映画『ザ・ホエール』 | ヨシベエの観劇感激日記

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ミュージカル好きのヨシベエのブログです。特にミュージカル俳優の平方元基くんの大ファンです。映画と音楽も…あ、それからプロ野球の広島カープも大好きで、観劇と映画鑑賞の感想を中心に、時々カープのことも熱く語りたいと思います。よろしくお願いします。

すっかり感想をまとめるのが遅くなってしまったんですが…σ(^_^;)


4月8日(土)、東京で「歌姫」をやっている可愛いお友達が広島のライブハウスに凱旋出演?!するのを聴きに来た時、ランチを食べた後まだ時間があったので、その前に広島市内の名画座で観たのがこの『ザ・ホエール』という映画でした。

(ライブハウスに関する記事はこちらです↓)

【作品紹介】
「ブラック・スワン」のダーレン・アロノフスキー監督が、「ハムナプトラ」シリーズのブレンダン・フレイザーを主演に迎えた人間ドラマ。劇作家サム・D・ハンターによる舞台劇を原作に、死期の迫った肥満症の男が娘との絆を取り戻そうと無償の愛を紡ぐ最期の5日間を描く。

【あらすじ】
40代のチャーリー(ブレンダン・フレイザー)はボーイフレンドのアランを亡くして以来、過食と引きこもり生活を続けたせいで肥満症となり、健康を損なっていた。アランの妹で看護師のリズ(ホン・チャウ)に助けてもらいながら、オンライン授業の講師として生計を立てているが、心不全の症状が悪化しても病院へ行くことを拒否し続けていた。そんな彼の前に突然現れた謎の宣教師トーマス(タイ・シンプキンス)は、神への信仰を通して彼を救いたいと言うが、果たしてトーマスの真意は……。一方、自身の死期が近いことを悟った彼は、8年前にアランと暮らすために妻のメアリー(サマンサ・モートン)と離婚し、家庭を捨ててから疎遠になっていた娘のエリー(セイディー・シンク)に会いに行くが、彼女は学校生活や家庭に多くの問題を抱え、心が荒みきっていた。彼は果たしてエリーとの絆を取り戻すことができるのか……。



てっきり動物愛護団体のプロパガンダ映画かと思ったら、全然違うヒューマンドラマでした!(^^;;

でも、やっぱりある意味単純なエンターテインメント系ではない外国の映画は、その文化的・宗教的背景とか人生観・世界観の違いとか…によって、わかりにくいというか理解しにくいところが多々あり、それをなんとか理解しよう!?と頑張って、一つ一つのエピソードやセリフなんかを自分なりに解釈しようとしながら観ていたら、とにかく疲れる疲れる…アセアセ

しかも、よく考えれば考えるほど!?よくわからないところが本当に多くって…えーん


以下、どうにもうまくまとめられなくって、鑑賞後あれこれ考えた?!ことを箇条書き風に書き殴ったものに多少手を加えてご紹介したいと思います。(汗)


なぜチャーリーはあそこまで病院に行くのを嫌がるのか…

消極的自殺願望!?

肥満体であることが病気の根本原因なんだろうから、皆が言うように早く病院に行って、高血圧や心不全などの治療と並行して肥満を解消するための施術や食事療法などを行っていれば彼は助かったのでは?!という思いが最後まで頭から離れず、どうしても彼に「共感」することができませんでした!アセアセ


娘のエリーはとにかくけったくそ悪い!σ(^_^;)

→いくら父親に「捨てられて」傷ついたとしても、もっと素直になれや!
と、時々イラっとしてしまった…σ(^_^;)


別れた妻メアリーに一番共感!

→夫が「男」を選んで自分たち家族を…自分を捨てた!という事実は、彼女のプライドをズタズタにしただろうし、お酒や薬に頼りたくなるのもわかる!大泣き


結論は、神による救いなんかない!ってこと?!

→日本人にはわざわざ言わなくてもわかってることではないか?

→欧米人に対する問題提起にはなっていると思うが…


役者の演技や役作りには脱帽!

チャーリーの体型!

→巨大な肉襦袢をつけての撮影だったらしいけど、それでも顔の豊満さはそれなりの「肥満体」を思わせるもので、「役作り」のためとはいえ俳優さんが命がけでその人物に成り切ろうとしている!という役者根性みたいなものをひしひしと感じました!


役者さんたちはとにかく上手い!
→息もつかせぬセリフの応酬には、固唾を飲んで見入ってしまう…

→でも、結局は早く病院に行けよ!とか、父ちゃんの愛情がわからんのか!とか、ツッコミ?を入れたくなる…(^^;;

リズのアジア顔にはほんと親近感…

→でも、やっぱり欧米人の中にいると妙に浮いているように見える…(「多様性」を象徴しているんだろうけど…)

→それでも、リズの顔は時々ハッとする美しさ…

若き日のオノヨーコを彷彿とさせる…?!

→それも、ジョンレノンをダメにした魔女!?のイメージを払拭する狙いがあるとか?(というのは考えすぎ?!σ^_^;)


世界的名作とされる『白鯨』とのイメージの関連性が曖昧…真顔
(これが一番物足りなかった!)

→単にチャーリーの体が巨大なクジラに見えるからというだけに過ぎないような…?驚き

→もうちょっとそこを深掘りしてほしかった!



ということで、自分の理解力のなさを棚に上げて!?(汗汗💦)今回のヨシベエさんの評価は…


※ヨシベエのオススメ度…2


5  必見です‼︎
4  お薦めです!
3  良かったです
2  アレレ? もう一つでした
1  私はお薦めしません


いえ、面白いところも考えさせられるところもいっぱいあったし、決して悪い映画ではないと思うんですよ!

でも良かったんですが、何しろ私には消化不良の部分があまりにも多すぎて…赤ちゃん泣き

これ、もとは舞台劇だったそうですが、映画ではなく舞台のままの方が良かったのでは?と思えて仕方ありません。

舞台なら、(すぐ目の前にいる!)チャーリーの心情にもっと共感し、この話の世界観にもっとのめりこめたのでは?!と思ったりしたんですが、どうなんでしょうね…σ(^_^;)