しらっきーのひとりごと
さて
今回観た
『CROSS ROAD
~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』
実は当初の観劇予定は1日のみでした。
ところがその観劇日に
お隣の席の方から
「5/7のチケットを貰ってくれないか」
と声をかけられまして。
聞くと
仙台から来られている方で
交通費がかかるため
東京への観劇は
他の用事と合わせて来るのだそう。
でも今回
その用事が無くなってしまったこともあり
5/7の観劇もキャンセルしようと思って
チケットをもらってくれる方がいないか
劇場で探すつもりでいたとのこと。
5/7は予定もなかったので
譲り受けることにしましたが
なんと❗️最前列ど真ん中の席‼️
最近では滅多に入手出来なくなった席を
タダで貰うのは申し訳ないと言ったら
「じゃあプログラム代分だけいただきます」と。
な、なんていい人なんだ…
かくして
2回の観劇となりました。
4月27日マチネ キャスト
5月7日マチネ キャスト
最初の観劇日の時は
前日にビッグサイトの「ホビーショー」で
歩き回っていた疲れが出たのか
途中 意識が飛んでました…
やっちまった…。
お譲りいただいた2回目は
さすがに最前列でかぶりつきでしたので
(一応?)しっかりと観ました。
以下 その感想。
観劇後に
パガニーニのことをちょっと検索してみたら
確かにその超絶技法は
「悪魔に魂を売り渡した代償で手に入れた」
と噂されていたみたいですね。
パガニーニの名前は聞いたことあるし
クラシックは好きだけれど
あんまり曲や人物について知らなかったから
その部分を題材にしたというのが
まず面白いな と。
そういう噂というのは
クリエイターにとっては
色々と想像をかき立てられるだろうから
題材になり安いんだろうなぁ。
「十字路の悪魔には
人生の十字路で立ち止まった者にしか見えない」
という言葉がグサリと刺さりました。
パガニーニは
自分の才能について絶望している中で
悪魔と出会うわけだけど
自分に自信が無くなったり
人生そのものに絶望したり
生きていく中で十字路の
どの道へこれから進んでいけばいいのか
迷う事は誰しもあるはず。
その時に
自分がどうなりたいか
自分がどうしたいか
というヴィジョンを思い浮かべられるかが
その先の道を決めるのだと私は思います。
パガニーニにとっては
ヴァイオリンを上手くなりたいとか
凄い曲を作りたいとか
そんな単なる欲望のヴィジョンではなく
音楽と一体化したい
音楽そのものになりたい
というような
もっと高い位置での自分のヴィジョンが
悪魔の手をとらせた
という風に 私には思えました。
悪魔のために演奏しなければいけない
悪魔が弾けと言ったら弾かなければいけない
その約束は時にパガニーニを苦しめるけれど
それ以上に
ヴァイオリンを弾く時の高揚感
自分が
最高のヴァイオリニストにして作曲家だとの
ナルシスト感 が
自分が音楽そのものだと思えて
曲を弾く度に命が削られようとも
手にしたかったのだという気がします。
音楽から逃れることが出来なかった
ということなのだろうな と。
「音楽は命」という言葉が出てきますが
“音楽を奏でることによって
命が削られていく”
という意味と同時に
“音楽が自分の命そのものと同じくらいに
自分の全て、自分そのものである”
という意味も持っていると思いました。
今も聴かれるクラシックの名曲の作曲者は
才能だけでなく
そうした魂の持ち主が多かったのかも…
なんて思ったりもしました。
私自身、クラシックは好きだし
ピアノを弾くので
特にショパンやリストが好きだけど
リストはパガニーニの影響を受けて
「僕はピアノのパガニーニになる!」
と奮起したとか。
ピアノの超絶技巧と言われるリストの曲は
そうした逸話があると知ると面白い。
また『ラ・カンパネラ』が劇中で流れたので
「リストの曲だよね?」と思ってたら
実はリストが
パガニーニのヴァイオリン協奏曲第2番の
第三楽章の主題を編曲して作ったのが
ピアノでよく聴いていた
『ラ・カンパネラ』だと知って驚きました。
ちなみにこの曲、私は弾けません
ピア二ストには不向きな指の短さと
右手の鍵盤を飛びまくる動きができるほど
練習もしてないし、上手くもないんで。
2回目観劇後
東京ミッドタウン日比谷の
スタバでひと休み。
小腹が空いてたので
ピンクフルーツチアアップ と
クッキー&クリームシフォンケーキを
オーダーしました。
シフォンケーキ1口食べてしまってから撮影
が!
商品待ちのカウンターで
翌日から販売開始の
【ストロベリーフラペチーノ】
のアナウンスボードを見て
“モバイルオーダーなら
先行して今日から飲めるんだった”
と思い出し
ここは一つ先行オーダーを体験しようと
後からストロベリーフラペチーノを
追加してしまいました~
ホイップ少なめ 無脂肪乳に変更でオーダー
観劇後の余韻をたっぷり味わいながら
カフェタイムを過ごしました