ぽってり苺ご訪問くださり、ありがとうございますぽってり苺
プライベート記事は「しらっきー」として
あみぐるみ記事は「ペり子」として
一人二役で書き綴ってます音譜
 
********************
2018年4月~2020年9月のあみぐるみと
一部プライベート記事はこちらから
********************
 
  

しらっきーのひとりごと




    ぺり子からのお知らせ

◆イベント参加情報◆

《TOKYOハンドメイド祭vol.5
◾︎2024年3月9日(土)12:00~17:30  
  2024年3月10日(日)11:00~16:30

  東京都立産業貿易センター浜松町館
*Periko Factoryは10日のみ出展

《東京ハンドメイドマルシェ
◾︎2024年4月6日(土)~7日(日)
  11:00~18:00

  東京ドームシティ プリズムホール
*Periko Factoryは7日の出展

《ヨコハマハンドメイドマルシェ》
◾︎2024年6月29日(土)~30日(日)
  11:00~18:00

  パシフィコ横浜 展示ホールB・C・D
*Periko Factoryは29日のみ出展



去年 久々に「すごい!」と感動した

『ジャンヌ・ダルク』を観た時

登場人物のシャルル7世の母親が

“イザボー”だと知りました。


まさか こんな繋がりがあるとはキラキラ


年代的にはイザボーの方が古いから

観劇(上演)順序が逆だったら

更に面白かったかも。


それでも

シャルル7世の王位継承までの流れがわかり

ジャンヌ・ダルクの話と繋がって

2作品を観劇できたことで

壮大な歴史物語を堪能した気分になりました。


上三角下三角上三角


当初の観劇予定は1回だけだったけど

あまりにも感動的な舞台だったので

もう一度観たいと思い

急遽チケットを追加。

2回目を東京千秋楽で観てきました。


オリジナルミュージカルの初演ですが

ストーリー性も

音楽、舞台装置、証明、衣装等

とても良く出来た素晴らしい作品でした。



イザボーは

“フランスの歴史上でもっとも嫌われた王妃”


確かに

複数の男性と関係を持ったり

敵国のイングランドにフランスを売った等と

誹謗されたり

その行いだけを見てみると

強欲で贅沢三昧の最悪な王妃

…と言われても仕方ない感じ。


でも

女性が国政に関わるなど以ての外 と考えられ

王位継承の為の息子や

政略に利用する為の娘といった

子供を産むだけの存在でしかなかった時代


そして百年戦争の最中で

イングランドや

フランス国内での領地争い等の

複雑な権力争いや陰謀が渦巻いている

時代背景にあった中で

自分らしく幸せになるために

ひたむきに生きた結果が

「最悪の王妃」と言われる形になり

悲劇性を帯びてしまった…


精神を病んで狂ってしまったシャルル6世を

愛していたからこそ

国王を守り、フランスを守るには

自分が強くなるしかない

そして

単に男達や周りの者達の言いなりになって

籠の中の鳥として生きるのではなく

自分の意思で

自分が自分でいられるように生きよう


その一心だったように思えました。


その時代にあって

そう決意して生きていくには

相当の覚悟が必要だったはずで

強欲と言われるくらいに

強くならざるを得なかったのだと思います。


トロワ条約を締結する時の

”幸せでありたいと願っただけなのに

気がつけばこの手には何も残らない”

と歌う『運命の轍』では

時代に抗って

何と言われようと生きていこうとする

イザボーの悲哀や苦悩が吐露されてるようで

思わず涙…。


そうしたエネルギッシュな生き様が

舞台空間いっぱいに溢れた作品でした。


こういう王朝もの、歴史もの

イザボーのような人物のストーリーとなると

重厚感のある音楽や

重く悲劇的なメロディになりそうなのに

時代感とは全く違うロック調の

ノリノリな音楽や

情報量の多い歌詞が早口で歌われるなど

ある意味

作品内容とは相容れなさそうなのに

逆に登場人物達の心情が伝わって

全く違和感のない音楽でした。


舞台美術は松井るみ氏。

最近 自分が観る舞台の美術は

たいてい松井氏で

毎回

良くぞここまで世界観を表現しているなぁ と

もう憧れでしかない方。


今回は

中央で同心円に動く3層の装置が見どころで

それが複雑に動き、組み合わさることで

中世の宮殿のようになり

流れるように

次々と色んな場面を作り出していました。


更にその装置のおかげで

舞台の左右だけでなく

上下にも演者が動くので

空間全体が使われている印象もあり

単にイザボーの世界観だけでなく

観ていて飽きないスピード感と

舞台美術の面白さを感じさせてくれました。


衣装は前田文子氏。

この方のお名前もよく見る。


イザボー以外のプリンシパルは黒

イザボーは赤という衣装は

その対比がわかりやすい。


イザボーの赤い衣装は

運命が血に染まっていく

…というイメージなのだとか。

赤と言っても

真紅のような深い赤色なので

王妃としての高貴さや

イザボーの強さも感じられる。


イザボーだけは何回か衣装替えがあったけど

いずれも赤い衣装。

でもその時のイザボーの心象が表されていて

衣装も人物像を表現していることを

改めて感じました。


アンサンブルのダンスも良くて

登場人物の心情を表現するように

周囲で踊るシーンもいくつかありましたが

適度な表現だったと思いました。


こんな風に思うのも

実は「赤と黒」を観た時に

登場人物の心情を表すダンスが

多すぎるように思って

もっと見せ方があるんじゃないかなぁ

と思ったから。


それと比べてしまったからか

この作品では

適切なシーンでダンス表現があって

歌を聴かせるシーンは

きっちりとソロの歌だけで見せてくれたので

「歌のみ」「歌+ダンス」の表現の緩急が

舞台の緩急にもなって

人物の心情を感じやすかったように思います。


個人的に気に入ったのは

イザボーが複数の男性と関係を持ったことを

タンゴで表したシーン。

次々と踊る相手が変わっていき

妖艶な雰囲気が

男性遍歴を上手く表してるなぁ と。


そして

気に入ったシーンと言えばラストシーン。

これから大阪公演で観る人もいるだろうから

詳しくは書かないけど

キーワードは赤。


とにかく印象的で感動的で

このラストシーンを観たいがために

チケットを追加したといってもいいくらい

ステキなシーン。

すごい演出だと思いました。


プリンシパルの役者さんも

実力のある方ばかりなので

歌はもちろん聴き応え十分だったし

イザボー役の望海風斗さんは圧巻。

この人以外には

イザボーは演じられないんじゃないか

と思うくらいどハマりで

イザボーの濃厚でエネルギー溢れる人生を

深く演じられていたと思いました。


個人的にファンの上川一哉さんは

国王シャルル6世の弟役で

女性と見れば…みたいな役柄でしたが

ブルゴーニュ派との対立や

国王の弟という立場で

彼なりの苦悩や複雑な思いが

たくさんあっただろうに

それを表面には出さずにいたんだろうな と。

でも暗殺されてしまって

ちょっとショックだった…


上三角下三角上三角


ハマりまくって何回もリピートした

『アンドレ・デジール最後の作品』を

最初に観た時の感動と同じような感動を

この『イザボー』にも感じて

観終わった後の高揚感が高かったのは

オリジナルミュージカルだったからなのか…


やはり日本人が作るオリジナル作品は

音楽も最初から日本語で作られるから

歌詞も伝わりやすいし

演出はもちろん

美術も衣装も照明も全てを

日本人が一から作り上げていくだけに

日本人の感覚や感情に

スっと入ってくるような気がします。


『イザボー』は1回目に観劇した日から

千秋楽まで日にちがあまりなかったので

2回しか観られなかったけど

もしまだ公演が続いていたら

もう何回かリピートしたかもしれない。

それくらい感動してハマった作品でした。


Blu-ray&DVDの発売があるみたいなんで

それでまた楽しもう。




あみぐるみ工房 Periko Factory

あみぐるみ雑貨の販売をしています

 

《ネット販売》

    minne


 

《委託販売》
     東京都台東区浅草橋2-25-4 ACMビル1階
  

 

ぜひ のぞいてみてねラブラブ

 
クローバーこちらもよろしくお願いしますクローバー
★しらっきー ⇒ Instagram   Twitter
★ぺり子   ⇒ Instagram  Twitter   
 
 
『しらっきー&ぺり子のひとりごと』
お気に召したらこちらをポチっとよろしくです音譜
フォローしてね
コメント・いいねも大歓迎~ラブラブ
 
 
 
しらっきー&ペり子のオススメ 
お肌ツルツル、化粧水が染み込んでいきます香水
送料のみの無料プレゼントあります!
 茶塩洗顔
YAMAMOTO茶塩工房