こんにちは。


12月に入りましたね。


いよいよ、冬。


また、寒くて暗い日々が始まります。




相方さんのお母様が、


もう、随分長い間、癌の闘病生活を


送っておられます。


身体のあちこちに転移し、


今はもう、積極的治療をやめ、


緩和ケアに切り替えたと聞いたのは


数ヶ月前のこと。



コロナが流行し、


私はお母様に会えなくなりました。


万が一、何かしらのウイルスや菌を


持ち込んでしまってはいけないので、


会えずにいたのです。


先月だったか、


実家に帰った相方さんから電話があり、


お母様が私と話したがっていると言われ、


久しぶりにお母様の声を聞くことができました。


お母様は何度も、



「あんたの明るい声が聞きたかったんや。


元気そうでよかった。


あんたの声を聞いてると元気が出るわ。」



と、仰ってくださいました。



そのお母様が、


昨日の朝、救急車で緊急搬送されたそうで、


あまり、体調が良くないとのこと。


もう、いつどうなってもおかしくないと、


相方さんから電話がありました。


相方さんは今日、


お母様の病院に行ってくると言っていました。



どうも、


お父様がかなり動揺なさっているようで、


電話では話がなかなか要領を得ない様子。


お父様も、寝込んでしまって、


ご飯も食べられないと仰っている様子。



いつかは、こんな日がくるとわかっていても、


やっぱりすごく胸が痛い。



こんなことは、不謹慎なのかもしれないけれど、


私はしまってあった喪服に


袖を通しました。


この服には、とても恐ろしい力があって、


この服に袖を通すと、


とても苦しい気持ちでいっぱいになります。


うわーっと、


暗く、真っ暗なものが、


胸の奥に広がります。


昨日は、すっかり落ち込んで、


起き上がれなくなってしまいました。


私がこんなふうになってはいけない。


わかってはいるのだけど、


人の死に触れることが、


本当に恐ろしい。


そして、とてもとても不謹慎なのだけれど、


私はお葬式が怖いのです。


お葬式に参列することを想像すると、


頭が混乱して、爆発しそうになります。



私が袖を通した喪服は、


若い頃に揃えたもので、


かなり窮屈なサイズになりました。


それでも、そう頻繁に着る物ではないので、


買い替えずにいます。


でも、今回、


新しく買い替えた方がいいのかなぁ?


と、そんなことを考える自分がいて、


とても冷たい自分というか、


おそろしく冷静な自分と、


ものすごく動揺している自分の


二面性に戸惑っています。



そして、


息子にもそろそろ、


礼服が必要なのかなぁ?


せめて、スーツだけでも


用意しておいた方がいいのかなぁ?


なんて考えていたり。



今月下旬、


相方さんのお母様のお誕生日があって、


その時にはお手紙を出そうと思っていたのですが


お手紙が読める状態ではないかもしれない…。



色々な感情が頭を巡り、


不安が止まらない毎日が続きそうです。