ご訪問くださり、ありがとうございますしらっきーのひとりごと
ぺり子からのお知らせ◆イベント参加情報◆
《アート＆クラフト市》
◾︎2024年5月25日（土）11:00～17:00
東京スクエアガーデン
《ヨコハマハンドメイドマルシェ》
◾︎2024年6月29日（土）～30日（日）
11:00～18:00
パシフィコ横浜 展示ホールB・C・D
＊Periko Factoryは29日のみ出展
原作は漫画。
映画やアニメ、ドラマ等
様々な形になっていたようですが
私は見たことがありませんでした。
なので
このミュージカル化されたのが初見。
一言で言うと
“じんわりと感動する作品”でした。
海外ミュージカルのような華々しさも無く
戦争中の時代を扱った内容なので
ともすると
暗い作品のような印象を持ちそうだけど
むしろ人生賛歌というか
生きていくということに対しての
問いと応援歌のような感じがしました。
そして
戦争を経験したことのない
自分達以降の世代には
体験者から話を聞くことも無くなり
そうした資料等に触れることも少なくなった
戦時中の人々の生活や日々の営み
戦争による身近な人の死というものを
リアルさをもって知る事のできる
貴重な舞台だったと思います。
上演中 何度か
“自分がこの時代に生きていたら
どう生活していただろうか” とか
“この状況の中で
生き延びていけただろうか” と
頭の中に問いかけが浮かびました。
こうして力強く
生きてきた人々がいたからこそ
今の自分達がいるのだと思いました。
正直、第一幕を観ている時は
今ひとつストーリーの流れが掴み切れず
分かりづらい印象がありました。
幕間にパンフレットの冒頭掲載の
原作者のインタビュー記事を読んだりしつつ
二幕をどう観ればいいか
モヤっとしていたのですが
二幕開始直前に突然
この話は
戦時中にその日その日を過ごしてきた人々の
ちょっとした出来事を少しずつ披露しながら
この時代の人々が
戦争に翻弄されながらも
自分の居場所を見つけようとし
悲しみや苦しみの中でも
明日への希望や前を向いていく力を
見出そうとしていたということを
伝えようとしているのではないか
戦争そのものというより
戦争の中で生きた人々について知ることで
より戦争を身近に
実際にこの国でもあった事として
捉えてほしい…ということなのではないか
そんな風にふっと頭に浮かんで。
そう思いながら観たら
ストーリーに入り込めました。
嫁としてその家に居続ける自分の居場所。
そうした女性の生きづらさも
当時では当たり前の生活であったこと
そんな中でも
人々が協力したり助け合ったりして
生きていたということ
広島の原爆投下についての情報は
そこで暮らす人達には
詳しくは伝わっていなかったり
戦死した家族の遺骨代わりに
石が骨壷に入れられていたりしたこと…等々
すずという1人の女性の日々を通して
淡々と描かれるそれらの出来事を見る事で
当時の生活が
リアルに伝わってくる感じがしました。
とても良い作品だったと思います。
ミュージカル音楽を勉強しに渡米し
活動再開したアンジェラ・アキさんが
音楽を担当。
舞台の世界観に寄り添った音楽でした。
リプライズがあったからか
テーマ曲が耳に残りました。
＊＊おまけ＊＊
幕間に
本公演のオリジナルドリンク
木苺のミルク珈琲（確かこんな名前…）を
飲みました
あみぐるみ工房 Periko Factory
あみぐるみ雑貨の販売をしています
《ネット販売》
ぜひ のぞいてみてね
