ふと、結婚ってことを考えたワタクシ。

今は、結婚願望とか、あんまりないけど、
やはり20代の頃は人並みに結婚願望があった。

一番初めに結婚って言葉を、お付き合いしている人から聞いたのは
確かあれ、20歳の時だったと思う。
当時、私は短大生。
お付き合いしていたのは、高校の同級生で、
高2の時お付き合いし、一度別れてしまったけれど、
短大2年の時にまた、よりを戻したのだった。

まだ、短大生だった私は、結婚とか全然ピンとこなかったけど、
何となくふんわりと、その人とは結婚は出来ないんだろうなって思った。

高校の時からすごくすごく大好きで、
初めて告白された時から、
その人に夢中になっていった。
でも、夢中になればなるほど、
素直になれなくて、彼の前では何も話せなくなっていった。
男友達の前だとベラベラと良くしゃべる私が、
彼の前では何も話せない。

「良くしゃべるし、おもろいヤツやで。」

と、私のことを聞いていたらしい彼。
全然話さない私のこと、どう思っていたんだろう?

数年後、風の便りで結婚したことを知った私は、
その日、涙が止まらなかった。
良かったね、って思うには時間がかかった。




初めて私が、自分から

この人と結婚したいなぁ

って思ったのは、23歳の時だった。
まぁ~、歳も結婚に憧れる歳だったのかもしれない。
当時お付き合いしていた人と、
すごく結婚したい!って思った。
でも、たぶん、今思えば、結婚がしたかったのであって、
その人じゃなきゃダメって訳じゃなかったのかも。

その彼には、相当振り回されたような気がする。
いや、私も振り回したのかもしれないけど。
リストカットしたり、ODしたりしたのも、当時のこと。
きっと、彼には相当迷惑かけたんだろうな。

すごく、怖い人ではあったけど、大好きだった。
怒らせると怖いから、怒らせないようにって
すごく気を遣っていた。
怖いからその分、優しい時にはすごく優しく感じちゃったんだろうな。

高速に乗って2時間の距離だった彼。
良く、昼も夜もなく会いに行ったけど、
彼も、夜中に突然会いに来てくれたりした。
誕生日には、黙って夜中に会いに来て私を驚かせた。
一緒に桜を見に行ったり、映画もたくさん見たし、
いろんな事をして楽しかった。

私と別れた後、1年も経たないうちに結婚しちゃって、
私はやっぱりショックでしばらく立ち直れなかった。
どうして私じゃダメだったんだろう?
そればっかりが、頭の中をぐるぐると回っていた。

「お前とは来世で結婚しような。」

なんて言ってたっけ。




そして、27歳で元旦那と再会し(元旦那は高校の友達)、
一年の同棲を経て28歳で結婚。
このときには、若かった頃のような情熱はなかったかもしれない(笑)。
とりあえず、元旦那は一緒に居て楽だった。
私のことは何でも知っていて、それでもイヤって言わなくて、
お互いに老夫婦のようで、居心地が良かった。
そして、私は家(実家)から逃げたかった。


で、37歳で離婚。

まぁ、結婚したこと自体に後悔はないんだけど、
あの時、私の実家が逃げたいくらいドロドロしてなかったら、
私は未だに結婚してなかったかもなぁ・・・と思う。
そして、結婚してなかったら、双極性障害の診断もついてなかったかも。
双極に間違いはなかったけど、たぶん、まともに病院行ってなかったかも。

今回の結婚を通して得た、最大の宝物は、やはり息子だ。
息子には苦しい思いをさせてばっかりで、
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだけど、
私も元旦那も、息子の存在だけは、本当に感謝している。

私の約9年間の結婚生活。
結婚して良かったんだろうか?
息子のことはさておき、結婚自体については・・・。
どうだったんだろう・・・?
もちろん、元旦那には感謝すべき点も多々ある。
楽しいこともたくさんあった。
幸せな時間もあった。
うむ、そう思うと、結婚したことは良かったのではないか。


さて。
離婚して、半年以上が過ぎた今。
も一度、結婚したいか?
時々聞かれるんだよね。


結論としては、

わかりません。


っていうのも、今は、結婚したい!とか思ってないし、
結婚するとなると、ややこしいだろうなぁ~とか、
子持ちの再婚だから、やはり不安だし、
そもそも、元旦那の言う通り、誰が私を選ぶねん?!って話だよ。
だから、結婚は今のところ、ないなぁ~。
この先、結婚しても良いな、とか、結婚したいな、とか
思うようになるんだろうか?
わからんなぁ~。
懲りた、とかは思わないけど、結婚しなくても、
恋愛で良いんじゃない?とか思ってみたり。

まぁ、今はシングルライフをまったりゆったり
楽しみたいなぁって気持ちです。
私の友達には、シングルの友人が3人居ますが、
(シングルってのは結婚歴なしのシングルさんですが。)
彼女たちはみな、すごく輝いている。
私は彼女たちがとてもうらやましく、まぶしく見える。
子持ちししゃもの私は、同じようには行かないだろうけど、
それでも彼女たちのように、自身の生活を輝かせたいなって
心底、そう思います。