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しらっきーのひとりごと

 

 

 

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ミュージカル『ロミオとジュリエット』。

 

原作は言わずと知れたシェークスピアの戯曲。

これまでに

色々に演出されたロミジュリを観たけど

この作品は

”若いエネルギーが溢れる舞台”

といった感じがしました。

 

ストーリーは言わずもがな なので

それぞれのキャラクターの心情とかよりも

作品そのものの演出の方に

終始目が行っていました。

 

で、

観終わった感想としては

とても良かったのだけど

ちょっともったいないなぁ…

と思う部分もあった 

というのが正直なところ。

 

上三角  下三角  上三角

 

近未来の街という設定だったため

ダンスも曲も

今風なポップさやロックな感じがあり

これはこれで惹き付けられました。

 

ただ

第一幕はこの設定を受け入れられず

どこか違和感を感じてモヤモヤ…。

が、二幕に入って

シェークスピアのロミジュリのアレンジ

というより

シェークスピアのロミジュリをアレンジした

「ウエストサイド・ストーリー」のアレンジ

と思ったら

スっとはいってくる気がしました。

 

 

オープニング

キャピュレットとモンタギューの若者達が

争うシーンの

ダイナミックでキレのあるダンスは

争いの勢いや

若者の爆発的な感情が表現されていて

一気に物語へと引き込む強さを感じ

まさに

ウエストサイドを未来型にしたら

こうなのではないかと。

 

全体的にダンスの勢いや振り付けは

この舞台の設定にもよく合っていて

見た目にも楽しめました。

 

キャピュレット家での仮面舞踏会が

ミラーボールの回るクラブ風な趣だったり

連絡手段にスマホが使われたり

神父様がネットを見ながら

アロマオイルを作っていたり

近未来が舞台だけに

シェークスピアの作品には

出てこないシチュエーションがあちこちに。

 

うむ…

シェークスピアも

現代的世相に合わせるとこうなるのか。

 

そして

そのシチュエーションだからこその

シーンもところどころあり

特に

劇中の連絡手段がスマホというのは

近未来という設定ならではで

意外に色んなシーンで出てきていました。

 

情報がグループラインで共有されたり とか

 

舞踏会後

ジュリエットの部屋のバルコニーで

二人がお互いの愛を確かめ合い

結婚しよう となって

明日連絡する…という流れになったところで

 

ロミオ「アドレス教えて」

ジュリ「私のスマホはお父様が管理してるの」

ロミオ「最悪っっ!」

 

なんてやり取りがあったり とか

 

ジュリエットが薬で死んだようになることを

ロミオに知らせるのに

神父様がメールで連絡をする とか。

(そのスマホを失くして

ロミオには神父様の計画、真相が

伝わらないということになっている)

 

確かに、現代において

スマホは連絡に必要なアイテムだし

コミュニケーションツールでもあるけど

私がもったいないなと思ったのが

この”スマホで連絡”の部分でした。

 

せっかくの登場人物の気持ちや

ストーリーの高まりで熱くなった空気感が

スマホで連絡をするという行為で

一気に軽々しいものになってしまうように

感じたからです。

 

先述のロミオとジュリエットの

バルコニーでの会話などは特に

本来ロマンチックで

急激に

二人の気持ちが高まっていくシーンなのに

スマホというアイテムが出たことで

どこか興覚めしてしまいました。

 

二幕が

マーキューシオとティボルトの争い、死から

ロミオのヴェローナ追放

そして

ジュリエットの偽の死と

終幕の二人の悲劇へと緊迫感が高まって

ぐいぐい惹き込まれていっただけに

そうした現代アイテムが

雰囲気を損なうように思えてしまったので

せっかくのいい作品なのにもったいないなぁ

と感じてしまったのでした。

 

ただ逆にそれは

現代のようにスピード感を求めるのは

便利であると同時に

その行動やアイテムが

どこか希薄で

軽い人間関係を作り出してしまう

ということを表していたのかもしれない

とも思いました。

 

デジタル化された世の中にあって

手間暇の掛かるアナログが

完全になくなってしまわないのは

そうした手間を掛けることで

得られるものがあるからだと思います。

ロミジュリでの連絡手段は

やはり時間も手間も掛かる手紙の方が

そのもどかしさが感じられるからこそ

悲劇的に思えるのではないか

そこが時代設定に合わせて

スマホという手段が出てきたから

興覚めしてしまったのではないか

という気がしました。


 

そんな中

今回の舞台でとても良かったと思ったのが

「死」の存在。

 

ロミオのソロで

シンクロする動きや表現力豊かな動きで

心情を表していたり

結婚式の時や要所要所で

気配を感じさせず

でも存在感はある佇まいでそこに居る様子が

素晴らしかった。

 

「死」を形にしたということで

最初は

『エリザベート』のトート

いや、歌もセリフもないから

トートダンサー的な感じか?と

思いながら観ていたのですが

『ダンスオブヴァンパイア』の

伯爵の化身っぽいところもあるなあと。

 

いずれにしても

ロミオの心情、観念に絡み

静かにそばにいる存在が

この作品を

引き締めていたように思います。

 

ラストの霊廟での

二人がそれぞれ命を絶つ時

その後

両家が二人の死を嘆き和解する時には

背景の十字架のところにいて

磔にされたキリスト(神)と

重なるような動きがあったりして

二人の「死」は

神の思し召しであったとでもいうような

見せ方だなあと思いました。

 

また気になったのは

キャピュレット卿とその夫人の

心情を吐露するソロがあったこと。

 

ジュリエットが

キャピュレット夫人と

他の男性との間にできた子

という設定に絡んでのソロだったけど

なぜそういう設定にしたのか

今ひとつ理解できなかった。

 

そういう複雑な家庭事情が

ジュリエットの性格を形作ったとか

運命の相手と出会い結ばれることを

より際立たせたかったとか…

うーん

でも曲は良かったです。

 

そして曲と言えば…

一幕最後の

礼拝堂で結婚式をする二人が歌う「エメ」。

 

この曲どこかで聴いたことがあるんだけど

どこだったのか思いだせない。

この作品の過去の上演を観てはいないから

他の舞台か何かでだと思うのだけど

聴いたことがあるとわかるくらい

印象的で、ドラマチックで耳に残る旋律。

 

それでいて

どこかこの先の悲劇も感じさせる

悲し気な印象も流れていて

名曲だ!と思ってしまいました。

 

この曲が二幕のアントラクトにもなっており

一幕終わりでの

幸せの絶頂にある二人のアツい空気感が

二幕ラストの

悲劇へ向かう緊迫感への導入として

観る側の気持ちも高めてくれていました。

 

 

今回の観劇は

小関裕太さんが観たかったからなんだけど

もうとにかく素敵な王子様でしたラブラブ

 

いや~イケメン見るのは目の保養になるラブ

 

でもそれ以上に

作品そのものを楽しめた観劇になりました。

 

公演は新国立劇場中劇場。

他の観劇でも来たことがありますが

今回は1階後方席。

でもとても観やすかった。

 

後方に向けて段差があるのと

前の座席と互い違いの配置になってるのとで

前の席の人の頭が全然邪魔に感じずに

快適に観ることができました。

音の聴こえも良かったし。

 

お隣の席の方も”観やすい”と

お連れの人と話していました。

 

全劇場がこうだといいんだけどなぁ。

 

  

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