日帰り山陰の旅①八重垣神社 | ヨシベエの観劇感激日記

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ミュージカル好きのヨシベエのブログです。特にミュージカル俳優の平方元基くんの大ファンです。映画と音楽も…あ、それからプロ野球の広島カープも大好きで、観劇と映画鑑賞の感想を中心に、時々カープのことも熱く語りたいと思います。よろしくお願いします。

先日の日曜日、主人と一緒に島根から鳥取の境港まで、ドライブに行って来ました。おねがい
(最近山陰に行くことが多いなあ…^^; )

島根県と言えば出雲大社ですが!?この前行ったばかりなので(こちらの記事を参照)、「縁結び」の神社と言えば実はココ!という八重垣神社にまずは行って来ました。ウインク


↑ 正面から見た八重垣神社

↑ 本殿

「八重垣」とは、「日本最古の和歌」!?とされる、素戔嗚尊(スサノオノミコト)の次の歌から取られています。

八雲立つ 出雲八重垣
妻籠み(つまごみ)に
八重垣つくる   その八重垣を

この歌、実は高校時代に古文の教科書で知って、私がその魅力のトリコになった歌です!爆笑
私にとって、古代のロマンへの憧れはここから始まっている!と言っても過言ではないほど!?ラブ

その歌碑が、この本殿の裏手にありました。


ちなみに、素盞嗚尊は天照大神(アマテラスオオミカミ)の弟で、この出雲の地で「ヤマタノオロチ(八岐大蛇)」を退治したことで有名な神様です。

天照大神の統治する高天原(タカマガハラ)で乱暴の限りを尽くして(偉大な姉への反発?^^; )高天原から追われた素盞嗚尊は、この出雲の斐の川(ひのかわ)に降り立ちます。
そこで、老夫婦脚摩乳、手摩乳(アシナズチ、テナズチの老夫婦と一人の娘の稲田姫(イナダヒメ)が泣いているところに出くわし、事情を聞くと、実は老夫婦には8人の娘がいたんですが、年に一度恐ろしい「ヤマタノオロチ」という怪物がやってきて娘を食べてしまう!ガーン今年もその時期が近付いたため、最後に残った末娘の稲田姫(櫛名田比売(クシナダヒメ)ともいう)も食べられてしまう…えーんと泣いていたのでした。
素盞嗚尊は稲田姫との結婚を条件にヤマタノオロチ退治を約束します。
その時、素盞嗚尊は斐の川から七里離れた佐草の郷(佐久佐女の森=現在の「奥の院」)に、大杉を中心に「八重垣」を造り、稲田姫を隠します。その後、見事にヤマタノオロチを退治した素盞嗚尊は、両親である老夫婦の許しを得て稲田姫と夫婦となり、この佐草の地に宮造りし、夫婦の宮居としたということで、まさに日本史上最初の一目惚れ婚!?ということで、縁結びの道をこの地に開いたということなんですね!てへぺろ

ということで…

この歌碑の背後に「奥の院」である「佐久佐女(サクサメ)の森」があるんですが、の入り口にこんな立て札も…

「古代結婚式発祥の地」って…滝汗

まあ、そうかもしれませんね!ウインク


その「奥の院」というのが、ここ!

↑ まず目に飛び込んでくるのは、その稲田姫をお祭りした天鏡神社

↑ その横にある「鏡の池」

この池の水を「鏡」にして、姫が身だしを整えたとか…

で、この「鏡の池」に、社務所で買った占い用紙を浮かべ、その上に百円か十円硬貨を置き(五円じゃないのね…)、用紙ごと早く沈めば良縁が早く訪れ、遅ければ遅いほど縁が遠いとされます。えー

ちなみに、↑の写真で池の上に浮かんでいる白いものが占い用紙です。

よく見ると、実は真ん中辺に穴が空いていて、どうやら用紙が沈まないまま硬貨の重みで用紙が破れ、硬貨だけ沈んでしまったみたいですね…ガーンあせる

(この場合、もう縁がない!ということ!?ゲッソリ )




私たちがその場にいる間に何人かの女性が占いをされていましたが、ある方の占い用紙は、硬貨を乗せて程なく、紙が硬貨を包み込むようにスーっと沈んでいきました。

「へ〜、あんな風に沈むんだ!」と、ちょっと感動…口笛

でも、ある方は…

いつまで待っても沈まず、その場に座り込んでじっとお祈りを捧げておられました。

なんだか切ない…

(だから私は、昔からおみくじも引かないし基本的に神頼みはしない…まあ、最近になって少しはするようになったけど…σ^_^; )


↑ 「鏡の池」の少し手前には、こんなものが…

素盞嗚尊が造られた「八重垣」の中心となった大杉の跡だそうです。

その大杉は今らもうありませんが、その横に、けっこう大きな杉が何本かスックと立っていました。


何だか、「古代のロマン」の雰囲気が漂いまくってません?デレデレ(←おいおい!^^; )


さて、その「奥の院」の出口(入り口!?)近くには、こんなものも!




2本の椿の木が途中で一緒になっている!?びっくり

というので、「夫婦椿(めおとつばき)」と呼ばれます。

夫婦円満の証!?てへぺろ


ちなみに、この八重垣神社には「夫婦椿」は3箇所あります。

ここと、上に紹介した歌碑の横にある、ちょっと小さな「乙女椿」とも言われる夫婦椿ーー


ちなみに、この横には、稲田姫の父親の脚摩乳(アシナズチ)の父親である大山祇神(オオヤマツミノミコト)と、その娘である石長比売(イワナガヒメを祀った社(山神神社)があります。


石長比売といえば、美しい妹の木花佐久夜毘売(コノハナサクヤヒメ)とセットで、天孫瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の妻になったのだけど、醜かったので彼女だけ返されたって言われる女性ですね…

瓊瓊杵尊もひどいやつ!プンプン

花のような美しい人生とともに岩のような永遠の命を願って娘たちを嫁がせた父親の大山祇神もえらいご立腹で、そのお陰で人類は短命になったのだとか?!ガーン

その父と一緒に、永遠の命や堅実な幸せを願う人たちの守り神になってくださっている…ということなのかな?おねがい


↑ もう一つの「夫婦椿」は、神社の正面の鳥居から道路を挟んで反対側にありました。

この写真ではちょっとわかりにくいですが、2本の椿の木が途中で完全に一つになり、再び二又に分かれて、寄り添いあいながらそれぞれ幹を広げています。

うん、これぞ理想の夫婦の姿!?口笛


なかなかそうはいかないところもあるし、いつもいつもうまくいくわけではないけれど…って、うまくいくはずがない!?キョロキョロ

というのが「夫婦」の真実なのかもしれないけれど、でもやっぱり目指すべきところはそこかなあ〜なんね、ちょっぴり考えさせれられました…爆笑