この1ヶ月、ブログもかけなかった理由があります。
なんでこんなにこの街は苦労するのかわからんのですが、
ただ私は2月いっぱいで引っ越しをしなければならなかったんです。契約の更新をしなかったので。
で、早くからダウンタウンのいろいろな物件を見て回り、2月の上旬にはLower East Sideで
new apartmentを見つけ契約、そのまま徐々に引っ越しに入る予定でした。

が、しか~~~~シ!お恥ずかしながら2年もNYに住んでいる私でさえ、
このたびこわーい不動産詐欺にあってしまったのです。涙

で、これをブログに書くか、書くべきではないか悩みながらの日々が過ぎ。
途中でみなさんのアドバイスももらいたくなるほど、悩ましい1ヶ月で、今回ばかりはへこみましたね。。。で、スモールコートという裁判に持って行く直前でなんとか全額返金を達成でき、
友人や周りの人の支えあって、今日無事にノーマルな日々に戻りました。

だけれど、こういう目に会った日本人は以前にも居たような、犯人の口ぶりもあり、
これからNYでapartment探しをする、または留学する人にもぜひ参考にしてもらいたく、
ブログに書く事にしました。ですが、長いので、何回かに分けますです、、、

はじまりは、、、、

2月の初め、ネットでcraiglistというものがあり、その掲示板サイトで物件を探したり、仕事を探したりするのがこちらはよくあるんですね。ただ、うさんくさいものも多く、警戒して掲示している人とは各自の責任で会わなければいけないのです。

で、ここで見つけた不動産屋に行った私は、随分立派な不動産だったのと、担当のダニエルという不動産の男子もきちんとした物件を3件見せてくれました。
ですが、私が気に入らず、条件を再度しぼって伝えたところ、ダニエルがそういえば自分の住んでいる
アパートの下が先週空いたのだが、自分の不動産の物件ではないので、不動産手数料が1ヶ月分かかってしまうけれど、見てみるか?ということで、既に夜7時を回りそうでしたが、見に行ったのです。

ダウンタウンのチャイナタウンにあるその物件は$1650で1ベッドルーム。3階で日当りもよく、エレベーター付き。大きさも結構広く、今までの中では一番気に入ったので、早速申し込みをしたいと言ったところ、これはレナートという不動産屋の担当だから、ということでそのレナートという人にダニエルが連絡し、10分後アパートに来ました。
が、既に仕事が終わりお酒を飲んでいたのか、酒臭く、1カ所で立って話せないほど、落ち着きの無い振る舞い、チンピラ風な様相のしゃべり方をするレナートという男は「結婚してるのか?カップルで住むと喧嘩して家賃を払わないとかトラブルがあるから、一人で住むならよしとしよう、明日すぐに契約するなら、$1550まで下げる。ただし6ヶ月分まとめて払え。」という内容。ただ不動産契約する場合、私のような働いているVISAを持つ人間は、タックスリターンという日本の確定申告のようなものを提出、ソーシャルセキュリティー番号や、個人の銀行のステートメント、IDなどのコピーを渡さなければなりません。
そこで、次の日が大雪だったので、週末にしてほしいということと、ダニエルにまず、このレナートという男の風貌があまりに怪しかったので、「この人が信用できるのか、わからない、物件は気に入ったが」と話すと、ダニエルが「自分の会社の案件ではないけれど、自分はここに住んで3年。毎月の家賃の支払いも銀行のCheckでレナートに渡してるくらいで、様相はおかしいけどちゃんとしたReal Estateの個人会社の人間だから、大丈夫」というので、では明後日に契約で、

とその日はそれで終わるかと思ったのですが、$75をCashで今すぐ欲しいとレナートが言い出したので、用途を聞くと、個人のクレジットヒストリーを調べるクレジットチェックという調査作業が不動産などの物件を借りる際に良く行われるのですが、それをすぐにしたいから、まず$75を今日渡してくれというのです。
しかも領収書はあとで、メールする。と。うーんそれは信用できないよ=と思い、またもやダニエルが「大丈夫、おれば保証するから」って。なので、必ず今夜中にメールで領収書を送るなら、、、と
$75を渡しました。その間、私が躊躇しているときもこのレナートという男は「日本人のお客は何人も相手にしてきた、KAORI, AKIKO,and,,,日本人は良いよな,いろんな意味で。良いお客さんだよ、ここでは」みたいなことを言って来ていました。

今考えると、まず、不動産物件を借りる際には必ず不動産屋の事務所などで、事務処理、名刺交換、支払いなどのやり取りをするのが基本です。
私もここで、信用するしないは別として判断が甘かった。そして、その日本人が彼に取って良いお客さんの意味が「良いカモ」であることも、気づけばよかった。。。


この夜、メールの領収書がなかったので、夜9時頃に「$75の領収書をくれないなら、契約はしない、明日お金を戻してほしい」とメールすると、なんと、夜中の3時、朝の7時に2回も電話を鳴らしてきたレナート。そして、『メールに領収書を送ったから、明日契約大雪だろうが関係ないから現地で、4時で」と携帯メールをしてきたのです。
この時点でも、やっぱり常識外だなーとは思ったのですが、
私もどうせ大雪で街は動かなくなるし、あさってでいいだろう、と軽く考えていました。

しかし、次の日、
昼12時に電話しても、メールしても、テキストしても返事がありません。
4時を過ぎても。結局契約どころか連絡つかず、紹介したダニエルには連絡しましたが、彼も今日はこの雪では誰も動けないから、明後日再度連絡をとりあって、契約をしてくれと言われました。

が、この詐欺話、ここまでが詐欺ではなく、ここからが本番です。
この先は明日、また続きをブログしますです。

ちなみにこれがその物件。
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