広島市内では、今日と明日の2日間しか公演がありません。
今日は午後6時半からのソワレのみ、明日は午後1時半からのマチネと6時半からのソワレの2回公演がありますが、仕事の都合で今日のみ!
結局1時間の有給を取って、何とか開演に間に合いました…
(午後6時開演だったらヤバかったかも…😱)
全く知らない方ばかりです!😅💦
でも、バレエの要素やシーンが多いし、バレエを得意あるいは専門にされてる?方が多いのかな…
キャストの皆さん、みんな動きが綺麗でバレエ的なダンスやジャンプ!?もとても華麗でステキでした!
ハンス・クリスチャン・アンデルセン役の竹内一樹さん!
四季好きの友達によると、「あまり花がない」そうなんですが…😅
いやいや!
満開!とまではいかなくても!?八分咲きから九分咲きくらいまでは行ってたんじゃないかな〜なんてね!
純朴で夢見がちな明るい好青年!って感じで、とっても好感度高かったように思います。🤗
カーテンコールでも大きな拍手もらってたしね…
ただ、特に前半、もう少しはっちゃけたような感じでも良かったのかな?
プリマドンナのマダム・ドーロに向ける夢見るような憧れの眼差しも、もう少し「狂気」みたいなものさえ感じさせてくれたらもっとドキドキしたかも…とは思います。
友達が物足りなかった!?のもそんなところなのかな…?
でも、確かにハッとするような美青年!でも、いわゆるイケメン〜っていうのでもないけど(ごめんなさい!^^; )、ちゃんと「ハンス」に見えたし、特に2幕では、よく張った良い声とともに、「人魚姫」バレエシーンをはじめ、完全にその場を支配していたように思います。
(あまりにも良い声すぎるのと、バレエシーンが美しすぎるのとで!?ついウトウトしてしまいましたが…💦 )
このお話って、『アンデルセン童話』の作者として有名なハンス・クリスチャン・アンデルセンが「童話作家」として認められるまでのお話なんですね…
こんな背景があるって、知りませんでした!
「おやゆび姫」も、「みにくいアヒルの子」も、コンプレックスに悩む子供達を元気づけるために作られたお話だったなんて…
ハンスの優しさや大らかさ、そして何より「想像力」の素晴らしさに、心を鷲掴みにされたみたいな感激を覚えました!
また、最後は海の泡になって消えてしまう悲しい「人魚姫」のお話の背景にそんなエピソードがあったなんて…
これは、ハンスの切ない、「届かない想い」のお話であり、またその昇華された想いと魂の浄化のお話なんですね…
(であればなおさら!?ディズニーの『リトル・マーメイド』のあの能天気な!?改変は許せない!? )
ただ、作品全体として、とにかく明るく!前向きに!?アンデルセンの生涯を描こうとしているようで、人生の悲哀というか…それを掘り下げることでどうしても出て来てしまう「暗さ」とか…はあまり感じられず、私的にはそこがちょっと物足りないと言えば物足りなかったかも…
(いや、暗けりゃ良いってもんでもないとはわかってはいるんですけどね…σ^_^; )
あえて「子供」の観劇を意識した作りになっているのか…
まあ、ステージ全体が基本的におとぎ話的な明るい構成になっているので、ちょっと「ファミリー・ミュージカル」的な方向性も持っているのかな…と思ったんですけどね…
いやまあ、それそのものは別に良いんですけどもね、ただ実際に小さな子供づれの人が多くて…
いや、観劇マナーが良ければ別に良いんですよ!
でも、特に私のすぐ左横に座った母子がもう最悪で…
最初から最後まで、とにかくしゃべるしゃべる!
挙げ句の果ては、知っている歌の時は一緒に歌ったりするから、もう気が散って気が散って…
お前らのへたくそな歌を聴きに来とん違うわ〜!
と、何度キレそうになったか…
そのお母さん、注意するどころか、自分も一緒に(むしろ率先して!?)歌ってるし、娘の質問?に大きな声で答えてるし…
子供に注意しようとか、注意しなくては!という意識さえないみたいで…
おまけに、途中で何度もスマホのメールチェックしてるのか、液晶画面の光がどうしても目に入って、気が散るったら…
観劇慣れしてないのかと思えば、子供が「あ、この人、『ガンバの冒険』に出てた人?」とか母親に聞いたりして、四季のミュージカルにはよく来るみたいでかなり詳しいようです。
なのに、何で観劇マナーがこんなに悪いの?!
今までどの観劇でもこんな感じで、誰にも何も言われず来たから、これで良いと思ってるの?!
まあ、他にもマナーの悪い人は多くて…というか、子連れが多いせいかどうしても私語が多いし、赤ん坊の泣き声も響き渡るし…
いや、赤ん坊を連れて来るなとは言わないけど(って、言ってる?^^; )、「母子観劇室」もあるんだし…
私も子供が小さい頃、どうしても行きたかったコンサートに連れて行った時に「母子室」を利用して、確かにガラス越しで臨場感なくてものすごく残念だったことがあるし、できたら「母子室」は使いたくないという気持ちも、子連れでも観たいものは観たい!という気持ちもわかるんですが…
ま、少なくとも、言えばわかる年齢になった子には、観劇マナーとは何か!?ぐらいはちゃんと教えてから観劇してほしいなと、つくづく思いました!
元気の出るステキな舞台で、役者さんたちも熱演してくださっていただけに、ちょっと残念な観劇になってしまいました…
でも、一方で、小さい時からこんな良質の素晴らしい舞台に触れることができる子供達って幸せだと思うし、そこからどんどんいろんなものを吸収していってほしいなあって、あらためて思いました。
悪いのは子供ではなくって、親!なんですよね!
私も気をつけたいと思います…