ベトナムの人は、会ってすぐに年齢を尋ねる人が多いそうです。



私の場合は、入社日に全社員宛てに生年月日入りで自己紹介をメールで流しているので、今のところそういうことはありませんが。



これは、ベトナムの言葉が、相手への呼びかけをきちんとしないとかえって失礼に響くという文化からくるもののようです。



たとえば、目上の人に朝会ったら「おはよう、お兄さん」とか。



さらに目上の男性なら「おじさん」とか、「おじいさん」とか。



目下なら「弟・妹」にあたる単語で呼びかけるのが、正しいマナーなのだそうです。



逆に、相手が自分より目上なのか目下なのかわからないと、正しい人間関係が築けない言語を持った国なのですね。



なんだか、先輩の役者さんを「兄さん」とか「おじさん」とか呼ぶ歌舞伎の世界みたいだな~と、ちょっと思った私でした。