こども食堂の立ち位置 | ネコのつぶやき

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こども食堂から一線を引く」 《こども食堂》の名付け親が決意した背景 ボランティアでできる支援には限界がある(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース

 

 

先日、このニュースを目にした時、正直なところ、ショックでした。

「こども食堂」の名付け親である東京にお住いの近藤さん。。。
何かの記事で彼女が運営するこども食堂の記事を読んだことがあります。

お会いしたことはないけれど、彼女の背中が私の目標であり励みでした。

 

 

私の想いを体現してくださっている先輩に出会えたような感激でした。

同じ想いで活動されている方がいてくださるという心強さ。

東京と神戸で場所は離れているのですが、とても親近感がありました。

 

 

 

 

 

こども食堂の名付け親がその活動から一線を引く。
実際、私も運営していて感じることがあります。

今、世の中が求めている「こども食堂」の形はボランティアの域を超えています。

私達、ど素人のお節介おばちゃんが太刀打ちできる領域では無くなってきています。

 

記事の中にもありますが、こども食堂って結構、気楽に始められるのです。

こどもにご飯を食べさせる・・・規模の大小はありますが、根本の想いは同じでしょう。

そして、当然ですが、人間がすることですから様々な思惑が入り乱れ、有象無象の障害も発生し、思想の違いで分裂するとか、活動そのものが頓挫するとか、世間で知られているクリーンなこども食堂のイメージとはかけ離れたことも多々あるわけです。

 

私が時々、「こどもワクワク食堂は利潤の追求とはかけ離れたところで活動しています」と呟いているのも活動を続ければ続けるほど見えてくる闇があるからです。

 

私達がカレーを作っても、お米を配っても、根本的な解決にはなりません。

その場しのぎのサポートしかできていないジレンマを常に感じています。

もちろん、「こどもワクワク食堂」があったから行政の支援に繋がったケースもありますが、私達が出来る事は行政への中継ぎだけで実質的な援助まではできません。

 

運営している私が言うのも変な話ではありますが、

こども食堂が無くなる社会が理想です。

 

 

こども食堂が無くても子供達が安心してお腹いっぱいご飯を食べることができたら・・・

こども食堂なんていらないのです。

 

子供達がお腹を空かしているのも、家に居場所がないことも、学校に行けないことも、そんな社会にしてしまった私達大人の責任です。

何も関係の無い子供達が大人の無責任の犠牲になっています。

親の就労問題、住居の確保、賃金体系の見直し、子供の教育問題・・・全て行政の力が無いと解決できません。

ボランティアができる範囲を超えています。

私達、そんな知識も財力も体力も無いよ。。。。

 

 

 

 

私にできることは何だろうね。

「こどもワクワク食堂」は必要とされる間は続けるつもりではおりますが。

最近、立ち上がってきたこども食堂とは一線を画したいという気持ちは私も近藤さんと同じです。

助成金ビジネスを目的としたこども食堂と一緒にされるのはイヤです。

 

 

最近、定着してきた「こどもワクワク食堂はほぼ実家」というイメージが個人的には結構気に入っています。

子供食堂の定義を難しく考えだすとモヤモヤするけど・・・私はこれからも実家であり続けたいと思っています。

 

 

実家って、用事が無くても行ける場所です。

気負わなくても良い場所です。

カッコもつけなくて良い場所です。

楽しいこともしんどいことも一緒に分かち合える場所です。

 

 

「こどもワクワク食堂」は今の社会がこども食堂に望む姿とは違うかもしれませんが、これからも私が想う”実家”として細々と活動を続けて参ります。

 

ワクワクに来てくれる子供達はみんな可愛い孫です。

ママちゃん達はみんな大切な娘です。

「こどもワクワク食堂」のおばちゃん達はいつでも”おかえり”の気持ちで迎えます。

どうぞ”ただいま”の心でお越しください。

 

 

 

 

 

次回の「こどもワクワク食堂」は

2025年6月28日(土)11時半~13時
(14時完全撤収につき、13時ラストオーダーの厳守をお願いいたします)

場所 中道地域福祉センター

神戸市兵庫区中道通4-2-8
子供無料、大人500円プラス(お気持ちをお願いいたします)
お米やお菓子などお配りできそうです。エコバックをお持ちください。

 

 

 

 

月に一度ではありますが、

いつもの笑顔に会えることを私達も楽しみにしています。

なかなか、ゆっくりとお話ができる状況ではありませんが

「こどもワクワク食堂」はみんなの居場所として活動を続けています。

相談事などありましたら、遠慮なく個人的にご連絡をください。

私の力は微々たるものですが、あらゆるところに連絡を取りまくって対処方法を探します。

自転車で走れる範囲ならばお米を積んで駆けつけますからねっ!!

ダイジョウブ!! 何とかなるから。何とかするから。一人で抱え込まないでくださいよ!

お電話でのお問い合わせは070-5463-8902 まで

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