先ほど、息子の小学校へ行ってきました。
何をしに行ってきたかというと、
スクールカウンセラーさんとの面談です。
初めての面談で、少し緊張しましたが、
涙あり、笑いあり、安堵あり・・・
いろんな感情を交えて帰ってきました。

息子は、何じゃかんじゃと理由をつけては
学校を行き渋っています。
実は今、毎朝私が車で学校付近まで
送っていって居るのです。

原因はありません。
あ、いや、いろいろありますが、
原因探しは正直、無意味です。
彼はなかなか賢いので、あれこれと原因を探れば、
それに対して理由をいろいろと見つけてきます。
でも、それは、本当の理由ではなく、
“きっかけ”にしか過ぎないのです。

息子は、母親の私から見て、若干の生きづらさを
抱えていると思います。
人は皆、それぞれに個性があり、
生きづらさだって抱えていることでしょう。
だから、それがフツーだよって言ってしまえばそれまでのこと。
だけれども、私自身の抱える“発達障害の域に入らないけれど
何となくおかしい“という感覚に非常に似ているので、
『ほっとけ』とは思えないのです。

さて。
彼は、おそらく“対人関係”が非常に苦手で、けれども
対応できる能力はあるので、エネルギーを消耗して
必死で頑張っているのだと思う。
と、言われました。
カウンセラーさん曰く、周囲の男の子たちが、とがった
シャープなイメージだとすれば、息子は丸いイメージなのだとか。
少々荒っぽい、きつい言葉を浴びせても、彼はぼよんと跳ね返してしまう。
バチッと噛み合わない印象を受けました。
と言われました。

ああ、一緒だ。
私や、彼の父親と・・・。
私たちは皆一様に、対人関係が苦手です。
息子の父親(元旦那)は解らないけれど、
私は、それなりに対人関係を築くことは出来るので、
エネルギーをマックスまで使って、苦手な対人関係を
構築しています。
針は常に振り切れており、疲弊しきっています。
彼が毎日、学校で思っている以上に疲弊しているのと同じく、
私は職場で、思われている以上に疲弊しているのです。
同じだなぁ・・・と、つくづくしみじみ思いながら帰ってきました。
周りから見れば、楽しそうに学校生活を送っているように
見える息子。
でも、本当は、必死でついて行っている。
食らいついている。
周りを見て、伺い、神経を使い、頑張りに頑張っているのだなぁと、
改めて思い知りました。

おそらく、適応しようという力はあるので、
学校の先生から見たら、「何の問題もない」「楽しくやっている」と
いう風に見えるのでしょう。
と言われ、切なくなりました。

彼にとっては、両親の離婚、引っ越し、転校、母親の就職・・・
色々なことが積み重なり、ストレスも半端じゃないほどかかっている。
常に走り続けているんでしょう。

そして、私の、“何となくおかしい”という違和感を、
「気のせい」とか、「あなたが神経質すぎるから」とか言う言葉で返さずに
「そうね、そういう部分があるかもしれないと思いましたね。」
と言ってくださったカウンセラーさんに私は安堵しました。
そして、涙がポロポロとこぼれ落ちました。

とにかく、彼が帰ってきたらねぎらうこと。
うちの中では出来るだけストレスのない生活を送らせてやること。
そんなアドバイスをいただきました。
難しいけれど、頑張りたいです。

来週も、同じ時間に面談の約束をして、一つの宿題を出されて帰ってきました。

「一日一個、息子の良いこと探しをすること。」

これが宿題です。
忘れそう・・・^^;
仕事に追われて帰ってきたら忘れてしまいそうですが、
なるべく、頑張って毎日、良いことを探して褒めてやりたいと思います。