグロいシーンがあるので、そういうのが苦手な方はやめておいてくださいね。
さぁ、次は年明けに「レ・ミゼラブル」に行こう(笑)。